TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025071423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181571
出願日2023-10-23
発明の名称インバータ内蔵モータ
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 11/33 20160101AFI20250428BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】更なる小型化を実現し得るインバータ内蔵モータを提供する。
【解決手段】インバータ内蔵モータは、2重筒状形状をなすモータハウジングを有するモータケースと、モータハウジング内に配置されたモータ本体と、モータケース内であり且つモータハウジングの軸方向端部に配置されたインバータを備える。モータハウジングが、筒状アウター部材と、筒状インナー部材を有し、これら両部材が、軸方向端部において間隔を設けて周上に配置されたボルト部材で締結される。モータハウジングが、その軸方向から見たボルト部材同士のいずれか1つのボルト部材間において、その径方向に開口した開口部を有する。電源と接続されるインバータのPNバスバーが開口部に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2重筒状形状をなすモータハウジングを有するモータケースと、前記モータハウジング内に配置されたモータ本体と、前記モータケース内であり且つ前記モータハウジングの軸方向端部に配置されたインバータを備え、
前記モータハウジングが、筒状アウター部材と、筒状インナー部材を有し、これら両部材が、前記軸方向端部において間隔を設けて周上に配置されたボルト部材で締結されたインバータ内蔵モータであって、
前記モータハウジングが、その軸方向から見た前記ボルト部材同士のいずれか1つのボルト部材間において、その径方向に開口した開口部を有し、
電源と接続される前記インバータのPNバスバーが、前記開口部に配置されている
ことを特徴とするインバータ内蔵モータ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記モータハウジングの径方向における前記開口部の外側に前記インバータの放電抵抗が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインバータ内蔵モータ。
【請求項3】
前記放電抵抗に対して前記モータハウジングの軸方向における中央側にオフセットした位置に前記インバータのPNコネクタが配置されていることを特徴とする請求項2に記載のインバータ内蔵モータ。
【請求項4】
前記モータハウジングが、前記筒状アウター部材と前記筒状インナー部材との間に冷媒流路を有し、
前記冷媒流路が、前記軸方向端部に冷媒流路延長部を有し、前記冷媒流路延長部又はその近傍に前記放電抵抗か又は前記放電抵抗から接続される前記PNバスバーが配置されている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のインバータ内蔵モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータ内蔵モータに係り、さらに詳細には、特に車両の駆動用モータに適用可能な更なる小型化を実現し得るインバータ内蔵モータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、小型化と放熱性の向上を実現することができる電動モータ制御装置が開示されている。この電動モータ制御装置は、電動モータを駆動する駆動回路と、駆動回路を制御する制御回路と、電動モータが実装された筐体と、ヒートシンクを兼用する蓋体と、駆動回路又は制御回路に対して外部装置を電気的に接続する入出力コネクタと、を備え、筐体の電動モータと反対側に蓋体が係合されることにより形成された収納空間に、駆動回路と制御回路が収納されている。蓋体は、駆動回路に含まれる発熱電子部品を熱的に接続する接続面と、筐体と対向しない外面から突出する外部フィンと、外部フィンの内部に設けられ、収納空間を臨むように開口する凹状の嵌入部とを有している。接続面は、電動モータの回転軸と平行になっており、嵌入部の電動モータの回転軸に対して平行な内側面である。入出力コネクタは、外部フィンに対して平行に、かつ所定の間隔をおいて、筐体の外面に突設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-158390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたような電動モータ制御装置においては、接続面や入出力コネクタが電動モータの回転軸と平行になっているため、円筒状形状の筐体が電動モータの回転軸方向に長くなり、更なる小型化が難しいという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであって、更なる小型化を実現し得るインバータ内蔵モータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、モータハウジングがその軸方向から見た所定のボルト部材同士のいずれか1つのボルト部材間において、その径方向に開口した開口部を有し、電源と接続されるインバータのPNバスバーを開口部に配置することにより、前記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明のインバータ内蔵モータは、2重筒状形状をなすモータハウジングを有するモータケースと、モータハウジング内に配置されたモータ本体と、モータケース内であり且つモータハウジングの軸方向端部に配置されたインバータを備える。
モータハウジングが、筒状アウター部材と、筒状インナー部材を有し、これら両部材が、軸方向端部において間隔を設けて周上に配置されたボルト部材で締結される。
モータハウジングが、その軸方向から見たボルト部材同士のいずれか1つのボルト部材間において、その径方向に開口した開口部を有する。
電源と接続されるインバータのPNバスバーが開口部に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、モータハウジングがその軸方向から見た上述のボルト部材同士のいずれか1つのボルト部材間において、その径方向に開口した開口部を有し、電源と接続されるインバータのPNバスバーを開口部に配置したため、更なる小型化を実現し得るインバータ内蔵モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のインバータ内蔵モータの一実施形態を模式的に示す斜視図である。
図1に示したインバータ内蔵モータを示す平面図である。
図2に示したインバータ内蔵モータを図2に示したIII-III線に沿って切った断面図である。
インバータにおける熱の流れを模式的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のインバータ内蔵モータについて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で引用する図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
発電機
11日前
個人
発電機
15日前
ニデック株式会社
モータ
7日前
個人
高電荷低電位電荷搬送体
29日前
未来工業株式会社
ゲージ
29日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
23日前
富士電機株式会社
半導体装置
15日前
株式会社シマノ
電力供給装置
16日前
株式会社浅羽製作所
通線用先端誘導具
22日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
7日前
株式会社アイドゥス企画
負荷追従電動モータ
1日前
株式会社ダイヘン
電力システム
17日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電池制御装置
17日前
日本航空電子工業株式会社
シール構造体
25日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
8日前
トヨタ紡織株式会社
磁石挿入装置
7日前
株式会社アイドゥス企画
磁力トルクコンバータ
1日前
株式会社ダイヘン
蓄電池システム
22日前
株式会社アイシン
回転電機用ステータ製造方法
2日前
株式会社アイシン
回転電機用ステータ製造方法
2日前
キヤノン株式会社
電源装置、画像形成装置
16日前
矢崎総業株式会社
グロメット
25日前
トヨタ自動車株式会社
充電制御装置
15日前
株式会社ダイヘン
無線給電システム
7日前
GX株式会社
可搬式太陽光発電用電源装置
15日前
株式会社オリジン
充電器
25日前
マツダ株式会社
モータ
17日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
7日前
株式会社デンソー
電力変換装置
8日前
株式会社キャップ
アキシャルギャップモータ
11日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
29日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
29日前
個人
同期回転電機
22日前
シンフォニアテクノロジー株式会社
充電装置
16日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
7日前
本田技研工業株式会社
回転電機
29日前
続きを見る