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公開番号2025070534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180925
出願日2023-10-20
発明の名称天板付き什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 13/00 20060101AFI20250424BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】配線を支持する電気系統支持部材の取付け位置の自由度を向上させることができる天板付き什器を提供する。
【解決手段】天板付き什器1は、左右方向に離間して設けられた一対の支柱部10と、左右方向に延び一対の支柱部10の上端部を連結する連結部材20と、支柱部10および連結部材20の少なくとも一方に支持された天板30と、天板30の下面に接続された被固定部と前後方向における一方の端部が被固定部の下端部に接続されて前後方向に延びる受面部とを有する電気系統支持部材40とを備え、受面部は連結部材20よりも下方に設けられ、電気系統支持部材40は、受面部の他方の端部が被固定部よりも前方に位置する第一配置と受面部の他方の端部が被固定部よりも後方に位置する第二配置とに配置可能であり、第一配置のとき被固定部が連結部材20よりも後方に設けられ、第二配置のとき被固定部が連結部材20よりも前方に設けられる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
接地面を有し、左右方向に離間して設けられた一対の支柱部と、
前記左右方向に延び、前記一対の支柱部の上端部を連結する連結部材と、
前記支柱部および前記連結部材の少なくとも一方に支持された天板と、
前記天板の下面に接続された被固定部と、前後方向における一方の端部が前記被固定部の下端部に接続されて前記前後方向に延びる受面部と、を有する電気系統支持部材と、
を備え、
前記受面部は、前記連結部材よりも下方に設けられ、
前記電気系統支持部材は、
前記受面部の他方の端部が前記被固定部よりも前方に位置する第一配置と、前記受面部の他方の端部が前記被固定部よりも後方に位置する第二配置とに配置可能であり、
前記第一配置のとき、前記被固定部が前記連結部材よりも前記後方に設けられ、
前記第二配置のとき、前記被固定部が前記連結部材よりも前記前方に設けられる、
天板付き什器。
続きを表示（約 470 文字）【請求項２】
前記被固定部は、上下方向に延びる板部と、前記板部の上端部が前記前後方向に折れ曲がった折曲部と、を備え、
前記折曲部は、前記天板の下面と対向し、前記天板の下面に接続される、
請求項１に記載の天板付き什器。
【請求項３】
前記支柱部は、前記天板を上下方向に昇降可能な昇降機構を備える、
請求項１に記載の天板付き什器。
【請求項４】
前記連結部材は、前記前後方向に離間して一対設けられ、
前記受面部の前記前後方向における長さは、一対の前記連結部材における前記前後方向の配置間隔以上である、
請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の天板付き什器。
【請求項５】
前記連結部材よりも前記後方に設けられて前記左右方向に延びる幕板を備え、
前記第一配置に配置された前記電気系統支持部材における前記被固定部は、前記前後方向において、前記連結部材と前記幕板との間に設けられている、
請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の天板付き什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、天板付き什器に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、会議室等で使用されるテーブルとして、脚体に昇降機構を備えることにより、天板が上下に昇降可能な天板付き什器がある。天板が上下に昇降可能な天板付き什器において、昇降機構を電動で昇降させる場合、天板付き什器は、昇降機構を制御する制御装置や、使用者が天板の昇降を操作するための入力装置（コントローラ）を備えることが多い。
【０００３】
制御装置等を備える天板付き什器は、制御装置や、制御装置と接続された電源線又は通信線等の配線を収容又は支持するための支持部材を有する。配線を支持する支持部材を天板の下方に設けることで、使用者から配線を見え難くでき、天板付き什器の美観を向上できる。また、天板付き什器の天板には、使用者が天板上で使用するＯＡ機器等に接続する配線（電源線又は通信線等）を天板の下方から上方に引き出すための開口部が設けられていることが多い。
【０００４】
特許文献１に記載のあるハブ取付装置は、テーブルが有する配線ダクトに取り付けられるハブ取付装置である。特許文献１に記載のあるハブ取付装置を備えたテーブルは、中央部に配線用の開口部を形成する天板と、開口部の下に配置される略Ｕ字状の配線ダクトと、天板における左右方向の両端部に設けられて天板を支持する一対のパネル脚と、左右方向において一対のパネル脚の中間に配置されて天板を支持する中間脚と、を備える。また、配線ダクトは、奥行き方向において対向して設けられた側壁を有し、パネル脚と中間脚とを連結して設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
２０１０－１１０４７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１に記載のあるハブ取付装置を備えたテーブルは、天板の開口と連通した配線ダクトがパネル脚を連結する連結部材を形成している。そのため、配線ダクトは、什器（テーブル）のデザインの変化による位置変更の自由度に乏しい。このような配線ダクトを備える什器は、例えば、脚体の形状を変更し、奥行き方向における天板に対する脚体の位置を変更するのが困難な虞がある。また、配線経路が配線ダクトの側壁によってクローズドな状態になるため、配線等のメンテナンス作業性が劣る可能性がある。
【０００７】
上記事情を踏まえ、本発明は、配線を支持する電気系統支持部材の取付け位置の自由度を向上させることができる天板付き什器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係る天板付き什器は、接地面を有し、左右方向に離間して設けられた一対の支柱部と、前記左右方向に延び、前記一対の支柱部の上端部を連結する連結部材と、前記支柱部および前記連結部材の少なくとも一方に支持された天板と、前記天板の下面に接続された被固定部と、前後方向における一方の端部が前記被固定部の下端部に接続されて前記前後方向に延びる受面部と、を有する電気系統支持部材と、を備え、前記受面部は、前記連結部材よりも下方に設けられ、前記電気系統支持部材は、前記受面部の他方の端部が前記被固定部よりも前方に位置する第一配置と、前記受面部の他方の端部が前記被固定部よりも後方に位置する第二配置とに配置可能であり、前記第一配置のとき、前記被固定部が前記連結部材よりも前記後方に設けられ、前記第二配置のとき、前記被固定部が前記連結部材よりも前記前方に設けられる。
【０００９】
第一の態様に係る天板付き什器によれば、電気系統支持部材は、天板の下面に接続された被固定部と、一方の端部が被固定部の下端部に接続されて連結部材よりも下方に設けられた受面部と、を備える。電気系統支持部材は、受面部の他方の端部が被固定部よりも前方に位置する第一配置と、受面部の他方の端部が被固定部よりも後方に位置する第二配置と、に配置可能であるため、天板に対する連結部材の位置が変更された場合であっても、連結部材の位置に応じて適正な位置に電気系統支持部材を設けることができ、電気系統支持部材の取付け位置の自由度を向上させることができる。
【００１０】
本発明の第二の態様に係る天板付き什器は、第一の態様に係る天板付き什器において、前記被固定部は、上下方向に延びる板部と、前記板部の上端部が前記前後方向に折れ曲がった折曲部と、を備え、前記折曲部は、前記天板の下面と対向し、前記天板の下面に接続される。
（【００１１】以降は省略されています）

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