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公開番号
2025098758
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215114
出願日
2023-12-20
発明の名称
アルカリ電池
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01M
6/08 20060101AFI20250625BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】負極合剤が漏れにくいアルカリ電池を提供すること。
【解決手段】アルカリ電池1は、有底円筒状で底面に正極端子が形成された正極缶2と、正極缶2の内部に設けられて、正極缶2と同軸に配置された円筒状の正極合剤3と、正極合剤3の内周側に設けられた円筒状のセパレータ7と、セパレータ7の内周側に充填されたゲル状の負極合剤5と、負極合剤5に挿入された集電棒6と、集電棒6を支持するとともに正極缶2の開口を塞ぐガスケット14と、正極缶2の開口18であってガスケット14を挟んでセパレータ7の反対に設けられた負極端子板12と、を備える。セパレータ7は、負極端子板12側となる端部から正極端子側となる一定の領域がガスケット14に当接する当接領域30とされており、当接領域30は内側に湾曲しており、端部が負極合剤5側に向かうように折り返されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
有底円筒状で底面に正極端子が形成された正極缶と、
前記正極缶の内部に設けられて、前記正極缶と同軸に配置された円筒状の正極合剤と、
前記正極合剤の内周側に設けられた円筒状のセパレータと、
前記セパレータの内周側に充填されたゲル状の負極合剤と、
前記負極合剤に挿入された集電棒と、
前記集電棒を支持するとともに前記正極缶の開口を塞ぐガスケットと、
前記正極缶の開口であって前記ガスケットを挟んで前記セパレータの反対に設けられた負極端子板と、を備え、
前記セパレータは、前記負極端子板側となる端部から前記正極端子側となる一定の領域が前記ガスケットに当接する当接領域とされており、
前記当接領域は内側に湾曲しており、端部が前記負極合剤側に向かうように折り返されているアルカリ電池。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記ガスケットの外周面のうち前記負極合剤側を向く面には、前記正極缶と同軸の環状に延びるとともに、断面形状が前記負極端子板側に凹となるように湾曲した対向面が形成されており、
前記対向面に前記当接領域が当接している請求項1に記載のアルカリ電池。
【請求項3】
前記ガスケットは、前記集電棒が挿入されて前記集電棒を支持する支持部と、支持部の周囲に形成された環状の弁部と、前記弁部よりも厚く形成されて前記弁部の外周に環状に設けられた外周部と、を有し、
前記対向面は前記外周部に形成されており、
前記ガスケットにおいて前記対向面の裏面部分は、断面形状が前記負極端子板に向けて凸となるように湾曲している請求項2に記載のアルカリ電池。
【請求項4】
前記ガスケットは、前記正極合剤に向けて凸となるように屈曲した緩衝部を前記対向面よりも外周側に有する請求項3に記載のアルカリ電池。
【請求項5】
断面形状における前記対向面の曲率半径が前記ガスケットの半径の10%以上である請求項2に記載のアルカリ電池。
【請求項6】
径方向において前記対向面が形成された範囲は前記ガスケットの中心から前記ガスケットの半径の15%から65%となる範囲である請求項2に記載のアルカリ電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、アルカリ電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
アルカリ電池では、有底筒状の正極缶を備える。正極缶の内部には、正極缶と同軸の筒状に形成されたセパレータが設けられている。正極缶の内部では、セパレータの外側に正極合剤が設けられ、セパレータの内側にゲル状の負極合剤が設けられている。アルカリ電池は、正極缶の開口を塞ぐガスケットを備える。
【0003】
アルカリ電池では、負極合剤がセパレータの外側に漏れてしまうとショートしてしまう。そこで、セパレータの端部をガスケットに当接させて、セパレータとガスケットの間から負極合剤がセパレータの外側に漏れてしまうことの防止が図られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-122254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えばガスケット側を下に向けてアルカリ電池が落下して床と衝突したときに、ガスケット側に流動した負極合剤がセパレータとガスケットとの間からセパレータの外側に漏れてしまう場合があった。
【0006】
開示の技術では、負極合剤が漏れにくいアルカリ電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によるアルカリ電池は、有底円筒状で底面に正極端子が形成された正極缶と、正極缶の内部に設けられて、正極缶と同軸に配置された円筒状の正極合剤と、正極合剤の内周側に設けられた円筒状のセパレータと、セパレータの内周側に充填されたゲル状の負極合剤と、負極合剤に挿入された集電棒と、集電棒を支持するとともに正極缶の開口を塞ぐガスケットと、正極缶の開口であってガスケットを挟んでセパレータの反対に設けられた負極端子板と、を備える。セパレータは、負極端子板側となる端部から正極端子側となる一定の領域がガスケットに当接する当接領域とされており、当接領域は内側に湾曲しており、端部が負極合剤側に向かうように折り返されている。
【発明の効果】
【0008】
本願の開示するアルカリ電池の一態様によれば、負極合剤が漏れにくいアルカリ電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1のアルカリ電池の断面図である。
図2は、図1に示したA部分を拡大した部分拡大断面図である。
図3は、図1に示したガスケットを負極合剤側から見た図である。
図4は、実施の形態1のアルカリ電池の製造工程を示す図である。
図5は、実施の形態1のアルカリ電池の製造工程を示す図である。
図6は、比較例1のアルカリ電池のセパレータとガスケットとの当接部分を拡大した部分拡大断面図である。
図7は、比較例2のアルカリ電池のセパレータとガスケットとの当接部分を拡大した部分拡大断面図である。
図8は、実施形態1のアルカリ電池と比較例のアルカリ電池の落下試験の結果を示す図である。
図9は、実施形態1のアルカリ電池と比較例のアルカリ電池の振動試験の結果を示す図である。
図10は、実施の形態1の変形例に係るアルカリ電池の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願の開示するアルカリ電池の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態によって、本願の開示する電池が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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