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公開番号
2025070140
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180239
出願日
2023-10-19
発明の名称
パターン発生装置およびパターン発生方法と誤り率測定装置および誤り率測定方法
出願人
アンリツ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01R
31/00 20060101AFI20250424BHJP(測定;試験)
要約
【課題】所望パターンの4値以上の2のべき乗値(2
n
:n=2以上の整数)の多値変調信号において、PRBSをビットインターリーブして生成した多値変調信号パターンの最初のビットの割り当てを視覚的に認識して設定する。
【解決手段】パターン発生装置2は、各種伝送規格に対応したパターンによる4値以上の2のべき乗値の多値変調信号を発生するもので、パターン一覧の中から前記多値変調信号のパターンを選択設定するための設定画面15aを表示する表示手段15と、設定画面15aで選択設定された多値変調信号のパターンの規格に従った送信側または受信側の回路構成図25を表示制御する制御手段14と、回路構成図25でPRBSパターンを分割する分割回路25bに対し、最初のビットがLSBを最も低い位の第0位としてどの位に割り当てられるかを識別可能に選択切り替えする切替手段16と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
各種伝送規格に対応したパターンによる4値以上の2のべき乗値の多値変調信号を発生するパターン発生装置(2)であって、
パターン一覧の中から前記多値変調信号のパターンを選択設定するための設定画面(15a)を表示する表示手段(15)と、
前記設定画面で選択設定されたPRBSをビットインターリーブして生成する前記多値変調信号のパターンの規格に従った送信側または受信側の回路構成図(25)を表示制御する制御手段(14)と、
前記回路構成図でPRBSパターンを分割する分割回路(25b)に対し、最初のビットがLSBを最も低い位の第0位としてどの位に割り当てられるかを識別可能に選択切り替えする切替手段(16)と、を備えたことを特徴とするパターン発生装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記切替手段(16)は、前記規格がイーサネット(登録商標)のときに、MSBを表示して切り替えを無効化することを特徴とする請求項1に記載のパターン発生装置。
【請求項3】
前記切替手段(16)は、前記規格が少なくともPCI Express6.0のときに、LSBを表示して切り替えを無効化することを特徴とする請求項1に記載のパターン発生装置。
【請求項4】
前記切替手段(16)が前記分割回路(25b)の外側または内側に設けられることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のパターン発生装置。
【請求項5】
各種伝送規格に対応したパターンによる4値以上の2のべき乗値の多値変調信号を発生するパターン発生方法であって、
パターン一覧の中から前記多値変調信号のパターンを選択設定するための設定画面(15a)を表示するステップと、
前記設定画面で選択設定されたPRBSをビットインターリーブして生成する前記多値変調信号のパターンの規格に従った送信側または受信側の回路構成図(25)を表示制御するステップと、
前記回路構成図でPRBSパターンを分割する分割回路(25b)に対し、最初のビットがLSBを最も低い位の第0位としてどの位に割り当てられるかを識別可能に切替手段(16)を選択切り替えするステップと、
を含むことを特徴とするパターン発生方法。
【請求項6】
前記規格がイーサネット(登録商標)のときに、MSBを表示して前記切替手段(16)の切り替えを無効化するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載のパターン発生方法。
【請求項7】
前記規格が少なくともPCI Express6.0のときに、LSBを表示して前記切替手段(16)の切り替えを無効化するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載のパターン発生方法。
【請求項8】
前記切替手段(16)を前記分割回路(25b)の外側または内側に設けるステップを含むことを特徴とする請求項5~7の何れかに記載のパターン発生方法。
【請求項9】
請求項1のパターン発生装置(2)と、
被測定物(W)への前記パターン発生装置が発生する多値変調信号の入力に伴う前記被測定物からの信号を受けてシンボル誤り率を測定する誤り検出装置(3)と、
を備えたことを特徴とする誤り率測定装置。
【請求項10】
請求項5のパターン発生方法にて発生した多値変調信号を被測定物(W)に入力するステップと、
前記被測定物への前記多値変調信号の入力に伴う前記被測定物からの信号を受けてシンボル誤り率を測定するステップと、
を含むことを特徴とする誤り率測定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種伝送規格における規格団体や規格名などで規定される所望パターンの2のべき乗値以上の多値変調信号を発生するパターン発生装置およびパターン発生方法と誤り率測定装置および誤り率測定方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
通常PRBS(Pseudo Random Bit Sequence)パターンからPAM4(Pulse Amplitude Modulation 4)シンボルパターンを生成する際は、PRBSパターンをMSB(Most significant bit)とLSB(Least significant bit)にビットインターリーブして生成する。以降、このようにして生成したPAM4シンボルパターンをPRBSxQと記載する。xはPRBSの段数を表す数が入る。例えばPRBS13パターンから生成されるPAM4シンボルパターンはPRBS13Qと表記する。
【0003】
ところで、PRBSパターンをビットインターリーブするとき、最初のビットをMSBに割り当てるか(アサインするか)、LSBに割り当てるかで、生成されるPAM4シンボルパターンは異なるものとなる。以降、最初のビットをMSBに割り当てるパターンをPRBSxQ、最初のビットをLSBに割り当てるパターンを/PRBSxQと表記する。
【0004】
このように生成されるPRBSxQ、/PRBSxQパターンには、下記(1)~(3)に示すような特徴がある。
【0005】
(1)MSBビット列も、元のPRBSパターンとなっている。
(2)LSBビット列も、元のPRBSパターンとなっている。
(3)MSBビット列とLSBビット列とは位相差を持ち、その位相差は2^(PRBSの段数-1)である。最初のビットをMSBに割り当てた場合、LSB側の位相が2^(PRBSの段数-1)bit進んだものとなる。逆に、最初のビットをLSBに割り当てた場合、MSB側の位相が2^(PRBSの段数-1)bit進んだものとなる。
【0006】
ここで、図7(a),(b)を参照しながらPRBS7Qを生成したときの位相差について説明する。PRBS7Qの場合、その位相差は2^(7-1)=64bitとなる。したがって、PRBS7Qの最初のビットをMSBに割り当てた場合は、図7(a)に示すように、LSB側の位相が64bit進んだものとなる。これに対し、PRBS7Qの最初のビットをLSBに割り当てた場合は、図7(b)に示すように、MSB側の位相が64bit進んだものとなる。
【0007】
このような特徴から、PRBSxQのPAM4シンボルのエラー測定を行う設定では、/PRBSxQのPAM4シンボルのエラー測定を行うことができない。これは、PAM4シンボルとしてのシンボルエラーを測定する場合は、MSBビットとLSBビットの組が送信時の位相と同じであることを確認する必要があるためである。そして、図8に示すように、右下がりの斜線で示すPRBS7QのMSBビット列と/PRBS7QのLSBビット列が同じビット列であり、右上がりの斜線で示すPRBS7QのLSBビット列と/PRBS7QのMSBビット列が同じビット列であって、同じPRBS7からPAM4シンボル列を生成しても、PAM4シンボルとしてのPRBS7Qと/PRBS7Qは異なるパターンとなっているため、MSBとLSBの組み合わせがずれている場合は、MSBとLSBのPRBSパターンに誤りが無くても、PAM4シンボルはエラーとなる。
【0008】
ところで、例えば下記特許文献1に開示される従来の誤り率測定装置では、PAM4シンボルのエラー測定を扱っているが、これまでのPRBSxQを使ったPAM4シンボルエラー測定は、400Gイーサネット(登録商標)向けの仕様であり、最初のビットをMSBに割り当てる仕様となっていた。ところが、新たに策定されたPCIe Gen6ではPAM4シンボルが採用され、最初のビットをLSBに割り当てる仕様となった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2022-158216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上述した特許文献1に開示される誤り率測定装置を含め、従来の400Gイーサネット(登録商標)向けのPRBSxQのPAM4シンボルエラー測定では、PCIe Gen6の/PRBSxQのPAM4シンボルのエラー測定ができず、測定するためには、最初のビットがMSBとLSBのどちらに割り当てられているPRBSなのかを明確にする必要があった。すなわち、被測定物(DUT:Device Under Test )に入力する既知パターンのテスト信号として、各種伝送規格における規格団体や規格名などで規定されるPAM4のPRBSを含む所望パターンの4値以上の2のべき乗値(2
n
:n=2以上の整数)の多値変調信号において、PRBSをビットインターリーブして生成した多値変調信号パターンを入力して誤り率測定を行うにあたっては、多値変調信号へのPRBSの最初のビットの割り当て(LSBを最も低い位の第0位としてどの位に割り当てられるか)を明確にする必要があった。
(【0011】以降は省略されています)
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