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公開番号2025072238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182848
出願日2023-10-24
発明の名称認証システムおよび認証プログラム
出願人特定非営利活動法人創力UP
代理人個人
主分類G06F 21/31 20130101AFI20250430BHJP(計算;計数)
要約【課題】利便性よく、かつ確実に本人認証を行うことができる、信頼性の高い認証システムおよび認証プログラムを提供すること。
【解決手段】本発明の一形態は、電話回線およびインターネットによる通信機能を備えた利用者側端末装置と、インターネットに接続されたウェブサーバ装置と、電話回線による通信機能を備えたサーバ側端末装置と、を備えた認証システムであって、利用者側端末装置から本人認証の必要なサービスの提供の依頼があった場合、サーバ側端末装置は利用者側端末装置へ電話回線を介して電話を発信し、利用者側端末装置に発信元電話番号が通知された直後に電話通信を切断する。サーバ側端末装置は、利用者側端末から発信元電話番号に電話回線を介した発信した電話を着信し、着信した際に通知された電話番号と発信先の電話番号とが合致する場合、ウェブサーバ装置から利用者側端末装置へサービスの提供に係るウェブ情報の送信を許可する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電話回線およびインターネットによる通信機能を備えた利用者側端末装置と、
前記インターネットに接続されたウェブサーバ装置と、
前記ウェブサーバ装置と接続され、前記電話回線による通信機能を備えたサーバ側端末装置と、
を備えた認証システムであって、
前記サーバ側端末装置は、前記電話回線を介して電話の発着信を管理する発着信管理部を有し、
前記ウェブサーバ装置は、
前記インターネットを介してウェブ情報を送信するサーバ部と、
前記サーバ側端末装置に前記利用者側端末装置への電話の発着信を要請する発着信要請部と、を有し、
前記発着信要請部は、前記利用者側端末装置から前記インターネットを介して前記ウェブサーバ装置へ本人認証の必要なサービスの提供の依頼があった場合、前記発着信管理部に前記利用者側端末装置に対する電話の発着信を要請し、
前記発着信管理部は、前記発着信要請部から発着信を要請された場合、前記利用者側端末装置へ前記電話回線を介して電話を発信し、前記利用者側端末装置に発信元電話番号が通知された直後に電話通信を切断し、
前記発着信管理部は、前記利用者側端末から前記発信元電話番号に前記電話回線を介した発信した電話を着信し、着信した際に通知された電話番号と発信先の電話番号とが合致する場合、前記サーバ部から前記利用者側端末装置へ前記サービスの提供に係るウェブ情報の送信を許可する、認証システム。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記サーバ側端末装置は、
本人認証を行う予定の電話番号を記憶する判定用記憶部と、
前記電話回線を介して着信した電話番号を記憶する着信用記憶部と、をさらに有し、
前記発着信要請部は、前記利用者側端末装置から前記インターネットを介して前記ウェブサーバ装置へ本人認証の必要なサービスの提供の依頼があった場合、前記発着信管理部に前記利用者側端末装置から通知された電話番号である発信先電話番号の通知と、前記利用者側端末装置に対する電話の発着信を要請し、
前記発着信管理部は、前記発着信要請部から発着信を要請された場合、前記発信先電話番号を前記判定用記憶部に記憶するとともに、前記発信先電話番号に前記電話回線を介して電話を発信し、
前記発着信管理部は、前記利用者側端末から前記発信元電話番号に前記電話回線を介して発信した電話を前記発着信管理部で受けた場合、着信した電話の電話番号である着信電話番号を前記着信用記憶部に記憶し、
前記発着信管理部は、前記着信用記憶部に記憶された前記着信電話番号と、前記判定用記憶部に記憶された前記発信先電話番号とが合致する場合、前記サーバ部から前記利用者側端末装置へ前記サービスの提供に係るウェブ情報の送信を許可する、請求項1記載の認証システム。
【請求項3】
前記サーバ側端末装置は、前記利用者側端末装置に対応付けされた電話番号を記憶する常設電話記憶部をさらに有し、
前記発着信管理部は、前記利用者側端末から前記発信元電話番号に前記電話回線を介した発信した電話を着信し、着信した際に通知された電話番号と、前記常設電話記憶部に記憶された電話番号とが合致する場合、前記サーバ部から前記利用者側端末装置へ前記サービスの提供に係るウェブ情報の送信を許可する、請求項1記載の認証システム。
【請求項4】
前記ウェブサーバ装置に接続されるデータベースをさらに有し、
前記データベースは、前記インターネットの通信規格である第1通信規格以外の第2通信規格によって前記ウェブサーバ装置との情報の送受信を行う通信路を介して前記ウェブサーバと接続され、
前記発着信管理部は、前記利用者側端末装置へ前記ウェブ情報の送信を許可する場合、前記第2通信規格によって前記データベースから前記ウェブ情報を読み出す機能を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の認証システム。
【請求項5】
電話回線およびインターネットによる通信機能を備えた利用者側端末装置と、
前記インターネットに接続されたウェブサーバ装置と、
前記ウェブサーバ装置と接続され、前記電話回線による通信機能を備えたサーバ側端末装置と、
を備えた認証システムに含まれるコンピュータで実行させる認証プログラムであって、
前記サーバ側端末装置は、前記電話回線を介して電話の発着信を管理する発着信管理部を有し、
前記ウェブサーバ装置は、
前記インターネットを介してウェブ情報を送信するサーバ部と、
前記サーバ側端末装置に前記利用者側端末装置への電話の発着信を要請する発着信要請部と、を有し、
前記利用者側端末装置から前記インターネットを介して前記ウェブサーバ装置へ本人認証の必要なサービスの提供の依頼があった場合、前記発着信要請部が前記発着信管理部に前記利用者側端末装置に対する電話の発着信を要請する要請ステップと、
前記要請ステップで電話の発着信の要請を受けた前記発着信管理部が前記利用者側端末装置へ前記電話回線を介して電話を発信する発信ステップと、
前記発信ステップで電話を発信した後、前記利用者側端末装置に発信元電話番号が通知された直後に電話通信を切断する切断ステップと、
前記利用者側端末から前記発信元電話番号に前記電話回線を介して発信した電話を前記発着信管理部で着信する着信ステップと、
前記着信ステップで電話を着信した際に通知された電話番号と発信先の電話番号とが合致する場合、前記サーバ部から前記利用者側端末装置へ前記サービスの提供に係るウェブ情報の送信を許可する情報送信ステップと、
をコンピュータに実行させる認証プログラム。
【請求項6】
前記サーバ側端末装置は、
本人認証を行う予定の電話番号を記憶する判定用記憶部と、
前記電話回線を介して着信した電話番号を記憶する着信用記憶部と、をさらに有し、
前記要請ステップは、
前記利用者側端末装置から前記インターネットを介して前記ウェブサーバ装置へ本人認証の必要なサービスの提供の依頼があった場合、前記発着信管理部に前記利用者側端末装置から通知された電話番号である発信先電話番号の通知と、前記利用者側端末装置に対する電話の発着信を要請することを含み、
前記発信ステップは、
前記発信先電話番号を前記判定用記憶部に記憶するとともに、前記発信先電話番号に前記電話回線を介して電話を発信することを含み、
前記着信ステップは、
前記利用者側端末から前記発信元電話番号に前記電話回線を介して発信した電話を前記発着信管理部で受けた場合、前記発着信管理部は着信した電話の電話番号である着信電話番号を前記着信用記憶部に記憶することを含み、
前記情報送信ステップは、
前記着信用記憶部に記憶された前記着信電話番号と、前記判定用記憶部に記憶された前記発信先電話番号とが合致する場合、前記サーバ部から前記利用者側端末装置へ前記ウェブ情報の送信を許可することを含む、請求項5記載の認証プログラム。
【請求項7】
前記サーバ側端末装置は、前記利用者側端末装置に対応付けされた電話番号を記憶する常設電話記憶部をさらに有し、
前記情報送信ステップは、
前記着信ステップで着信した際に前記利用者側端末から通知された電話番号と、前記常設電話記憶部に記憶された電話番号とが合致する場合、前記サーバ部から前記利用者側端末装置へ前記サービスの提供に係るウェブ情報の送信を許可することを含む、請求項5記載の認証プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者とウェブサーバとの間で認証を行う認証システムおよび認証プログラムに関するものである。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
認証サーバを利用した認証システムとして、特許文献1には、セキュリティを向上させるとともに、認証の成功率の低下を防ぐことができる認証方法が開示される。この認証方法は、通信端末において識別情報を生成するステップと、前記通信端末の電話番号及び前記生成された識別情報を通信端末から認証サーバに送信するステップと、前記認証サーバにおいてパスワードを生成し、前記生成されたパスワードを前記送信された電話番号及び識別情報に対応付けてデータベースに記憶するステップと、前記生成されたパスワードを前記認証サーバから前記通信端末に送信するステップと、前記通信端末が発信者番号通知機能を用いて所定の発呼先に発呼した場合、前記送信されたパスワードをトーン信号に変換して電話回線を介して前記通信端末から送信するステップと、前記認証サーバが前記発信者番号通知機能により通知された電話番号を取得し、前記電話回線を介して送信されたパスワードを取得した場合、前記取得された電話番号及びパスワードが前記データベースに記憶されているか否かを判断するステップと、前記取得された電話番号及びパスワードが記憶されている場合、前記データベースにおいて前記電話番号及びパスワードに対応付けられた識別情報を、前記通信端末の認証情報として利用可能にするステップとを備える。
【0003】
特許文献2には、第1のネットワークに接続可能である一方、第2のネットワークに接続するための設定が必要な通信装置において、その設定を自動的に行う通信装置が開示される。この通信装置は、予め決められたサーバを宛先として第1ネットワークを介して自装置の識別情報を送信する第1送信部と、前記第1送信部が送信した前記識別情報の応答として、第2ネットワークへ接続するための第1設定情報を、前記第1ネットワークを介して受信する第1受信部と、前記第1設定情報を用いて前記自装置を前記第2ネットワークへ接続可能に設定する第1設定部と、を含む。
【0004】
特許文献3には、第三者による不正な認証を抑制するとともに、ユーザの利便性をより向上させることが可能なワンタイムパスワード発行装置が開示される。この装置は、ユーザの本人認証処理を行う認証装置と通信可能に接続され、前記本人認証処理に必要なワンタイムパスワードを発行するワンタイムパスワード発行装置であって、前記ユーザが所有する電話機の電話番号を示す登録番号情報を前記認証装置から受信する受信手段と、前記受信手段により前記登録番号情報を受信すると、当該ワンタイムパスワード発行装置が電話回線を介して受信可能な複数の電話番号から、一つの電話番号を前記ワンタイムパスワードとして抽出する抽出手段と、前記受信手段により受信した前記登録番号情報と、前記抽出手段により抽出した電話番号を示すワンタイム番号情報と、を対応づけて所定の記憶装置に記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶される前記ワンタイム番号情報を、前記ユーザに通知する通知手段と、前記通知手段により通知を受けた前記ワンタイム番号情報に基づいて当該ワンタイムパスワード発行装置への電話回線接続があった場合に、その電話の着信番号に対応する前記登録番号情報と、その電話の発信番号に対応する前記ワンタイム番号情報との組み合わせが、前記記憶装置に記憶されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を示す判定結果情報を、前記認証装置に送信する送信手段と、を備える。
【0005】
特許文献4には、イベント等の入場に利用されるチケットを監視するチケット管理システムで用いられるチケット管理サーバが開示される。このチケット管理サーバは、制御部と、チケットを識別するチケットIDと利用者電話番号とを対応付けて記憶するデータベースと、利用者の利用者端末とネットワークを介して通信可能な通信部と、を備え、制御部は、前記通信部にて受電可能な所定の発券用電話番号に当該チケットのチケットIDに対応付けられた前記利用者電話番号からの着信があったか否かを判定し、前記発券用電話番号に当該チケットのチケットIDに対応付けられた前記利用者電話番号からの架電があったことを含む判定条件を満たした場合に、前記発券装置に前記チケットを発券させることを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-151753号公報
特開2017-147672号公報
特開2015-082140号公報
特開2019-139312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
実店舗で買い物をしたり、ネットショッピングを行ったりする場合、決済において第三者の不正利用を防止するため、本人認証を行う必要がある。この本人認証のためのシステムは、セキュリティ性を高めるほど複雑となって利便性の低下を招きやすい。一方、利便性を高めようとすると本人認証の精度が低くなりやすい。このように、セキュリティ性と利便性とは相反するものである。このため、本人認証を行うウェブサービスにおいては、利便性よく、かつ確実に本人認証を行うことができるとともに、信頼性の高いシステムが望まれる。
【0008】
本発明は、本人認証を行うウェブサービスにおいては、利便性よく、かつ確実に本人認証を行うことができるとともに、信頼性の高い認証システムおよび認証プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一形態は、電話回線およびインターネットによる通信機能を備えた利用者側端末装置と、インターネットに接続されたウェブサーバ装置と、ウェブサーバ装置と接続され、電話回線による通信機能を備えたサーバ側端末装置と、を備えた認証システムであって、サーバ側端末装置は、電話回線を介して電話の発着信を管理する発着信管理部を有し、ウェブサーバ装置は、インターネットを介してウェブ情報を送信するサーバ部と、サーバ側端末装置に利用者側端末装置への電話の発着信を要請する発着信要請部と、を有し、発着信要請部は、利用者側端末装置からインターネットを介してウェブサーバ装置へ本人認証の必要なサービスの提供の依頼があった場合、発着信管理部に利用者側端末装置に対する電話の発着信を要請し、発着信管理部は、発着信要請部から発着信を要請された場合、利用者側端末装置へ電話回線を介して電話を発信し、利用者側端末装置に発信元電話番号が通知された直後に電話通信を切断し、発着信管理部は、利用者側端末装置から発信元電話番号に電話回線を介した発信した電話を着信し、着信した際に通知された電話番号と発信先の電話番号とが合致する場合、サーバ部から利用者側端末装置へサービスの提供に係るウェブ情報の送信を許可する。
【0010】
本発明の他の一態様は、電話回線およびインターネットによる通信機能を備えた利用者側端末装置と、インターネットに接続されたウェブサーバ装置と、ウェブサーバ装置と接続され、電話回線による通信機能を備えたサーバ側端末装置と、を備えた認証システムに含まれるコンピュータで実行させる認証プログラムであって、サーバ側端末装置は、電話回線を介して電話の発着信を管理する発着信管理部を有し、ウェブサーバ装置は、インターネットを介してウェブ情報を送信するサーバ部と、サーバ側端末装置に利用者側端末装置への電話の発着信を要請する発着信要請部と、を有し、利用者側端末装置からインターネットを介してウェブサーバ装置へ本人認証の必要なサービスの提供の依頼があった場合、発着信要請部が発着信管理部に利用者側端末装置に対する電話の発着信を要請する要請ステップと、要請ステップで電話の発着信の要請を受けた発着信管理部が利用者側端末装置へ電話回線を介して電話を発信する発信ステップと、発信ステップで電話を発信した後、利用者側端末装置に発信元電話番号が通知された直後に電話通信を切断する切断ステップと、利用者側端末から発信元電話番号に電話回線を介して発信した電話を発着信管理部で着信する着信ステップと、着信ステップで電話を着信した際に通知された電話番号と発信先の電話番号とが合致する場合、サーバ部から利用者側端末装置へサービスの提供に係るウェブ情報の送信を許可する情報送信ステップと、をコンピュータに実行させる。
(【0011】以降は省略されています)

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