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公開番号2025070484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180841
出願日2023-10-20
発明の名称流路切替システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類F16K 11/044 20060101AFI20250424BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ポンプ効率の低下を抑制しながら、ポンプの前後圧力を利用して流路を切り替えることができる流路切替システムを提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、ダイヤフラム24を動作させて駆動軸25を駆動させることにより、第1導出流路22-1と第2導出流路22-2を弁体26により開閉して、流路を切り替える流路切替装置1において、背圧室31とポンプ上流側流路71とを連通させる第1連通路41と、背圧室31とポンプ下流側流路72とを連通させる第2連通路42と、第1連通路41と第2連通路42の連通状態を切り替えるパイロット弁51と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
流路切替弁部と、
前記流路切替弁部に流体を送るポンプと、を有し、
前記流路切替弁部は、前記ポンプにより送られる前記流体を導入する導入流路と、前記導入流路から分岐し前記流体を導出する第1導出流路および第2導出流路と、可動壁室と、前記可動壁室内に配置される可動壁と、前記可動壁に接続する駆動軸と、前記駆動軸に設けられる弁体と、を備え、前記可動壁を動作させて前記駆動軸を駆動させることにより、前記第1導出流路と前記第2導出流路を前記弁体により開閉して、流路を切り替える流路切替システムにおいて、
前記可動壁室と前記ポンプの上流側流路とを連通させる第1連通路と、
前記可動壁室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる第2連通路と、
前記第1連通路と前記第2連通路の連通状態を切り替える連通状態切替え弁と、を有すること、
を特徴とする流路切替システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1の流路切替システムにおいて、
前記可動壁室は、前記可動壁により仕切られる背圧室を備え、
前記連通状態切替え弁は、
前記第1連通路により前記背圧室と前記ポンプの上流側流路とを連通させる状態、
または、
前記第2連通路により前記背圧室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる状態
のどちらかに切り替えること、
を特徴とする流路切替システム。
【請求項3】
請求項1の流路切替システムにおいて、
前記可動壁室は、背圧室と、前記可動壁により前記背圧室と仕切られる中間室と、を備え、
前記第1連通路は、前記背圧室と前記ポンプの上流側流路とを連通させる通路であり、
前記第2連通路は、前記中間室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる通路であり、
前記第1連通路と前記第2連通路とを連通させる通路として中間通路が設けられており、
前記連通状態切替え弁は、
前記中間通路を介して前記第1連通路と前記第2連通路とを連通させて、前記背圧室と前記中間室の両方を前記ポンプの上流側流路に連通させる状態、
または、
前記第1連通路により前記背圧室と前記ポンプの上流側流路とを連通させ、かつ、前記第2連通路により前記中間室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる状態
のどちらかに切り替えること、
を特徴とする流路切替システム。
【請求項4】
請求項1の流路切替システムにおいて、
前記可動壁室は、背圧室と、前記可動壁により前記背圧室と仕切られる中間室と、を備え、
前記第1連通路は、前記背圧室と前記ポンプの上流側流路とを連通させる通路であり、
前記第2連通路は、前記中間室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる通路であり、
前記第1連通路と前記第2連通路とを連通させる通路として中間通路が設けられており、
前記連通状態切替え弁は、
前記中間通路を介して前記第1連通路と前記第2連通路とを連通させて、前記背圧室と前記中間室の両方をそれぞれ前記ポンプの上流側流路と前記ポンプの下流側流路の両方に連通させる状態、
または、
前記第1連通路により前記背圧室と前記ポンプの上流側流路とを連通させ、かつ、前記第2連通路により前記中間室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる状態
のどちらかに切り替えること、
を特徴とする流路切替システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1つの流路切替システムにおいて、
前記可動壁は、ダイヤフラムであること、
を特徴とする流路切替システム。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれか1つの流路切替システムにおいて、
前記流路切替システムは、前記流路切替弁部と前記ポンプが一体に形成される流路切替装置であること、
を特徴とする流路切替システム。
【請求項7】
請求項1乃至4のいずれか1つの流路切替システムにおいて、
前記流路切替システムは、電動車の冷却水の流路に搭載されていること、
を特徴とする流路切替システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流体(例えば、冷却水)の流路を切り替える流路切替システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ポンプにより送られる流体(熱媒体)を、主弁により制御しながらヒータコアに供給する流路構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-82950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、ポンプのポンプ効率(すなわち、ポンプの出力と入力との比)に関しては何ら開示されていない。仮に、主弁を2つの流路を切り替える三方弁とすると、切り替える流路によってはポンプ効率が低下するおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、ポンプ効率の低下を抑制しながら、ポンプの前後圧力を利用して流路を切り替えることができる流路切替システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、流路切替弁部と、前記流路切替弁部に流体を送るポンプと、を有し、前記流路切替弁部は、前記ポンプにより送られる前記流体を導入する導入流路と、前記導入流路から分岐し前記流体を導出する第1導出流路および第2導出流路と、可動壁室と、前記可動壁室内に配置される可動壁と、前記可動壁に接続する駆動軸と、前記駆動軸に設けられる弁体と、を備え、前記可動壁を動作させて前記駆動軸を駆動させることにより、前記第1導出流路と前記第2導出流路を前記弁体により開閉して、流路を切り替える流路切替システムにおいて、前記可動壁室と前記ポンプの上流側流路とを連通させる第1連通路と、前記可動壁室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる第2連通路と、前記第1連通路と前記第2連通路の連通状態を切り替える連通状態切替え弁と、を有すること、を特徴とする。
【0007】
この態様によれば、連通状態切替え弁によって第1連通路と第2連通路の連通状態(すなわち、第1連通路と第2連通路による可動壁室とポンプの上流側流路および下流側流路との連通状態)を切り替えることにより、ポンプの前後圧力(すなわち、上流側と下流側の圧力)を利用して可動壁を自在に動作させることができる。そして、ポンプの前後圧力を利用して可動壁を動かして駆動軸を駆動させることにより、第1導出流路と第2導出流路を弁体により開閉させて、流路を切り替えることができる。
【0008】
このとき、第1連通路や第2連通路にて流体の流れが無い状態で、ポンプの前後圧力を可動壁室に伝えることができる。そのため、流路切替弁部に流体を送るポンプのポンプ効率の低下を抑制できる。したがって、ポンプ効率の低下を抑制しながら、ポンプの前後圧力を利用して流路を切り替えることができる。
【0009】
上記の態様においては、前記可動壁室は、前記可動壁により仕切られる背圧室を備え、前記連通状態切替え弁は、前記第1連通路により前記背圧室と前記ポンプの上流側流路とを連通させる状態、または、前記第2連通路により前記背圧室と前記ポンプの下流側流路とを連通させる状態のどちらかに切り替えること、が好ましい。
【0010】
この態様によれば、簡素な構成によりポンプの前後圧力を利用して流路を切り替えることができる。そのため、流路切替システムの製造コストを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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