TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025072433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2025014155,2022581009
出願日2025-01-30,2021-07-16
発明の名称薄膜形成用成長抑制剤、これを用いた薄膜形成方法、及びこれから製造された半導体基板
出願人ソウルブレイン シーオー., エルティーディー.
代理人弁理士法人グローバル・アイピー東京
主分類C23C 16/02 20060101AFI20250430BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】副反応を抑制して薄膜成長率を低下させ、さらに薄膜内の工程副生成物を除去することにより、複雑な構造を有する基板上に薄膜を形成する場合でも、段差被覆性及び薄膜の厚さ均一性を大きく向上させる薄膜形成用成長抑制剤、これを用いた薄膜形成方法及びこれから製造された半導体基板を提供する。
【解決手段】下記の化学式1
[化学式1]AnBmXoYiZj(Aは炭素またはケイ素、Bは水素または炭素数1~3のアルキル、Xはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素のうちの1種以上であり、Y及びZは独立して酸素、窒素、硫黄及びフッ素からなる群から選択される1種以上であって互いに同一でなく、nは1~15の整数であり、oは1以上の整数であり、mは0~2n+1であり、iとjは0~3の整数である。)で表される化合物である薄膜形成用成長抑制剤、これを用いた薄膜形成方法、及びこれから製造された半導体基板とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
下記の化学式1
[化学式1]
AnBmXoYiZj
(前記Aは炭素またはケイ素であり、前記Bは水素または炭素数1~3のアルキルであ
り、前記Xはフッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)及びヨウ素(I)のうちの1種
以上であり、前記Y及びZは独立して酸素、窒素、硫黄及びフッ素(フルオリン)からなる
群から選択される1種以上であって、互いに同一でなく、前記nは1~15の整数であり
、前記oは1以上の整数であり、mは0~2n+1であり、前記iとjは0~3の整数で
ある。)で表される化合物であることを特徴とする、
薄膜形成用成長抑制剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薄膜形成用成長抑制剤、これを用いた薄膜形成方法、及びこれから製造され
た半導体基板に関するものであり、より詳細には副反応を抑制して薄膜成長率を適切に低
下させ、薄膜内の工程副産物(副生成物)を除去することにより、腐食や劣化を防ぎ、複雑
な構造を有する基板上に薄膜を形成する場合でも、段差被覆性(step covera
ge)及び薄膜の厚さの均一性を大きく向上させる薄膜形成用成長抑制剤、それを用いた
薄膜形成方法及びそれから製造された半導体基板に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
メモリ及び非メモリ半導体素子の集積度は日々増加しており、その構造が次第に複雑に
なるのに伴い、様々な薄膜を基板に蒸着させるにあたっての段差被覆性(ステップ・カバ
レッジ;step coverage)の重要性が次第に増大している。
【0003】
前記半導体用薄膜は、窒化金属、酸化金属、ケイ化金属などからなる。前記窒化金属薄
膜としては、窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)、窒化ジルコニウム(Zr
N)などがあり、前記薄膜は、一般的に、ドーピングされた半導体のシリコン層と、層間
配線材料として用いられるアルミニウム(Al)、銅(Cu)などとの拡散防止膜(di
ffusion barrier)として用いられる。但し、タングステン(W)薄膜を
基板に蒸着する際には、接着層(adhesion layer)として使用される。
【0004】
基板に蒸着された薄膜が、優れたものであって、均一な物性を得るためには、形成され
た薄膜の、高い段差被覆性が必須である。したがって、気相反応を主に活用するCVD(
化学気相蒸着(化学気相成長);chemical vapor deposition)
工程よりも、表面反応を活用するALD(原子層蒸着(原子層堆積);atomic la
yer deposition)工程が活用されているのであるが、100%の段差被覆
性(ステップ・カバレッジ)を具現するには、依然として問題が存在する。
【0005】
また、前記窒化金属のうちで代表的なものである、窒化チタン(TiN)を蒸着させる
ために用いられる四塩化チタン(TiCl

)の場合、製造された薄膜内に、塩化物のと
いった工程副生成物が残留するようになり、アルミニウムなどといった金属の腐食を誘発
し、不揮発性の副生成物が生成されるという問題によって、膜質の劣化を招く。
【0006】
したがって、複雑な構造の薄膜形成が可能であり、層間配線材料を腐食させない薄膜の
形成方法、及び、これから製造された半導体基板などを開発することが必要であるのが実
情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
韓国公開特許第2006-0037241号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記のような従来技術の問題点を解決するために、本発明は、副反応を抑制して薄膜成
長率を適切に低下させ、薄膜内の工程の副生成物を除去することにより、腐食や劣化を防
止し、複雑な構造を有する基板上に薄膜を形成する場合にも段差被覆性(step co
verage)及び薄膜の厚さの均一性を大幅に向上させる薄膜形成用の成長抑制剤、こ
れを用いた薄膜形成方法、及び、これから製造された半導体基板を提供することを目的と
する。
【0009】
本発明は、薄膜の結晶性を改善することによって薄膜の密度及び電気的特性を改善させ
ることを目的とする。
【0010】
本発明の前記目的及び他の目的は、以下に説明する本発明によって、すべて達成するこ
とができる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社オプトラン
蒸着装置
20日前
OLED青森株式会社
製膜装置
2か月前
OLED青森株式会社
製膜装置
2か月前
中外炉工業株式会社
真空浸炭装置
1か月前
中外炉工業株式会社
真空浸炭装置
1か月前
東京エレクトロン株式会社
基板処理装置
1か月前
DOWAサーモテック株式会社
浸炭方法
3日前
TOTO株式会社
構造部材
2か月前
TOTO株式会社
構造部材
2か月前
東京エレクトロン株式会社
基板処理装置
14日前
日本製鉄株式会社
スナウト装置
1か月前
株式会社フジキン
気化装置およびガス供給方法
2か月前
株式会社神戸製鋼所
成膜方法
26日前
キヤノントッキ株式会社
成膜装置
10日前
株式会社オプトラン
光学薄膜形成装置および方法
10日前
株式会社スリーボンド
洗浄剤組成物
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜方法及び成膜装置
今日
株式会社カネカ
製膜装置
25日前
株式会社カネカ
製膜装置
2か月前
東ソー株式会社
ホウ化クロム含有クロム焼結体及びその製造方法
1か月前
芝浦メカトロニクス株式会社
成膜装置
1か月前
芝浦メカトロニクス株式会社
成膜装置
1か月前
日新電機株式会社
密閉処理装置
1か月前
大陽日酸株式会社
薄膜製造方法
1か月前
株式会社スタジオオーシャンマーク
防錆パック
20日前
トヨタ自動車株式会社
鋼部材の接合方法及び鋼製品の製造方法
10日前
大日本印刷株式会社
マスク及びマスクの製造方法
2か月前
大日本印刷株式会社
マスク及びマスクの製造方法
4日前
国立大学法人島根大学
透明導電膜形成方法および粉末ターゲット
1か月前
福田金属箔粉工業株式会社
銅系複合体膜及びその製造方法
1か月前
東京エレクトロン株式会社
クリーニング方法及び成膜装置
1か月前
東京エレクトロン株式会社
窒化ホウ素膜の成膜方法および成膜装置
18日前
株式会社SCREENホールディングス
スパッタリング装置
1か月前
株式会社SCREENホールディングス
スパッタリング装置
1か月前
大日本塗料株式会社
鋼構造物の洗浄方法
1か月前
矢崎総業株式会社
めっき付き炭素材料及びその製造方法
1か月前
続きを見る