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公開番号2025071598
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181901
出願日2023-10-23
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250428BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像の品質の局所的な低下を発生させない。
【解決手段】画像形成装置(1)が行う現像剤廃棄動作は、像担持体(3)の長手方向の第1の範囲に第1の印字率の第1の現像剤廃棄用静電潜像を形成し、現像剤収容部(11)内の現像剤を搬送して第1の現像剤廃棄用静電潜像に対応する第1の廃棄用現像剤像を形成し、第1の廃棄用現像剤像を除去する第1の廃棄処理と、像担持体(3)の長手方向の1つ以上の第2の範囲に第1の印字率よりも高い第2の印字率の第2の現像剤廃棄用静電潜像を形成し、現像剤収容部(11)内の現像剤を搬送して第2の現像剤廃棄用静電潜像に対応する第2の廃棄用現像剤像を形成し、第2の廃棄用現像剤像を除去する第2の廃棄処理とを含み、1つ以上の第2の範囲の長手方向の長さの合計は、第1の範囲の長手方向の長さより短い。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光ヘッドと、
現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部内の前記現像剤を前記像担持体の前記表面に搬送して前記静電潜像に対応する現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤像を用いて記録媒体上に画像を形成する印刷動作を制御するとともに、前記現像剤像を用いて前記像担持体に前記現像剤を廃棄する現像剤廃棄動作を制御する制御部と、
を有し、
前記現像剤廃棄動作は、
前記像担持体の長手方向の第1の範囲に第1の印字率の第1の現像剤廃棄用静電潜像を形成し、前記現像剤収容部内の前記現像剤を搬送して前記第1の現像剤廃棄用静電潜像に対応する第1の廃棄用現像剤像を形成し、前記第1の廃棄用現像剤像を除去する第1の廃棄処理と、
前記像担持体の前記長手方向の1つ以上の第2の範囲に前記第1の印字率よりも高い第2の印字率の第2の現像剤廃棄用静電潜像を形成し、前記現像剤収容部内の前記現像剤を搬送して前記第2の現像剤廃棄用静電潜像に対応する第2の廃棄用現像剤像を形成し、前記第2の廃棄用現像剤像を除去する第2の廃棄処理と、
を含み、
前記1つ以上の第2の範囲の前記長手方向の長さの合計は、前記第1の範囲の前記長手方向の長さより短い
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記像担持体の前記表面の付着物を除去するクリーニング部をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第1の廃棄処理を、時間を空けて繰り返し実行し、
前記現像剤の前記残量が予め設定された第1の閾値未満であるときに、前記第1の廃棄処理に代えて前記第2の廃棄処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、印刷動作を記憶すること、前記現像剤の前記残量を検出する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記現像剤収容部内の前記現像剤の残量を検知する現像剤センサをさらに有し、
前記制御部は、前記現像剤センサの出力に基づいて前記現像剤の前記残量を検出する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1の現像剤廃棄用静電潜像が形成される前記第1の範囲は、前記像担持体の前記長手方向の全域を含み、
前記第2の現像剤廃棄用静電潜像が形成される前記1つ以上の第2の範囲は、前記像担持体の前記長手方向の端部位置から間隔を空け且つ前記長手方向の中央位置から間隔を空けた2つの領域を含む
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2の印字率は、100%である
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記印刷動作における前記像担持体の回転数に対応するカウント値をDr[カウント]とし、
所定の閾値係数をAで表し、
前記Dr[カウント]に対応する前記印刷動作によって前記現像剤収容部内における劣化現像剤を増加させない最低の現像剤消費量である閾値消費量をA×Dr[ドット]とし、
前記Dr[カウント]に対応する前記印刷動作によって消費された実際の現像剤消費量をDt[ドット]とし、
所定の変換係数をBで表したときに、
前記制御部は、A×Dr[ドット]からDt[ドット]を減算して得られた値を前記Bで除算した値(A×Dr-Dt)/Bの積算値が、予め設定された劣化現像剤閾値以上になる度に、前記現像剤廃棄動作を実行する
ことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記現像剤廃棄動作を実行したときに、前記値(A×Dr-Dt)/Bの前記積算値から前記第1の閾値を減算した値を、新たな積算値とする処理を行う
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いる画像形成装置においては、像担持体としての感光体ドラムの表面に形成された静電潜像に、現像剤を収容する現像剤収容部内から現像ローラによって現像剤を供給して静電潜像に対応する現像剤像を形成し、現像剤像を記録媒体に転写することで記録媒体上に画像を形成する(例えば、特許文献1参照)。印刷デューティ(すなわち、印字率)が高く、現像剤が十分に多く消費される印刷動作が行われる場合には、劣化現像剤も多量に消費されるため、現像剤収容部内の劣化現像剤が増え過ぎることはない。しかし、印刷デューティが低く、現像剤があまり消費されない印刷動作が繰り返し行われる場合には、現像剤収容部内の劣化現像剤があまり消費されないため、現像剤収容部内の劣化現像剤が増えすぎることになる。そのため、所定の現像剤廃棄条件が成立する毎に、現像剤収容部内の現像剤の廃棄動作を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-166732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、像担持体の長手方向(すなわち、主走査方向)の所定の範囲(すなわち、汚れ発生箇所)に局所的に画像品質の低下がみられることがあった。この場合、像担持体の長手方向の全域に均一な印字率で現像剤の廃棄を行っても画像品質が満足できるものではなかった。
【0005】
本開示は、画像の品質の局所的な低下を発生させない画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光ヘッドと、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部内の前記現像剤を前記像担持体の前記表面に搬送して前記静電潜像に対応する現像剤像を形成する現像剤担持体と、前記現像剤像を用いて記録媒体上に画像を形成する印刷動作を制御するとともに、前記現像剤像を用いて前記像担持体に前記現像剤を廃棄する現像剤廃棄動作を制御する制御部と、を有し、前記現像剤廃棄動作は、前記像担持体の長手方向の第1の範囲に第1の印字率の第1の現像剤廃棄用静電潜像を形成し、前記現像剤収容部内の前記現像剤を搬送して前記第1の現像剤廃棄用静電潜像に対応する第1の廃棄用現像剤像を形成し、前記第1の廃棄用現像剤像を除去する第1の廃棄処理と、前記像担持体の前記長手方向の1つ以上の第2の範囲に前記第1の印字率よりも高い第2の印字率の第2の現像剤廃棄用静電潜像を形成し、前記現像剤収容部内の前記現像剤を搬送して前記第2の現像剤廃棄用静電潜像に対応する第2の廃棄用現像剤像を形成し、前記第2の廃棄用現像剤像を除去する第2の廃棄処理と、を含み、前記1つ以上の第2の範囲の前記長手方向の長さの合計は、前記第1の範囲の前記長手方向の長さより短いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、画像の品質の局所的な低下を発生させないことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。
実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。
汚れ未発生時(トナー残量が閾値以上)におけるトナー電位と汚れ発生時(トナー残量が閾値未満)におけるトナー電位を示す図である。
汚れレベルと現像剤収容部内のトナー残量との関係を示す図である。
(A)は、第1のトナー廃棄パターンの例を示す図であり、(B)は、第2のトナー廃棄パターンの例を示す図である。
実施の形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の実施の形態に係る画像形成装置を、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
【0010】
《1》構成
図1は、実施の形態に係る画像形成装置1の構成を示す概略断面図である。画像形成装置1は、電子写真方式により用紙などの記録媒体P上に現像剤であるトナーを用いて画像を形成することが可能なプリンタである。本実施の形態では、画像形成装置1が4色のトナーを用いて記録媒体P上にカラー画像を印刷するカラープリンタである例を説明するが、画像形成装置1はモノクロプリンタであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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