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公開番号
2025070970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2024152364,2024537137
出願日
2024-09-04,2023-10-19
発明の名称
マーカー、マーカー留置具及びマーカー検出装置
出願人
国立大学法人高知大学
,
ニレック株式会社
代理人
弁理士法人田治米国際特許事務所
主分類
A61B
90/00 20160101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】生体組織に留置した、蛍光色素を含有するマーカーの位置を精確に検出することのできる検出装置を提供する。
【解決手段】マーカー検出装置60はプローブ型であり、光不透過性材料で形成された筒状の内筒部62、内筒部62の周囲に配置された励起光出射部63、励起光出射部63を囲む筒状の外筒部66、内筒部62内で該内筒部62の先端面よりも後部寄りに設けられた励起光カットフィルター64、内筒部62内で励起光カットフィルター64よりも後部寄りに設けられた受光素子65、及び受光素子65で受光された蛍光の強度の出力部を有し、外筒部66の先端面よりも後部寄りに励起光出射部63が設けられている。
【選択図】図16A
特許請求の範囲
【請求項1】
生体組織に留置された、蛍光色素を含有するマーカーを検出するプローブ型のマーカー検出装置であって、
光不透過性材料で形成された筒状の内筒部、
内筒部の周囲に配置された励起光出射部、
励起光出射部を囲む筒状の外筒部、
内筒部内で該内筒部の先端面よりも後部寄りに設けられた励起光カットフィルター、
内筒部内で励起光カットフィルターよりも後部寄りに設けられた受光素子、及び
受光素子で受光された蛍光の強度の出力部
を有し、外筒部の先端面よりも後部寄りに励起光出射部が設けられているマーカー検出装置。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
マーカー検出装置における励起光の出射端面と、励起光出射部との間に光ファイバーが介在せず、マーカー検出装置における蛍光の受光側先端面と受光素子との間に光ファイバーが介在しない請求項1記載のマーカー検出装置。
【請求項3】
励起光出射部としてLEDが設けられている請求項2記載のマーカー検出装置。
【請求項4】
出力部としてスピーカーを有し、蛍光強度に応じて音量又は音の高低が変わる請求項1~3のいずれか一項に記載のマーカー検出装置。
【請求項5】
出力部としてディスプレイを有し、該ディスプレイに蛍光強度が表示される請求項1~3のいずれか一項に記載のマーカー検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は生体組織に留置されるマーカー、マーカー留置具及びマーカー検出装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
外科手術では、予め患部の位置を特定しておくマーカーとして、内視鏡用クリップ装置に装着して患部を挟持する医療用のクリップが使用されている。例えば、ステンレス等の金属製の板バネを概略「>」字型に折り曲げ成形したクリップ本体と、クリップ本体に外嵌させてクリップ本体を閉じるカシメリングからなるクリップ(特許文献1)が使用されている。
【0003】
しかしながら、金属製の板バネとカシメリングからなるクリップを外科手術時に患部のマーカーとして使用した場合、患部をステープラーと呼ばれる自動縫合器で切離するときにステープラーがクリップを噛むと、クリップが金属製であるためにクリップが破断しないのでステープラーが動かなくなるという問題がある。
【0004】
これに対し、本発明者は蛍光色素を含有した樹脂製のクリップを提案している(特許文献2)。このクリップによれば、樹脂製であることによりステープラーがクリップを噛んでも動かなくなるという問題が解消される。さらに、管腔臓器の粘膜をクリップで挟持した後に漿膜側から励起光を照射して蛍光色素を発光させると、クリップの位置を漿膜側から明確に確認することができるというメリットがある。しかしながら、このクリップは金属製の従来のクリップに対して生体組織を挟持する力が弱い。
【0005】
一方、消化管ポリープ手術では、内視鏡用注射針を用いて病変部の粘膜下層に生理食塩水を注入することにより膨隆部を形成し、この膨隆部をマーカーとしてスネアで引き絞り、切除するという内視鏡的粘膜切除術(EMR)が行われている(特許文献3)。しかしながら、内視鏡用注射針を用いて病変部に注射針を刺す場合でも穿刺位置によって注射針の向きが変わることなどにより粘膜面に対する注射針の侵入角度は一定しない。そのため、針先が消化管を貫通してしまい、膨隆部を形成できない場合がある。また、注入された生理食塩水が体内で吸収されることにより膨隆部は消失してしまう。特許文献2に記載の蛍光色素を含有したクリップで病変部をマークする場合のように、病変部をより明確に特定できるようにしたいという要望もある。
【0006】
また、非触知癌のマーカーとして、直径1~2mm、長さ5~15mm程度の埋込型のマーカーが使用されている。即ち、非触知癌は、MRI検査、マンモグラフィー、超音波検査等によってその位置が特定される。非触知癌には、診断時に非触知性のものと、診断時には触知性であったが化学療法により非触知性になったものが含まれる。しかしながら、非触知癌を、MRI等で位置を特定しつつ外科的に切除することはできない。そこで、手術時に使用しやすい手段で非触知癌を含む切除範囲を定められるようにするため、予めMRI等で非触知癌の位置を観察しつつ、その非触知癌の周りの生体組織に埋込型のマーカーを埋め込んでおき、手術時にマーカー検出手段によりマーカーの位置を特定するという手法がとられている。この手法は、切除範囲を必要最小限にするために有用であり、また、生体組織に埋め込まれたマーカーは、術後の経過観察すべき部位を精確に知るためにも有用となる。
【0007】
埋込型のマーカーの種類とその位置の特定手法としては、例えば、磁性体ワイヤーで形成された内径2mm未満のコイルをマーカーとし、交番磁場によりマーカーを励起し、磁束密度の変化からマーカーを検出するプローブを使用するシステム(特許文献4)、酸化鉄等の強磁性材料のナノ粒子を生体吸収性ゲルに分散させたものをマーカーとし、手持ち式磁力計でマーカーの位置を特定する方法(特許文献5)、感光性ダイオードを備えたパッシブタグをマーカーとし、プローブとして超広帯域レーダを使用するシステム(特許文献6)、マーカーとしてRFID(Radio Frequency Identification)のパッシブタグを使用するシステム(LOCalizer(登録商標)、ホロジック社)等が知られている。
【0008】
しかしながら、これらの埋込型のマーカーには金属が用いられているためにMRIやCTのノイズ源となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第6572229号公報
特許第6675674号公報
特許第6382444号公報
特表2021-523751号公報
特表2015-524689号公報
特表2018-524059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、病変部又はその近傍に留置するマーカーであって、従前のクリップとも注射液による膨隆部とも金属製の埋込型マーカーともマーキングの手法が異なり、脱落の虞がなく、MRIやCTのノイズ源とならず、簡便かつ確実に病変部に留置することができる新たな構成のマーカーとその留置具を提供し、また、病変部又はその近傍に留置したマーカーを精確に検出することができ、外科手術時に簡便に使用することのできるマーカー検出装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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