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公開番号
2025065779
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175207
出願日
2023-10-10
発明の名称
防錆パック
出願人
株式会社スタジオオーシャンマーク
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C23F
11/02 20060101AFI20250415BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】様々な形状や大きさの道具箱に用いることができ、使用開始から長期間にわたる防錆効果を発揮できる防錆パックを提供する。
【解決手段】防錆パック1は、気密性を有する中空なパック本体2と、パック本体2内に収容された気化性防錆体4と、を具備している。パック本体2には、通気口2dが設けられている。通気口2dには、気密性を有するフラップシール3が取り外し可能に取り付けられている。気化性防錆体4は、即効性の防錆効果を有する即効性防錆剤4aと、長期間にわたる防錆効果を有する遅効性防錆剤4cと、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
気密性を有する中空なパック本体と、
このパック本体内に収容された気化性防錆体と、を具備し、
前記パック本体には開口部が設けられ、
この開口部には、気密性を有するシール材が取り外し可能に取り付けられ、
前記気化性防錆体は、即効性の防錆効果を有する即効性防錆剤と、長期間にわたる防錆効果を有する遅効性防錆剤と、を備える、
ことを特徴とする防錆パック。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記気化性防錆体は、
前記即効性防錆剤を含んだ即効性防錆体と、
前記遅効性防錆剤を含んだ遅効性防錆体と、で構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の防錆パック。
【請求項3】
前記パック体は、2枚のシート体を重ねて周縁を連結させたシート状に形成され、
これらシート体のいずれか一方に複数の前記開口部が貫通させて設けられ、
前記シール材は、前記複数の開口部のすべてを覆うように取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の防錆パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属製品の発錆を防止する防錆パックの技術分野に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、収容された金属製品の発錆を防止できる金属製品用の箱が知られている。この金属製品用の箱は、「箱本体12の内部に、防錆シート17を設ける。防錆シート17は、収容された包丁100の刃部102の下面側に設けられ、刃部102より小さい。防錆シート17には、気化性防錆剤が含浸されている。」構成とされている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3212284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の金属製品用の箱は、箱本体12の内部に、気化性防錆剤を含侵させた防錆シート17が設けられた構成である。このため、箱本体12内に収容させなければ防錆効果を期待できず、例えば道具箱などの様々な箱に用いることができないという実情にある。これに本発明の解決すべき課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、気密性を有する中空なパック本体と、このパック本体内に収容された気化性防錆体と、を具備し、前記パック本体には開口部が設けられ、この開口部には、気密性を有するシール材が取り外し可能に取り付けられ、前記気化性防錆体は、即効性の防錆効果を有する即効性防錆剤と、長期間にわたる防錆効果を有する遅効性防錆剤と、を備える、ことを特徴とする防錆パックである。
請求項2の発明は、前記気化性防錆体は、前記即効性防錆剤を含んだ即効性防錆体と、前記遅効性防錆剤を含んだ遅効性防錆体と、で構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の防錆パックである。
請求項3の発明は、前記パック体は、2枚のシート体を重ねて周縁を連結させたシート状に形成され、これらシート体のいずれか一方に複数の前記開口部が貫通させて設けられ、前記シール材は、前記複数の開口部のすべてを覆うように取り付けられている、ことを特徴とする請求項1または2記載の防錆パックである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明とすることにより、パック本体からシール材を取り外して開口部を開放させてから、例えば道具箱などの箱に収容させることにより、この箱に収容させた様々な金属製品の発錆を防止できる。よって、様々な形状や大きさの箱であっても用いることができる。特に、即効性の防錆効果を有する即効性防錆剤と、長期間にわたる防錆効果を有する遅効性防錆剤とを有する気化性防錆体をパック本体に収容させているため、使用開始から長期間にわたる防錆効果を発揮できる。
請求項2の発明とすることにより、パック本体への即効性防錆体および遅効性防錆体の収容量を容易に調整できるから、これら即効性防錆体および遅効性防錆体の収容量を適宜調整することにより、使用開始から長期間にわたる防錆効果をより効率良く発揮させることができる。
請求項3の発明とすることにより、例えば道具箱などの箱に対し、収容スペースを阻害することなく容易に収容できるとともに、複数の開口部を開放するための動作を簡易にでき、この開口部からの気化性防錆体の放出を効率よくできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
防錆パックの表面を示す平面図である。
上記防錆パックの裏面を示す底面図である。
上記防錆パックの内部構造を示す説明図である。
上記防錆パックからシール材を取り外した状態の内部構造を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は防錆パックである。この防錆パック1は、例えばルアー(疑似餌)やプライヤー、フック(釣り針)、リールなどの金属部品を有する釣り具を収納して保管するタックルボックスやバッカン(道具箱)等の収納ボックス(図示せず)に収容させて、これら金属製品の発錆を防止するための釣り具用強力サビ防止剤としての気化性防錆剤である。
【0009】
具体的に、防錆パック1は、図1ないし図4に示すように、2枚の矩形シート状のシート体2a,2bが重ね合わされ、これらシート体2a,2bの周縁全体が、例えば熱溶着されて連結された気密性を有する中空なパック本体2を備えている。パック本体2は、一対のシート体2a,2bの外周縁が周方向に亘って連結されて連結部2cが形成されている。ここで、連結部2cの連結方法としては、熱圧着以外の、例えば接着や熱圧着などの、熱溶着以外の様々な連結方法とすることもできる。
【0010】
そして、パック本体2の一主面である表面側に位置するシート体2aの幅方向および長手方向の中心位置には、このシート体2aの厚さ方向に貫通する開口部としての略円形状の複数、例えば計8個の通気口2dが設けられている。これら通気口2dは、図1、図3および図4に示すように、表面側のシート体2aの長手方向に沿って1列4個設けられ、この1列の通気口2dがシート体2aの幅方向に沿って2列設けられている。また、これら通気口2dは、シート体2aの長手方向および幅方向のそれぞれに沿って等間隔に間隔を空けて設けられている。さらに、これら通気口2dには、これら通気口2dを閉塞する略円形状の複数、例えば計8個の封止シート2eがそれぞれ取り付けられ、これら封止シート2eは、各通気口2dを封止した状態から取り外し可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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