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公開番号
2025070734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181249
出願日
2023-10-20
発明の名称
開閉体制御装置
出願人
株式会社東海理化電機製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
B60J
1/00 20060101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約
【課題】水没時でも開閉体を開閉操作することができる開閉体制御装置を提供する。
【解決手段】制御部13は、機械式のスイッチ部3のスイッチ信号Swと、複数の開閉体2の各々に対応するようにスイッチ部3に設けられた複数のセンサ部8のセンサ信号Srと、に基づく制御信号Stを、センサ信号Srによって特定される開閉体2のアクチュエータ12のスイッチング回路17に出力することにより、開閉体2の開閉動作を制御する。開閉体制御装置10は、水没を検出する水没センサ25を備える。切換部26は、通常時には、制御部13から出力される制御信号Stによってスイッチング回路17を制御するようにし、水没センサ25によって水没が検出された場合には、制御信号Stではなくスイッチ信号Swでスイッチング回路17を直接制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉体の開閉動作の操作のために設けられるとともに複数の前記開閉体に共用された機械式のスイッチ部のスイッチ信号と、前記複数の開閉体の各々に対応するように前記スイッチ部に設けられた複数のセンサ部のセンサ信号と、が制御部に入力され、前記制御部から、前記スイッチ信号及び前記センサ信号に基づく制御信号が、前記センサ信号によって特定される前記開閉体のアクチュエータのスイッチング回路に出力されることにより、前記開閉体の開閉動作が制御される開閉体制御装置であって、
水没を検出する水没センサと、
通常時には、前記制御部から出力される前記制御信号によって前記スイッチング回路を制御するようにし、前記水没センサによって水没が検出された場合には、前記制御信号ではなく前記スイッチ信号で前記スイッチング回路を直接制御する切換部と、を備えた開閉体制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記切換部は、
前記スイッチ部及び前記制御部を繋ぐスイッチ接続線の分岐配線に接続された信号引込部と、
前記水没センサが水没を検出していない場合に、前記信号引込部に繋がる信号線を介して出力する切換信号によって、前記信号引込部の状態を、前記分岐配線を接地に引き込む状態とすることにより、前記スイッチ信号を前記スイッチング回路に至らないようにする設定部と、を有する、請求項1に記載の開閉体制御装置。
【請求項3】
前記信号引込部は、
前記スイッチ接続線から分岐した前記分岐配線と前記制御信号が流れる信号線とを結線して、前記スイッチング回路に繋ぐ結線部と、
前記設定部から出力される前記切換信号によってオンされた場合に、前記分岐配線を流れる前記スイッチ信号を引き込むことにより、前記スイッチ信号が前記結線部を経由して前記スイッチング回路に至らないようにするスイッチング素子と、を有する、請求項2に記載の開閉体制御装置。
【請求項4】
前記スイッチ部は、中立位置を起点に互いに反対方向の第1方向及び第2方向に操作可能なノブを有し、
前記分岐配線は、前記ノブの前記第1方向への操作を検出する第1接点部に繋がる第1接点部側配線と、前記ノブの前記第2方向への操作を検出する第2接点部に繋がる第2接点部側配線と、を有し、
前記信号引込部は、
前記スイッチ接続線から分岐した前記分岐配線と前記制御信号が流れる信号線とを結線して、前記スイッチング回路に繋ぐ第1結線部と、
前記設定部から出力される前記切換信号によってオンされた場合に、前記分岐配線を流れる前記スイッチ信号を引き込むことにより、前記スイッチ信号が前記第1結線部を経由して前記スイッチング回路に至らないようにするスイッチング素子と、
記第1接点部側配線及び前記第2接点部側配線を結線して前記スイッチング素子に繋げる第2結線部と、を有する、請求項2に記載の開閉体制御装置。
【請求項5】
前記切換部は、前記水没センサのセンサ出力を入力する経路変更部を有し、
前記経路変更部は、
前記水没センサのセンサ出力に応じてオンオフが切り替わるスイッチング素子と、
前記スイッチング素子のオンオフを検出するために前記制御部に設けられた水没検出ポートの電圧を安定させるべく前記水没検出ポートに接続された電圧安定素子と、
前記電圧安定素子から延びる配線と前記信号線から分岐された配線とを結線して前記スイッチング素子に繋ぐ結線部と、を有する、請求項2に記載の開閉体制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉体の動作を制御する開閉体制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、操作ノブに複数の電極を設けて1つの操作ノブで複数の窓を選択して操作することが可能なパワーウィンドウの入力装置が周知である。特許文献1は、操作ノブに複数の電極が設けられるとともに、操作ノブが操作された場合に、静電容量変化を検出した電極に応じた窓が開閉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-126711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、入力装置が水没した場合、電極が浸水してしまうと、静電容量変化を検出することができなくなる。よって、電極を用いて1つの操作ノブを複数の窓で共用するパワーウィンドウにおいて、入力装置が水没してしまったときに、窓を開閉操作することができなくなる可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決する開閉体制御装置は、開閉体の開閉動作の操作のために設けられるとともに複数の前記開閉体に共用された機械式のスイッチ部のスイッチ信号と、前記複数の開閉体の各々に対応するように前記スイッチ部に設けられた複数のセンサ部のセンサ信号と、が制御部に入力され、前記制御部から、前記スイッチ信号及び前記センサ信号に基づく制御信号が、前記センサ信号によって特定される前記開閉体のアクチュエータのスイッチング回路に出力されることにより、前記開閉体の開閉動作が制御される装置であって、水没を検出する水没センサと、通常時には、前記制御部から出力される前記制御信号によって前記スイッチング回路を制御するようにし、前記水没センサによって水没が検出された場合には、前記制御信号ではなく前記スイッチ信号で前記スイッチング回路を直接制御する切換部と、を備えた。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、水没時でも開閉体を開閉操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係るスイッチ部の外観を示す斜視図である。
開閉体制御装置の電気構成図である。
通常時の開閉体制御装置の動作を示す回路図である。
通常時の開閉体制御装置の動作を示す回路図である。
通常時の開閉体制御装置の動作を示す回路図である。
水没時の開閉体制御装置の動作を示す回路図である。
水没時の開閉体制御装置の動作を示す回路図である。
水没時の開閉体制御装置の動作を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の一実施形態を説明する。
(開閉装置1)
図1に示すように、開閉装置1は、開閉体2(図2等参照)の開閉動作の操作のために設けられた機械式のスイッチ部3を備える。開閉装置1は、例えば、車両に搭載されている。開閉装置1は、例えば、開閉体2が窓の場合、パワーウィンドウ装置である。開閉装置1は、例えば、車両に搭載された複数の車両ドア(図示略)のそれぞれに設けられている。車両ドアは、車両が4ドアの場合、例えば、運転席ドア、助手席ドア、後席右側ドア、及び後席左側ドアを含む。
【0009】
(スイッチ部3)
図1に示す通り、スイッチ部3は、自席の開閉体2のみならず他席の開閉体2も開閉可能な集中スイッチである。スイッチ部3は、複数の開閉体2に共用されている。本例の場合、スイッチ部3は、前席(運転席、助手席)の開閉体2を動かす際の操作する第1スイッチ部5と、後席(後席右側、後席左側)の開閉体2を動かす際に操作する第2スイッチ部6と、を含む。スイッチ部3は、例えば、シーソースイッチである。
【0010】
スイッチ部3は、開閉体2を動かす際に操作するノブ7を有する。本例のノブ7は、前側ノブ7a及び後側ノブ7bを有する。この場合、前側ノブ7a及び後側ノブ7bは、中立位置を起点に互いに反対方向の第1方向及び第2方向に操作可能である。第1方向は、例えば、下方向である。第2方向は、例えば、上方向である。前側ノブ7a及び後側ノブ7bは、例えば、中立位置から第1方向(ノブ軸回りの矢印A1方向)への操作が開操作であり、中立位置から第2方向(ノブ軸回りの矢印A2方向)への操作が閉操作である。前側ノブ7a及び後側ノブ7bは、前後方向(X軸方向)に並び配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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