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公開番号2025069706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179595
出願日2023-10-18
発明の名称表示装置及び表示装置用マザー基板
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H10K 59/122 20230101AFI20250423BHJP()
要約【課題】信頼性の低下を抑制する。
【解決手段】一実施形態によれば、表示装置は、画像を表示する表示領域及び前記表示領域よりも外側の周辺領域に亘って配置された有機絶縁層と、前記表示領域において前記有機絶縁層の上に配置された下電極と、前記有機絶縁層の上に配置され、前記下電極の周縁部を覆う無機絶縁層と、前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、前記有機層の上に配置された上電極と、前記周辺領域に配置された複数の周辺隔壁と、を備え、前記複数の周辺隔壁の各々は、前記無機絶縁層の上に位置する第1下部と、前記第1下部の上に位置し前記第1下部の側面から突出した第1上部と、を有し、前記有機絶縁層は、前記周辺領域において、平坦な上面と、前記上面に対して窪んだ凹部と、を有し、前記複数の周辺隔壁は、前記凹部に重畳する第1隔壁を含み、前記第1隔壁の前記第1上部から前記凹部の縁部までの距離は、50μm以上である。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板の上方において、画像を表示する表示領域及び前記表示領域よりも外側の周辺領域に亘って配置された有機絶縁層と、
前記表示領域において、前記有機絶縁層の上に配置された下電極と、
前記有機絶縁層の上に配置され、前記下電極の周縁部を覆う無機絶縁層と、
前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、
前記有機層の上に配置された上電極と、
前記周辺領域に配置された複数の周辺隔壁と、を備え、
前記複数の周辺隔壁の各々は、前記無機絶縁層の上に位置する第1下部と、前記第1下部の上に位置し前記第1下部の側面から突出した第1上部と、を有し、
前記有機絶縁層は、前記周辺領域において、平坦な上面と、前記上面に対して窪んだ凹部と、を有し、
前記複数の周辺隔壁は、前記凹部に重畳する第1隔壁を含み、
前記第1隔壁の前記第1上部から前記凹部の縁部までの距離は、50μm以上である、
表示装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記複数の周辺隔壁は、前記上面に重畳する第2隔壁を含み、
前記第2隔壁の前記第1上部から前記上面の縁部までの距離は、20μm以上である、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
基板と、
前記基板の上方において、画像を表示する表示領域及び前記表示領域よりも外側の周辺領域に亘って配置された有機絶縁層と、
前記表示領域において、前記有機絶縁層の上に配置された下電極と、
前記有機絶縁層の上に配置され、前記下電極の周縁部を覆う無機絶縁層と、
前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、
前記有機層の上に配置された上電極と、
前記周辺領域に配置された複数の周辺隔壁と、を備え、
前記複数の周辺隔壁の各々は、前記無機絶縁層の上に位置する第1下部と、前記第1下部の上に位置し前記第1下部の側面から突出した第1上部と、を有し、
前記有機絶縁層は、前記周辺領域において、平坦な上面と、前記上面に対して窪んだ凹部と、前記凹部を囲む斜面と、を有し、
前記複数の周辺隔壁は、前記凹部に重畳する第1隔壁と、前記上面に重畳する第2隔壁と、を含み、
前記無機絶縁層は、前記斜面と重畳する欠落部を有している、
表示装置。
【請求項4】
前記第1隔壁の前記第1上部から前記凹部の縁部までの距離は、50μm以上であり、
前記第2隔壁の前記第1上部から前記上面の縁部までの距離は、20μm以上である、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記凹部は、前記有機絶縁層の貫通部である、
請求項1または3に記載の表示装置。
【請求項6】
さらに、前記凹部に位置する金属層を備え、
前記無機絶縁層は、前記金属層を露出する開口を有している、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記凹部は、前記有機絶縁層の薄肉部である、
請求項1または3に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1隔壁は、平面視において格子状に形成され、
複数の前記第1隔壁は、互いに離間している、
請求項1または3に記載の表示装置。
【請求項9】
さらに、前記表示領域において、前記無機絶縁層の上に配置され導電材料で形成された第2下部と、前記第2下部の上に配置され前記第2下部の側面から突出した第2上部と、を有する隔壁を備え、
前記下電極、前記有機層、及び、前記上電極は、前記隔壁で囲まれ、
前記上電極は、前記隔壁の前記第2下部に接触している、
請求項1または3に記載の表示装置。
【請求項10】
前記有機絶縁層は、前記凹部に向かって厚さが低減する階段状の断面を有している、
請求項1または3に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置及び表示装置用マザー基板に関する。
続きを表示(約 4,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、薄膜トランジスタを含む画素回路と、画素回路に接続された下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極と、を備えている。有機層は、発光層の他に、正孔輸送層や電子輸送層などの機能層を含んでいる。
このような表示素子を製造する過程において、信頼性の低下を抑制する技術が必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、信頼性の低下を抑制することが可能な表示装置及び表示装置用マザー基板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態によれば、表示装置は、
基板と、前記基板の上方において、画像を表示する表示領域及び前記表示領域よりも外側の周辺領域に亘って配置された有機絶縁層と、前記表示領域において、前記有機絶縁層の上に配置された下電極と、前記有機絶縁層の上に配置され、前記下電極の周縁部を覆う無機絶縁層と、前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、前記有機層の上に配置された上電極と、前記周辺領域に配置された複数の周辺隔壁と、を備え、前記複数の周辺隔壁の各々は、前記無機絶縁層の上に位置する第1下部と、前記第1下部の上に位置し前記第1下部の側面から突出した第1上部と、を有し、前記有機絶縁層は、前記周辺領域において、平坦な上面と、前記上面に対して窪んだ凹部と、を有し、前記複数の周辺隔壁は、前記凹部に重畳する第1隔壁を含み、前記第1隔壁の前記第1上部から前記凹部の縁部までの距離は、50μm以上である。
【0006】
一実施形態によれば、表示装置は、
基板と、前記基板の上方において、画像を表示する表示領域及び前記表示領域よりも外側の周辺領域に亘って配置された有機絶縁層と、前記表示領域において、前記有機絶縁層の上に配置された下電極と、前記有機絶縁層の上に配置され、前記下電極の周縁部を覆う無機絶縁層と、前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、前記有機層の上に配置された上電極と、前記周辺領域に配置された複数の周辺隔壁と、を備え、前記複数の周辺隔壁の各々は、前記無機絶縁層の上に位置する第1下部と、前記第1下部の上に位置し前記第1下部の側面から突出した第1上部と、を有し、前記有機絶縁層は、前記周辺領域において、平坦な上面と、前記上面に対して窪んだ凹部と、前記凹部を囲む斜面と、を有し、前記複数の周辺隔壁は、前記凹部に重畳する第1隔壁と、前記上面に重畳する第2隔壁と、を含み、前記無機絶縁層は、前記斜面と重畳する欠落部を有している。
【0007】
一実施形態によれば、表示装置用マザー基板は、
画像を表示する表示領域と、前記表示領域よりも外側の周辺領域と、を有するパネル部と、前記パネル部よりも外側の余白部と、前記パネル部及び前記余白部に亘って配置された有機絶縁層と、前記表示領域において、前記有機絶縁層の上に配置された下電極と、前記有機絶縁層の上に配置され、前記下電極の周縁部を覆う無機絶縁層と、前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、前記有機層の上に配置された上電極と、前記周辺領域及び前記余白部に配置された複数の周辺隔壁と、を備え、前記複数の周辺隔壁の各々は、前記無機絶縁層の上に位置する第1下部と、前記第1下部の上に位置し前記第1下部の側面から突出した第1上部と、を有し、前記無機絶縁層は、前記周辺領域または前記余白部において、平坦な上面と、前記上面に対して窪んだ凹部と、を有し、前記複数の周辺隔壁は、前記凹部に重畳する第1隔壁を含み、前記第1隔壁の前記第1上部から前記凹部の縁部までの距離は、50μm以上である。
【0008】
一実施形態によれば、表示装置用マザー基板は、
画像を表示する表示領域と、前記表示領域よりも外側の周辺領域と、を有するパネル部と、前記パネル部よりも外側の余白部と、前記パネル部及び前記余白部に亘って配置された有機絶縁層と、前記表示領域において、前記有機絶縁層の上に配置された下電極と、前記有機絶縁層の上に配置され、前記下電極の周縁部を覆う無機絶縁層と、前記下電極の上に配置され、発光層を含む有機層と、前記有機層の上に配置された上電極と、前記周辺領域及び前記余白部に配置された複数の周辺隔壁と、を備え、前記複数の周辺隔壁の各々は、前記無機絶縁層の上に位置する第1下部と、前記第1下部の上に位置し前記第1下部の側面から突出した第1上部と、を有し、前記有機絶縁層は、前記周辺領域または前記余白部において、平坦な上面と、前記上面に対して窪んだ凹部と、前記凹部を囲む斜面と、を有し、前記複数の周辺隔壁は、前記凹部に重畳する第1隔壁と、前記上面に重畳する第2隔壁と、を含み、前記無機絶縁層は、前記斜面と重畳する欠落部を有している。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、表示装置DSPの構成例を示す図である。
図2は、副画素SP1、SP2、SP3のレイアウトの一例を示す図である。
図3は、図2中のA-B線に沿う表示装置DSPの概略的な断面図である。
図4は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。
図5は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。
図6は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。
図7は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。
図8は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。
図9は、表示装置DSPの製造方法を説明するための図である。
図10は、マザー基板100の一例を示す平面図である。
図11は、パッドPDまたは端子TEの一構成例を示す平面図である。
図12は、マザー基板100の一構成例を示す断面図である。
図13は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図14は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図15は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図16は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図17は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図18は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図19は、図10に示したマザー基板100の領域100Aの一構成例を示す平面図である。
図20は、マザー基板100の一構成例を示す断面図である。
図21は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図22は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図23は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図24は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図25は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図26は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図27は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図28は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図29は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図30は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図31は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図32は、本実施形態の効果の一つを説明するための図である。
図33は、有機絶縁層ILの凹部DPに配置される周辺隔壁7の一例を示す平面図である。
図34は、パッドPDまたは端子TEの他の構成例を示す平面図である。
図35は、マザー基板100の一構成例を示す断面図である。
図36は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図37は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図38は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図39は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図40は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図41は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図42は、図19に示した領域100Aの他の構成例を示す平面図である。
図43は、マザー基板100の一構成例を示す断面図である。
図44は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図45は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図46は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図47は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図48は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図49は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図50は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図51は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図52は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図53は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図54は、マザー基板100の他の構成例を示す断面図である。
図55は、図35に示した欠落部LPを含む領域に積層膜FL1が形成された様子を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
一実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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