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公開番号
2025073357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184067
出願日
2023-10-26
発明の名称
電池
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
H01M
50/528 20210101AFI20250502BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 電極を外装缶の底部へ固定するときに電極への干渉の少ない構造を有する電池を提供する。
【解決手段】 電池1は、正極板11と負極板12とをセパレータ13を介して対向させて筒状に巻回して構成された電極体3を、有底の円筒形の外装缶2に収容する。集電体10は、中央に開口10aを有し、電極体の軸方向の一端部に取り付けられる。固定部材5は、導電性を有し、外装缶の底部に固定される。固定部材は、集電体に向けて突出する突起部7を有する。突起部に向けて集電体の開口を押し込むことにより前記集電体を外装缶に固定して、集電体を固定部材を介して外装缶に電気的に接続させる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
正極板と負極板とをセパレータを介して対向させて筒状に巻回して構成された電極体を、有底の円筒形の外装缶に収容した電池であって、
中央に開口を有し、前記電極体の軸方向の一端部に取り付けられる集電体と、
前記外装缶の底部に固定される導電性の固定部材と、
を備え、
前記固定部材は、前記集電体に向けて突出する突起部を有し、
前記突起部に向けて前記集電体の開口を押し込むことにより前記集電体を前記外装缶に固定して、前記集電体を前記固定部材を介して前記外装缶に電気的に接続させる、ことを特徴とする電池。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記電極体は、中央に、前記軸方向に沿って前記一端部から他端部に貫通する円筒形の空芯部を有し、
前記突起部は、前記集電体と対向する前記固定部材の対向面から前記軸方向に延びる軸部と、前記軸部の先端に設けられて前記空芯部内に位置する頭部とを有し、
前記頭部の最大直径は、前記電極体の一端部において前記軸方向と直交する前記空芯部の断面の直径よりも小さい、請求項1記載の電池。
【請求項3】
前記頭部は、前記集電体と接触する頭部座面を有し、
前記頭部の最大直径は、前記集電体の開口の直径よりも大きく、且つ、前記開口の直径の前記頭部の最大直径に対する割合は88%以上である、請求項2記載の電池。
【請求項4】
前記固定部材の軸部は、前記開口内を挿通し、
前記集電体の厚みは、前記突起部の頭部座面と前記対向面との距離よりも長く、且つ、前記集電体の厚みに対する前記頭部座面と前記対向面との距離の割合は88%以上である、請求項2または3記載の電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池に関し、特に電極体を外装缶の底部に固定する電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、アルカリ蓄電池は、正極及び負極の間にセパレータを介在させ、これらを渦巻状に巻回した後、負極の端部に集電体を接続して筒状の電極体を形成する。この電極体を金属製の外装容器に収納した後、筒状の電極体中央に軸方向に延びる空洞に溶接棒を挿通して集電体を外装容器に溶接する。その後、正極の端部に集電リードを有する集電体を溶接し、電解液を外装容器に充填する。次に、集電リードを封口体に溶接し、封口体を外装容器の開口部に絶縁ガスケットを介して装着することにより開口部を密閉する。次に、封口体に正極端子を取り付けて電池を完成させる。
【0003】
上記のように、集電体を外装容器に溶接するために、渦巻状の電極体の中心部の空芯部に挿通させた溶接棒により、集電体と外装容器との抵抗溶接を行い、電極体を外装容器に固定していた。
【0004】
しかし、抵抗溶接を行うときに溶接棒が電極に接触したりすると電極体を傷つけることがあった。そこで、集電体と外装容器との溶接に代えて、外装容器の底部内面に突出部を設け、突出部に集電体の中央開口を嵌入させ、その後突出部をつぶして集電体を外装容器の底部に固定する構造が取られていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-257470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、突出部をつぶすために、電極体の中心の空芯部に挿通させた道具が誤って電極体と干渉して電極体を傷つけることがあった。
【0007】
本発明の目的は、上記課題を解決するために、電極体を外装缶の底部へ固定するときの電極体への干渉の少ない構造を有する電池を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の電池は、正極板と負極板とをセパレータを介して対向させて筒状に巻回して構成された電極体を、有底の円筒形の外装缶に収容した電池であって、中央に開口を有し、前記電極体の軸方向の一端部に取り付けられる集電体と、前記外装缶の底部に固定される導電性の固定部材と、を備え、前記固定部材は、前記集電体に向けて突出する突起部を有し、前記突起部に向けて前記集電体の開口を押し込むことにより前記集電体を前記外装缶に固定して、前記集電体を前記固定部材を介して前記外装缶に電気的に接続させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の電池によれば、筒状に巻回された電極体の中心の空芯部に工具を挿入せずに、電極体を外装缶の缶底に固定して電極体を外装缶に電気的に接続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施の形態に係る電池の一部を切欠且つ展開した斜視図である。
(A)固定プレートの斜視図、(B)外装缶に装着された固定プレートの断面図である。
負極板、セパレータ及び正極板を重ねた状態を示す平面図である。
負極集電体の斜視図である。
固定プレートを介して外装缶の缶底に固定された電極体を示す断面図である。
固定プレートの変形例を示す斜視図である。
負極集電体を取り付けた電極体の外装缶に固定された固定プレートへの取付を説明する図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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