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公開番号
2025077308
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189396
出願日
2023-11-06
発明の名称
電池用包装材および緩衝用パッド
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01M
50/256 20210101AFI20250512BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池外観の擦れキズを低減する。
【解決手段】トレー110は、各々が電池パックを挿入可能な窪みを有する、互いに対向する電池収納部132,142とそれらの間に設けられた台座117とを有する。台座117は、電池収納部132,142の窪みの深さ方向に略垂直な上面117aを有する。緩衝用パッド150は、上面117aに設置される板状の底部材151と、底部材151の電池収納部132,142の各々の側の端部から立ち上がる板状の第1の部材152および第2の部材153とを有する。第1の部材152は、電池収納部132内の電池パック312を、電池収納部142から電池収納部132へ向かう方向に付勢する。第2の部材153は、電池収納部142内の電池パック322を、第1の部材152とは逆方向に付勢する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
各々が電池を挿入可能な窪みを有する、互いに対向する第1の収納部と第2の収納部と、
前記第1の収納部と前記第2の収納部との間に設けられた台座であって、前記窪みの深さ方向に略垂直な面を有する前記台座と、
を有するトレーと、
前記面に設置される板状の底部材と、
前記底部材の前記第1の収納部の側の第1の端部から立ち上がる板状の第1の部材であって、前記第1の収納部に収納される第1の電池を、前記第2の収納部から前記第1の収納部へ向かう方向に付勢する前記第1の部材と、
前記底部材の前記第2の収納部の側の第2の端部から立ち上がる板状の第2の部材であって、前記第2の収納部に収納される第2の電池を、前記第1の収納部から前記第2の収納部へ向かう方向に付勢する前記第2の部材と、
を有する緩衝用パッドと、
を備えることを特徴とする電池用包装材。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記緩衝用パッドは、板状の段ボールにおける互いに対向する両端部分を、前記第1の端部に対応する位置、および、前記第2の端部に対応する位置で折り曲げたものである、
ことを特徴とする請求項1記載の電池用包装材。
【請求項3】
前記トレーを水平面に置いたときに、前記台座における前記面の前記水平面からの高さは、前記トレーの外周を囲う縁の前記水平面からの高さよりも低い、
ことを特徴とする請求項1記載の電池用包装材。
【請求項4】
前記台座は、前記第2の収納部から前記第1の収納部へ向かう方向への前記緩衝用パッドの移動を制限する第1の突起部と、前記第1の収納部から前記第2の収納部へ向かう方向への前記緩衝用パッドの移動を制限する第2の突起部とを有する、
ことを特徴とする請求項1記載の電池用包装材。
【請求項5】
前記第1の収納部に挿入された前記第1の電池と、
前記第2の収納部に挿入された前記第2の電池と、
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の電池用包装材。
【請求項6】
各々が電池を挿入可能な窪みを有する、互いに対向する第1の収納部と第2の収納部と、前記第1の収納部と前記第2の収納部との間に設けられた台座であって、前記窪みの深さ方向に略垂直な面を有する前記台座と、を有するトレーにおける前記面に設置される板状の底部材と、
前記底部材の前記第1の収納部の側の第1の端部から立ち上がる板状の第1の部材であって、前記第1の収納部に収納される第1の電池を、前記第2の収納部から前記第1の収納部へ向かう方向に付勢する前記第1の部材と、
前記底部材の前記第2の収納部の側の第2の端部から立ち上がる板状の第2の部材であって、前記第2の収納部に収納される第2の電池を、前記第1の収納部から前記第2の収納部へ向かう方向に付勢する前記第2の部材と、
を備えることを特徴とする緩衝用パッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電池用包装材および緩衝用パッドに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電池の輸送時などにおいて、複数の電池を収容する包装材が用いられている。
例えば、複数個の電池を横並び状態で収容し得る六面体状の2つのトレーを、各トレーの上面を開放して連設した電池用包装箱の提案がある。当該電池用包装箱は、一方のトレーの開放面と他方のトレーの開放面とを重ね合わせた状態とすることができる。
【0003】
また、複数個の扁平角形電池をこれの前後の扁平面どうしが対面する縦姿勢で前後に並べて収容する内装部材と、内装部材を内部に収容する収容箱とを備える包装容器の提案もある。当該包装容器の内装部材は、扁平角形電池が載置される底壁と、内装部材の前後に配置される一対の緩衝材とを一体形成してなるものである。当該包装容器では、両緩衝材の間に扁平角形電池が配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平5-34188号公報
特開2010-9825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
包装材に収容した電池を輸送する際、輸送時の振動や衝撃によって電池に付されたラベルなどの外観に擦れキズが発生する可能性がある。
1つの側面では、本発明は、電池外観の擦れキズを低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様では、トレーと緩衝用パッドとを備える電池用包装材が提供される。トレーは、各々が電池を挿入可能な窪みを有する、互いに対向する第1の収納部と第2の収納部と、第1の収納部と第2の収納部との間に設けられた台座であって、当該窪みの深さ方向に略垂直な面を有する台座と、を有する。緩衝用パッドは、当該面に設置される板状の底部材と、底部材の第1の収納部の側の第1の端部から立ち上がる板状の第1の部材であって、第1の収納部に収納される第1の電池を、第2の収納部から第1の収納部へ向かう方向に付勢する第1の部材と、底部材の第2の収納部の側の第2の端部から立ち上がる板状の第2の部材であって、第2の収納部に収納される第2の電池を、第1の収納部から第2の収納部へ向かう方向に付勢する第2の部材と、を有する。
【0007】
また、1つの態様では、緩衝用パッドが提供される。緩衝用パッドは、底部材と、第1の部材と、第2の部材とを有する。底部材、第1の部材および第2の部材は板状である。底部材は、各々が電池を挿入可能な窪みを有する、互いに対向する第1の収納部と第2の収納部と、第1の収納部と第2の収納部との間に設けられた台座であって、当該窪みの深さ方向に略垂直な面を有する台座と、を有するトレーにおける当該面に設置される。第1の部材は、底部材の第1の収納部の側の第1の端部から立ち上がり、第1の収納部に収納される第1の電池を、第2の収納部から第1の収納部へ向かう方向に付勢する。第2の部材は、底部材の第2の収納部の側の第2の端部から立ち上がり、第2の収納部に収納される第2の電池を、第1の収納部から第2の収納部へ向かう方向に付勢する。
【発明の効果】
【0008】
1つの側面では、電池外観の擦れキズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電池用包装材の斜視図である。
トレーの斜視図である。
緩衝用パッドの斜視図である。
電池が収納された電池用包装材の斜視図である。
電池用包装材の斜視断面図である。
電池用包装材の断面図である。
比較例の電池用包装材である。
比較例の電池用包装材の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、電池用包装材の斜視図である。
電池用包装材100は、電池を収納して輸送するために用いられる。電池用包装材100には、複数の電池パックが収納される。電池パックは、1または複数の電池を包装したものである。電池パックは、組電池や電池パッケージなどと言われてもよい。例えば、電池パックは、リード線および端子付きのものとすることができる。電池用包装材100は、トレー110および緩衝用パッド150を備える。トレー110は、直方体形状であり、上面側に電池や端子を収納するための窪みが設けられている。トレー110の材料は、例えば樹脂である。トレー110は、端子収納部111,112、リブ113,114、凹部115,116および電池収納部列130,140を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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