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公開番号2025072437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2025014511,2023030606
出願日2025-01-31,2018-03-14
発明の名称補体が媒介する疾患および障害を処置するための方法
出願人バイオベラティブ・ユーエスエイ・インコーポレイテッド
代理人個人,個人
主分類A61K 39/395 20060101AFI20250430BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】個体における補体が媒介する疾患または障害を処置する化合物を提供する。
【解決手段】それを必要とする対象における補体が媒介する疾患または障害の処置における使用のための抗C1s抗体を含む医薬組成物であって、該対象に該抗C1s抗体の有効量を投与することを含み、該投与後の該抗C1s抗体の血清中濃度は、少なくとも約20μg/mLである、前記医薬組成物である。前記抗体の有効量は、少なくとも約4g、少なくとも約5g、少なくとも約6g、少なくとも約7g、少なくとも約8g、少なくとも約9gである、前記医薬組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
それを必要とする対象における補体が媒介する疾患または障害の処置における使用のための抗C1s抗体を含む医薬組成物であって、該対象に該抗C1s抗体の有効量を投与することを含み、該投与後の該抗C1s抗体の血清中濃度は、少なくとも約20μg/mL、少なくとも約25μg/mL、少なくとも約30μg/mL、少なくとも約35μg/mL、少なくとも約40μg/mL、少なくとも約45μg/mL、少なくとも約50μg/mL、少なくとも約55μg/mL、少なくとも約60μg/mL、少なくとも約65μg/mL、少なくとも約70μg/mL、少なくとも約75μg/mL、少なくとも約80μg/mL、少なくとも約85μg/mL、少なくとも約90μg/mL、少なくとも約95μg/mL、または少なくとも約100μg/mLである、前記医薬組成物。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記抗体の有効量は、少なくとも約4g、少なくとも約5g、少なくとも約6g、少なくとも約7g、少なくとも約8g、少なくとも約9gである、請求項1に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項3】
前記抗体の有効量は、約4gから約10gの間、約5gから約9gの間、約5gから約8gの間、約6gから約8gの間、約5.5gから約8.5gの間、約6gから約8gの間、約6.5gから約8gの間、6.5gから7.5gの間、6gから約7.5gの間、7gから約8gの間、または約7gから約7.5gの間である、請求項2に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項4】
前記抗体の有効量が、少なくとも約60mg/kg、少なくとも約65mg/kg、少なくとも約70mg/kg、少なくとも約75mg/kg、少なくとも約80mg/kg、少なくとも約85mg/kg、少なくとも約90mg/kg、少なくとも約95mg/kg、少なくとも約100mg/kg、少なくとも約105mg/kg、少なくとも約110mg/kg、少なくとも約115mg/kg、少なくとも約120mg/kg、少なくとも約125mg/kg、少なくとも約130mg/kg、少なくとも約135mg/kg、少なくとも約140mg/kg、少なくとも約145mg/kg、少なくとも約150mg/kg、少なくとも約155mg/kg、少なくとも約160mg/kg、少なくとも約165mg/kg、少なくとも約170mg/kg、少なくとも約175mg/kg、少なくとも約180mg/kg、少なくとも約185mg/kg、少なくとも約190mg/kg、少なくとも約195mg/kg、または少なくとも約200mg/kgである、請求項1に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項5】
抗C1s抗体は、対象の血液中の網状赤血球の数を増加させる、請求項1~4のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項6】
抗C1s抗体は、対象におけるヘモグロビンのレベルを増加させる、請求項1~5のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項7】
抗C1s抗体は、対象における、例えば血液中のC3d陽性赤血球のパーセンテージを減少させる、請求項1~6のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項8】
抗C1s抗体は、対象における、例えば血液中のビリルビンのレベルを減少させる、請求項1~7のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項9】
抗C1s抗体は:
a)i)配列番号1のアミノ酸配列を有するCDR-L1、配列番号2のアミノ酸配列を有するCDR-L2、配列番号3のアミノ酸配列を有するCDR-L3を含む軽鎖可変領
域および重鎖可変領域;ならびにii)配列番号4のアミノ酸配列を有するCDR-H1、配列番号5のアミノ酸配列を有するCDR-H2、および配列番号6のアミノ酸配列を有するCDR-H3を含む重鎖可変領域(VH);または
b)i)配列番号10のアミノ酸配列を有するCDR-L1、配列番号11のアミノ酸配列を有するCDR-L2、配列番号3のアミノ酸配列を有するCDR-L3を含む軽鎖可変領域;ならびに
ii)配列番号12のアミノ酸配列を有するCDR-H1、配列番号13のアミノ酸配列を有するCDR-H2、および配列番号14のアミノ酸配列を有するCDR-H3を含む重鎖可変領域
を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
【請求項10】
抗C1s抗体は:
a)配列番号15に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号18に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
b)配列番号15に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号19に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
c)配列番号15に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号20に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
d)配列番号15に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号21に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
e)配列番号16に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号18に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
f)配列番号16に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号19に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
g)配列番号16に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号20に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
h)配列番号16に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号21に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
i)配列番号17に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号18に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
j)配列番号17に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号19に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;
k)配列番号17に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号20に記載のアミノ酸配列を含むVH領域;または
l)配列番号17に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号21に記載のアミノ酸配列を含むVH領域
を含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
先行して出願された出願への相互参照
本出願は、2017年3月14日付けで出願された米国仮出願第62/471,190号、および2017年8月31日付けで出願された米国仮出願第62/553,059号の利益を主張し、これらは全て、参照によってそれらの全体が開示に組み入れられる。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
電子的に提出された配列表への参照
本出願と共にASCIIテキストファイルで電子的に提出された配列表の内容(名称:4159.505PCO2_SeqListing.TXT;サイズ:24,288バイト;および作成日:2018年3月13日)は、参照によってその全体が本明細書に組み入れられる。
【背景技術】
【0003】
補体系は、病原体や他の有害物質からの保護だけでなく傷害からの回復ももたらす、免疫応答の周知のエフェクターメカニズムである。補体経路は、典型的に体内に不活性型で存在するいくつものタンパク質を含む。古典的補体経路は、C1q、C1r、およびC1sタンパク質からなるC1複合体と称される補体第一成分の活性化によって引き起こされる。C1が免疫複合体または他のアクチベーターに結合すると、C1s成分であるフルオロリン酸ジイソプロピル(DFP)感受性セリンプロテアーゼは、補体成分C4およびC2を切断して、古典的補体経路の活性化を開始させる。古典的補体経路は、多くの疾患および障害において役割を果たすようである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
当分野において、補体が媒介する疾患または障害を処置する化合物が必要である。さらに、このような疾患または障害を検出またはモニターできる化合物も必要である。また、このような化合物およびその組成物を生産および使用するための方法も必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の開示は、個体における補体が媒介する疾患または障害を処置する方法、およびそれを必要とする個体において補体成分C4の活性化を阻害する方法を提供する。一部の態様において、本方法は、個体に抗C1s抗体を5.5gの固定用量で投与することを含む。一部の態様において、抗C1s抗体は、隔週で個体に投与される。
【0006】
一部の態様において、抗C1s抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含む抗体の軽鎖可変領域の軽鎖相補性決定領域(CDR)および配列番号8のアミノ酸配列を含む抗体の重鎖可変領域の重鎖CDRを含む。
【0007】
一部の態様において、抗C1s抗体は、ヒト化されている。一部の態様において、ヒト化抗体は、ヒト化された軽鎖フレームワーク領域および/またはヒト化された重鎖フレームワーク領域を含む。
【0008】
一部の態様において、抗C1s抗体は:i)配列番号1のアミノ酸配列を有するCDR-L1、配列番号2のアミノ酸配列を有するCDR-L2、配列番号3のアミノ酸配列を有するCDR-L3を含む相補性決定領域(CDR)を含む軽鎖可変領域;ならびにii)配列番号4のアミノ酸配列を有するCDR-H1、配列番号5のアミノ酸配列を有するCDR-H2、および配列番号6のアミノ酸配列を有するCDR-H3を含むCDRを含
む重鎖可変領域を含む。
【0009】
別の態様において、抗C1s抗体は:i)配列番号10のアミノ酸配列を有するCDR-L1、配列番号11のアミノ酸配列を有するCDR-L2、配列番号3のアミノ酸配列を有するCDR-L3を含む相補性決定領域(CDR)を含む軽鎖可変領域;ならびにii)配列番号12のアミノ酸配列を有するCDR-H1、配列番号13のアミノ酸配列を有するCDR-H2、および配列番号14のアミノ酸配列を有するCDR-H3を含むCDRを含む重鎖可変領域を含む。
【0010】
別の態様において、抗C1s抗体は:配列番号15に記載のアミノ酸配列を含むVL領域;および配列番号18に記載のアミノ酸配列を含むVH領域を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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