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公開番号2025072088
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182604
出願日2023-10-24
発明の名称容器
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/12 20060101AFI20250430BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】コスト増を抑制しつつ繰り返し安定して共回りを抑制できる容器を提供する。
【解決手段】容器本体と、外壁部を有するノズルキャップと、ノズルキャップに装着される計量キャップと、を備える。口部は、外周に第1ねじ部を有し、ノズルキャップは、第1ねじ部と噛み合う第2ねじ部と、計量キャップと噛み合う第3ねじ部と、を有する。計量キャップは、第3ねじ部と噛み合う第4ねじ部を有する。容器本体は、周方向の一方側に臨む係止部を有し、ノズルキャップは、係止部に周方向の一方側から係合したときに、中心軸を中心とする径方向の外側に弾性変形可能な変形部を有し、変形部は、外壁部から前記中心軸を中心とする径方向の内側に延びる支持片と、支持片に設けられ、係止部と周方向の一方側で対向する突部と、支持片の径方向の外側に配置され、突部が係止部よりも径方向の外側となる位置まで支持片を弾性変形可能とする空隙部とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸に沿う方向に延びる口部を有し、内容物が収容される容器本体と、
前記口部に着脱可能に装着される外壁部を有するノズルキャップと、
前記ノズルキャップに着脱可能に装着される計量キャップと、
を備え、
前記口部は、外周に前記中心軸を中心とする周方向に形成された第1ねじ部を有し、
前記ノズルキャップは、前記外壁部の内側に設けられ前記第1ねじ部と噛み合う第2ねじ部と、前記外壁部よりも上側に設けられ前記計量キャップと噛み合う第3ねじ部と、を有し、
前記計量キャップは、前記第3ねじ部と噛み合う第4ねじ部を有し、
前記容器本体は、前記周方向の一方側に臨む係止部を有し、
前記ノズルキャップは、前記係止部に前記周方向の一方側から係合したときに、前記中心軸を中心とする径方向の外側に弾性変形可能な変形部を有し、
前記変形部は、
前記外壁部から前記中心軸を中心とする径方向の内側に延びる支持片と、
前記支持片に設けられ、前記係止部と前記周方向の一方側で対向する突部と、
前記支持片の前記径方向の外側に配置され、前記突部が前記係止部よりも前記径方向の外側となる位置まで前記支持片を弾性変形可能とする空隙部と、
を有する、容器。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記支持片は、
前記外壁部から前記径方向の内側に向かうにつれて前記周方向の他方側に向かう第1部分と、
前記第1部分から前記周方向の他方側に向かうにつれて前記径方向の外側に向かい先端が前記外壁部と離れる第2部分と、
を有し、
前記突部は、前記第1部分と前記第2部分との交差部に設けられ、
前記空隙部は、前記第1部分と前記第2部分と前記外壁部とで囲まれて形成されている、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記支持片は、
前記外壁部から前記径方向の内側に向かうにつれて前記周方向の他方側に向かう第1部分と、
前記第1部分から前記周方向の他方側に向かうにつれて前記径方向の外側に向かい先端が前記外壁部に接続された第2部分と、
を有し、
前記突部は、前記第1部分と前記第2部分との交差部に設けられ、
前記空隙部は、前記第1部分と前記第2部分と前記外壁部とで囲まれて形成されている、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記支持片は、
前記外壁部から前記径方向の内側に向かうにつれて前記周方向の他方側に向かう第1部分と、
前記第1部分から前記周方向の他方側に向かうにつれて前記径方向の外側に向かい先端が前記外壁部に接続された第2部分と、
を有し、
前記突部は、前記第1部分と前記第2部分との交差部に設けられ、
前記空隙部は、前記外壁部の前記径方向の外側に開放され、
前記第1部分、前記第2部分および前記突部は、前記外壁部の一部を形成する、
請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記突部は、前記中心軸に沿う方向に見て、前記径方向の内側に向かって突出する曲線で湾曲して形成されている、
請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。
【請求項6】
前記係止部および前記変形部は、それぞれ前記周方向に間隔をあけて複数配置され、
前記係止部の配置ピッチと、前記変形部の配置ピッチとは、少なくとも一部が異なっている、
請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物や、粒状洗剤、粒状漂白剤、粒状調味料等の粉粒物を収納する容器では、ノズルを有し容器本体としてのボトル容器の口部にネジ部によって装着されるノズルキャップと、ノズルから注出される内容物を計量する計量筒部を有し、ノズルキャップを介して容器本体に着脱自在に装着される計量キャップとを有するものがある。
【0003】
計量キャップがネジ部によってノズルキャップに着脱自在に装着される場合、計量キャップの開閉に連動してノズルキャップが開閉する共回りが生じてしまう。
そのため、従来では、ノズルキャップと容器本体の両方にラチェット構造を設け、開栓時にノズルキャップのラチェットが容器本体のラチェットに係止することによって、上記共回りを防止していた。上記のラチェット構造では、ノズルキャップのラチェットが容器本体のラチェットに係止して開栓できず、また、ノズルキャップと容器本体は異材質を用いることが多いことから、リサイクルに適しているとはいえない。
【0004】
また、トイレタリー製品の容器本体は詰替えて何度も使用する容器であるため、ノズルキャップを再度装着した際でも共回りしないことが求められる。樹脂量削減を目的にノズルキャップ径は縮小傾向である。これに伴い、詰替え時の液受け口が縮小しているため、詰替え行動の心理的負担が増加することから、ノズルキャップを外すことにより、容器本体の口部を液受け口として広くすることが求められている。
【0005】
特許文献1には、筒状部材の口部に軟材質で形成された弾性部材を設け、弾性部材の前面に、突起を有し可撓性の突片を筒状部材と一体に設けたキャップ付き容器が開示されている。特許文献1の容器は、キャップの内周面に設けられた凸部が突起を乗り越えることに伴って弾性部材とともに弾性変形し、凸部の乗り越えが完了すると突片が弾性部材とともに初期形態へと復元することによって、筒状部材に対してキャップを繰り返し開閉可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-111229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の容器では、筒状部材が少なくとも二つの材質で形成されるため、製造工程が複雑になり、コスト増となってしまう。また、特許文献1の容器では、二つの材質を用いることから、さらにリサイクルに不適になる。
【0008】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、コスト増を抑制しつつ繰り返し安定して共回りを抑制できる容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は下記の態様を有する。
[1]中心軸に沿う方向に延びる口部を有し、内容物が収容される容器本体と、
前記口部に着脱可能に装着される外壁部を有するノズルキャップと、
前記ノズルキャップに着脱可能に装着される計量キャップと、
を備え、
前記口部は、外周に前記中心軸を中心とする周方向に形成された第1ねじ部を有し、
前記ノズルキャップは、前記外壁部の内側に設けられ前記第1ねじ部と噛み合う第2ねじ部と、前記外壁部よりも上側に設けられ前記計量キャップと噛み合う第3ねじ部と、を有し、
前記計量キャップは、前記第3ねじ部と噛み合う第4ねじ部を有し、
前記容器本体は、前記周方向の一方側に臨む係止部を有し、
前記ノズルキャップは、前記係止部に前記周方向の一方側から係合したときに、前記中心軸を中心とする径方向の外側に弾性変形可能な変形部を有し、
前記変形部は、
前記外壁部から前記中心軸を中心とする径方向の内側に延びる支持片と、
前記支持片に設けられ、前記係止部と前記周方向の一方側で対向する突部と、
前記支持片の前記径方向の外側に配置され、前記突部が前記係止部よりも前記径方向の外側となる位置まで前記支持片を弾性変形可能とする空隙部と、
を有する、容器。
[2]前記支持片は、
前記外壁部から前記径方向の内側に向かうにつれて前記周方向の他方側に向かう第1部分と、
前記第1部分から前記周方向の他方側に向かうにつれて前記径方向の外側に向かい先端が前記外壁部と離れる第2部分と、
を有し、
前記突部は、前記第1部分と前記第2部分との交差部に設けられ、
前記空隙部は、前記第1部分と前記第2部分と前記外壁部とで囲まれて形成されている、前記[1]に記載の容器。
[3]前記支持片は、
前記外壁部から前記径方向の内側に向かうにつれて前記周方向の他方側に向かう第1部分と、
前記第1部分から前記周方向の他方側に向かうにつれて前記径方向の外側に向かい先端が前記外壁部に接続された第2部分と、
を有し、
前記突部は、前記第1部分と前記第2部分との交差部に設けられ、
前記空隙部は、前記第1部分と前記第2部分と前記外壁部とで囲まれて形成されている、前記[1]に記載に記載の容器。
[4]前記支持片は、
前記外壁部から前記径方向の内側に向かうにつれて前記周方向の他方側に向かう第1部分と、
前記第1部分から前記周方向の他方側に向かうにつれて前記径方向の外側に向かい先端が前記外壁部に接続された第2部分と、
を有し、
前記突部は、前記第1部分と前記第2部分との交差部に設けられ、
前記空隙部は、前記外壁部の前記径方向の外側に開放され、
前記第1部分、前記第2部分および前記突部は、前記外壁部の一部を形成する、
前記[1]に記載に記載の容器。
[5]前記突部は、前記中心軸に沿う方向に見て、前記径方向の内側に向かって突出する曲線で湾曲して形成されている、
前記[1]から前記[4]のいずれか一項に記載の容器。
[6]前記係止部および前記変形部は、それぞれ前記周方向に間隔をあけて複数配置され、
前記係止部の配置ピッチと、前記変形部の配置ピッチとは、少なくとも一部が異なっている、
前記[1]から前記[5]のいずれか一項に記載の容器。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、容器本体に繰り返し着脱するノズルキャップを有することにより、内容物の詰替え行動時に容器本体の口部を液受け口として広くすることができる為、詰替え行動の心理的負担を軽減することができる。また、容器本体とノズルキャップが異材質であっても、分別廃棄が容易であり、リサイクルに適合しやすくなる。
さらに、着脱行為において、計量キャップを外さなくとも、ノズルキャップが着脱できる為、着脱操作が簡便であるだけでなく、外したノズルキャップを保管する際に、計量キャップの天面を床などへの設置面とすることが可能であり、安定してノズルキャップを保管することができる。
また、コスト増を抑制しつつ繰り返し安定して共回りを抑制できる容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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