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公開番号
2025073049
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2024063766
出願日
2024-04-11
発明の名称
レジスト材料及びパターン形成方法
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250501BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ポジ型であってもネガ型であっても、高感度であり、LWR及びCDUが改善されたレジスト材料、並びにこれを用いるパターン形成方法を提供する。
【解決手段】ヨウ素原子で置換されたアリールスルホン酸アニオンが主鎖に結合したスルホニウム塩又はヨードニウム塩構造を有するベースポリマーを含むレジスト材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ヨウ素原子で置換されたアリールスルホン酸アニオンが主鎖に結合したスルホニウム塩又はヨードニウム塩構造を有するベースポリマーを含むレジスト材料。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記ベースポリマーが、下記式(a)で表される繰り返し単位を含むものである請求項1記載のレジスト材料。
TIFF
2025073049000125.tif
41
58
(式中、pは、0~10の整数である。qは、1~5の整数である。
R
A
は、水素原子又はメチル基である。
R
B
は、水素原子であるか、X
1
と結合して環を形成してもよい。
X
1
は、単結合、エステル結合、フェニレン基又はナフチレン基である。
X
2
は、単結合又は炭素数1~20のヒドロカルビレン基であり、該ヒドロカルビレン基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子及びハロゲン原子から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。
X
3
は、単結合、エーテル結合、エステル結合、スルホン酸エステル結合、スルホニル基又はカルボニル基である。
R
1
は、水素原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、炭素数1~20のヒドロカルビル基、炭素数1~20のヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~20のヒドロカルビルオキシカルボニル基、炭素数2~20のヒドロカルビルカルボニルオキシ基、炭素数1~20のヒドロカルビルスルホニルオキシ基、-N(R
1A
)-C(=O)-R
1B
、-N(R
1A
)-C(=O)-O-R
1B
又は-N(R
1A
)-S(=O)
2
-R
1B
であり、該ヒドロカルビル基、ヒドロカルビルオキシ基、ヒドロカルビルオキシカルボニル基、ヒドロカルビルカルボニルオキシ基及びヒドロカルビルスルホニルオキシ基は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、ヒドロキシ基、アミノ基、エステル結合、エーテル結合、ウレタン結合、ウレア結合、カーボネート結合、アミド結合、スルホン酸エステル結合、カルボニル基、スルフィド基及びスルホニル基から選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。R
1A
は、水素原子又は炭素数1~6の飽和ヒドロカルビル基であり、該飽和ヒドロカルビル基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニル基又は炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基を含んでいてもよい。R
1B
は、炭素数1~16の脂肪族ヒドロカルビル基又は炭素数6~12のアリール基であり、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニル基又は炭素数2~6の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基を含んでいてもよい。
Arは、炭素数6~16の(p+q+1)価芳香族炭化水素基である。
M
+
は、スルホニウムカチオン又はヨードニウムカチオンである。)
【請求項3】
qが、2、3又は4である請求項2記載のレジスト材料。
【請求項4】
前記ベースポリマーが、更に下記式(b1)又は(b2)で表される繰り返し単位を含む請求項1記載のレジスト材料。
TIFF
2025073049000126.tif
51
75
(式中、R
A
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。
Y
1
は、単結合、フェニレン基若しくはナフチレン基、又はエステル結合、エーテル結合及びラクトン環から選ばれる少なくとも1種を含む炭素数1~12の連結基であり、該フェニレン基、ナフチレン基及び連結基は、ヒドロキシ基、炭素数1~8の飽和ヒドロカルビルオキシ基及び炭素数2~8の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基から選ばれる少なくとも1つを有していてもよい。
Y
2
は、単結合又はエステル結合である。
Y
3
は、単結合、エーテル結合又はエステル結合である。
R
11
及びR
12
は、それぞれ独立に、酸不安定基である。
R
13
は、炭素数1~4の飽和ヒドロカルビル基、ハロゲン原子、炭素数2~5の飽和ヒドロカルビルカルボニル基、シアノ基又は炭素数2~5の飽和ヒドロカルビルオキシカルボニル基である。
R
14
は、単結合又は炭素数1~6のアルカンジイル基であり、該アルカンジイル基は、ヒドロキシ基、炭素数1~8の飽和ヒドロカルビルオキシ基、炭素数2~8の飽和ヒドロカルビルカルボニルオキシ基、エーテル結合及びエステル結合から選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよい。
aは、0~4の整数である。)
【請求項5】
化学増幅ポジ型レジスト材料である請求項4記載のレジスト材料。
【請求項6】
前記ベースポリマーが、酸不安定基を含まないものである請求項1記載のレジスト材料。
【請求項7】
化学増幅ネガ型レジスト材料である請求項6記載のレジスト材料。
【請求項8】
更に、有機溶剤を含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項9】
更に、クエンチャーを含む請求項1記載のレジスト材料。
【請求項10】
更に、界面活性剤を含む請求項1記載のレジスト材料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト材料及びパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの微細化が急速に進んでいる。5Gの高速通信と人工知能(artificial intelligence、AI)の普及が進み、これを処理するための高性能デバイスが必要とされているためである。最先端の微細化技術としては、波長13.5nmの極端紫外線(EUV)リソグラフィーによる5nmノードのデバイスの量産が行われている。さらには、次世代の3nmノード、次次世代の2nmノードデバイスにおいてもEUVリソグラフィーを用いた検討が進められており、ベルギーのIMECは2Åのデバイス開発を表明している。
【0003】
パターンの微細化とともに、ラインパターンの線幅のラフネス(LWR)及びホールパターンやドットパターンの寸法均一性(CDU)が問題視されている。ベースポリマーや酸発生剤の偏在及び凝集の影響や、酸拡散の影響が指摘されている。さらに、レジスト膜の薄膜化にしたがってLWRやCDUが大きくなる傾向があり、微細化の進行に伴う薄膜化によるLWR及びCDUの劣化は深刻な問題になっている。
【0004】
EUVレジスト材料においては、高感度化、高解像度化及び低LWR化を同時に達成する必要がある。酸拡散距離を短くするとLWRやCDUは向上するが、低感度化する。例えば、ポストエクスポージャーベーク(PEB)温度を低くすることによってLWRやCDUは向上するが、低感度化する。クエンチャーの添加量を増やしてもLWRやCDUは向上するが、低感度化する。感度とLWRとのトレードオフの関係を打ち破ることが必要である。
【0005】
ヨウ素原子を有するアニオンを含むオニウム塩が酸発生剤として添加されたレジスト材料が提案されている(特許文献1)。EUVの吸収が大きいヨウ素原子を有することによって、露光中に酸発生剤が分解する効率が高まり、高感度化する。フォトンの吸収量が増えて、物理的なコントラストを高めることができる。
【0006】
パーフルオロアルキル化合物(PFAS)の健康への影響が指摘されており、欧州REACHにおけるPFAS化合物の製造、販売に制限を設けようとする動きがある。半導体リソグラフィー関係において、現在PFASを含む多くの化合物が用いられている。例えば、界面活性剤、酸発生剤等にこれを含む材料が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-159744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のレジスト材料よりも高感度で、かつラインパターンのLWR及びホールパターンのCDUを改善することが可能なレジスト材料の開発が望まれている。
【0009】
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、ポジ型であってもネガ型であっても、高感度であり、LWR及びCDUが改善されたレジスト材料、並びにこれを用いるパターン形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、前記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、ポリマー主鎖に結合したヨウ素原子で置換されたアリールスルホン酸のスルホニウム塩又はヨードニウム塩構造を有するポリマーバウンド型酸発生剤を用いることによって、高感度であり、LWR及びCDUが改善され、コントラストが高く、解像性に優れ、プロセスマージンが広いレジスト材料を得ることができることを見出し、本発明を完成させた。
(【0011】以降は省略されています)
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