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公開番号
2025052744
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161608
出願日
2023-09-25
発明の名称
クリーニング方法及び成膜装置
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C23C
16/44 20060101AFI20250328BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】成膜装置内パーツのダメージを抑制しながらクリーニングする。
【解決手段】成膜用原料ガス供給源と、成膜用反応ガス供給源と、第1クリーニングガス供給源と、第2クリーニングガス供給源と、処理容器内に設けられ、基板を載置し、昇降可能なステージと、処理容器内に設けられ、ステージに対向して処理空間を形成するキャップ部材と、を備える成膜装置のクリーニング方法であり、成膜用原料ガス供給源からの成膜用原料ガスと、成膜用反応ガス供給源からの成膜用反応ガスとを処理空間に供給することにより、基板の上に膜を形成することと、膜を形成した後の基板を搬出し、第1クリーニングガス供給源からの第1クリーニングガスと第2クリーニングガス供給源からの第2クリーニングガスとを交互に処理空間に供給することにより、処理空間内をクリーニングすることと、を有するクリーニング方法が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
成膜用原料ガス供給源と、
成膜用反応ガス供給源と、
第1クリーニングガス供給源と、
第2クリーニングガス供給源と、
処理容器内に設けられ、基板を載置し、昇降可能なステージと、
処理容器内に設けられ、前記ステージに対向して処理空間を形成するキャップ部材と、
を備える成膜装置のクリーニング方法であり、
前記成膜用原料ガス供給源からの成膜用原料ガスと、前記成膜用反応ガス供給源からの成膜用反応ガスとを前記処理空間に供給することにより、前記基板の上に膜を形成することと、
前記膜を形成した後の前記基板を搬出し、前記第1クリーニングガス供給源からの第1クリーニングガスと前記第2クリーニングガス供給源からの第2クリーニングガスとを交互に前記処理空間に供給することにより、前記処理空間内をクリーニングすることと、
を有するクリーニング方法。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記成膜用原料ガス供給源からの成膜用原料ガスと、前記成膜用反応ガス供給源からの成膜用反応ガスとを交互に前記処理空間に供給することにより、前記基板の上に膜を形成する、
請求項1に記載のクリーニング方法。
【請求項3】
前記成膜装置は、前記処理容器と前記第1クリーニングガス供給源とを接続する第1クリーニングガスラインに設置された第1バッファタンクと、前記処理容器と前記第2クリーニングガス供給源とを接続する第2クリーニングガスラインに設置された第2バッファタンクとを備え、
前記第1バッファタンクに一時的に貯留した前記第1クリーニングガスと、前記第2バッファタンクに一時的に貯留した前記第2クリーニングガスとを交互に前記処理空間へ供給する、
請求項1に記載のクリーニング方法。
【請求項4】
前記処理空間内をクリーニングするとき、前記ステージを上昇させることにより、前記処理空間内をクリーニングするときの前記ステージと前記キャップ部材との間隔を、前記基板の上に前記膜を形成するときの前記ステージと前記キャップ部材との間隔よりも狭くする、
請求項1~3のいずれか1項に記載のクリーニング方法。
【請求項5】
前記成膜装置は、本体部と前記キャップ部材とを有するシャワーヘッドを備え、
前記キャップ部材に形成されたガス孔と前記本体部に形成されたガス孔とから前記第1クリーニングガスと前記第2クリーニングガスとを交互に前記処理空間内及び前記処理空間の外側の処理空間外領域に供給することにより、前記処理空間内及び前記処理空間外領域をクリーニングする、
請求項1~3のいずれか1項に記載のクリーニング方法。
【請求項6】
前記基板の上に形成する前記膜はhigh―k膜であり、前記high―k膜が酸化膜の場合、前記第1クリーニングガスは、フッ素を含むガスである、
請求項1~3のいずれか1項に記載のクリーニング方法。
【請求項7】
前記基板の上に形成する前記膜がアルミナの場合、前記第1クリーニングガスと前記第2クリーニングガスとの組み合わせは、
前記第1クリーニングガスがHFガスのとき、前記第2クリーニングガスはTMAガス、DMACガス、Sn(acac)
2
ガス、TMAガスとDMACガスとの混合ガス、又はTMAガスとDMACガスとSn(acac)
2
ガスとSiCl
4
ガスとの混合ガスのいずれかであり、
前記第1クリーニングガスがCHF
3
ガスのとき、前記第2クリーニングガスはTMAガスであり、
前記第1クリーニングガスがHFガスとSF
4
ガスとの混合ガスのとき、前記第2クリーニングガスはSn(acac)
2
ガスである、
請求項6に記載のクリーニング方法。
【請求項8】
前記基板の上に形成する膜が酸化ハフニウムの場合、前記第1クリーニングガスと前記第2クリーニングガスとの組み合わせは、
前記第1クリーニングガスがHFガスのとき、前記第2クリーニングガスはDMACガス、又はDMACガスとTiCl
4
ガスとの混合ガスのいずれかであり、
前記第1クリーニングガスがHFガスとXeF
2
ガスとSF
4
ガスとの混合ガスのとき、前記第2クリーニングガスはDMACガスとTiCl
4
ガスとの混合ガスである、
請求項6に記載のクリーニング方法。
【請求項9】
前記基板の上に形成する膜が酸化ジルコニウムの場合、前記第1クリーニングガスと前記第2クリーニングガスとの組み合わせは、
前記第1クリーニングガスがHFガスのとき、前記第2クリーニングガスはDMACガス、DMACガスとTiCl
4
ガスとの混合ガス又はDMACガスとTMAガスとSn(acac)
2
ガスとSiCl
4
ガスとの混合ガスのいずれかであり、
前記第1クリーニングガスがWF
6
ガスのとき、前記第2クリーニングガスはDMACガスである、
請求項6に記載のクリーニング方法。
【請求項10】
前記基板の上に形成する膜がIGZOの場合、前記第1クリーニングガスと前記第2クリーニングガスとの組み合わせは、
前記第1クリーニングガスがHFガスであり、前記第2クリーニングガスがDMACガスである、
請求項6に記載のクリーニング方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、クリーニング方法及び成膜装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、基板に対して原子層エッチング(ALE:Atomic Layer Etching)を行うことにより、基板上の下層を損傷することなく対象膜を1Åレベルでエッチングすることを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2019-519918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、成膜装置内パーツのダメージを抑制しながらクリーニングすることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一の態様によれば、成膜用原料ガス供給源と、成膜用反応ガス供給源と、第1クリーニングガス供給源と、第2クリーニングガス供給源と、処理容器内に設けられ、基板を載置し、昇降可能なステージと、処理容器内に設けられ、ステージに対向して処理空間を形成するキャップ部材と、を備える成膜装置のクリーニング方法であり、成膜用原料ガス供給源からの成膜用原料ガスと、成膜用反応ガス供給源からの成膜用反応ガスとを処理空間に供給することにより、基板の上に膜を形成することと、膜を形成した後の基板を搬出し、第1クリーニングガス供給源からの第1クリーニングガスと第2クリーニングガス供給源からの第2クリーニングガスとを交互に処理空間に供給することにより、処理空間内をクリーニングすることと、を有するクリーニング方法が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一の側面によれば、成膜装置内パーツのダメージを抑制しながらクリーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係るサイクルクリーニング方法の一例を示す図。
一実施形態に係る第1及び第2クリーニングガスの化学反応の一例を示す図。
一実施形態に係る第1及び第2クリーニングガスの組み合わせの一例を示す図。
一実施形態に係る第1及び第2クリーニングガスの組み合わせの一例を示す図。
一実施形態に係る第1及び第2クリーニングガスの組み合わせの一例を示す図。
一実施形態に係る第1及び第2クリーニングガスの組み合わせの一例を示す図。
一実施形態に係る成膜装置の構成例を示す図。
一実施形態に係る成膜装置における処理方法の一例を示すフローチャート。
図8の成膜処理の一例を示すフローチャート。
図8のクリーニング処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0009】
[high-k材料のクリーニング]
成膜装置では成膜処理後、チャンバ内に付着した膜や反応生成物を除去する目的でClF
3
等の既存のクリーニングガスをチャンバ内に供給し、チャンバ内をクリーニングする。しかし、特にhigh-k膜を成膜する際はチャンバの内壁温度やステージ温度を500~700℃程度の高温にしないと膜が除去できない。このため、クリーニング中、チャンバやチャンバ内パーツの耐熱温度を超えてしまうという問題が生じる。特に枚葉装置においてClF
3
等の既存のクリーニングガスでhigh―k材料をドライクリーニングすることは難しい。
【0010】
このため、枚葉装置においてhigh-k材料を成膜する際、事前にチャンバ内をカバーするライナーを取り付けて、パーティクル等が発生した際にはライナーを交換することで対応することも考えられる。しかし、パーティクルが付着したらその都度ライナーを交換しなくてはならず、チャンバを大気解放し、ライナー交換を実施する際の時間的なロスが大きい。また、ライナーを設置しても成膜装置では成膜ガスが回り込みやすいため、ライナーを設置していない箇所にも成膜してしまうことから、ライナーを設置するだけでは生産性及びクリーニング性能の面で不十分である。また、ライナーへのパーティクルの付着量が多い程ライナーの交換タイミングが短くなり、生産性が低下する。
(【0011】以降は省略されています)
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