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公開番号2025069586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179395
出願日2023-10-18
発明の名称情報処理装置及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G16H 20/00 20180101AFI20250423BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】患者の健康記録情報から、医療従事者に有用な情報を効率良く提供する。
【解決手段】情報処理装置(管理サーバー)は、対象患者の健康記録情報を取得する取得部と、健康記録情報に基づいて、要約を作成する作成部と、要約を医療従事者に提示すべく表示部(医師用端末)に表示させる表示制御部と、を備える。例えば、健康記録情報の要約画面331には、患者情報領域40、日数指定領域41、基準日指定領域42、対象期間領域43、医師氏名領域44、血圧領域50、体重領域60、服薬領域70、気分領域80、血糖値領域90等が含まれる。血圧領域50には、朝及び夜に測定された収縮期血圧、拡張期血圧及び脈拍のそれぞれについて、平均値、最高値及び最低値が表示される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
対象患者の健康記録情報を取得する取得部と、
前記健康記録情報に基づいて、要約を作成する作成部と、
前記要約を医療従事者に提示すべく表示部に表示させる表示制御部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示（約 920 文字）【請求項２】
前記作成部は、前記健康記録情報を加工する加工部を有し、当該加工された情報及び前記健康記録情報に基づいて、前記要約を作成する請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記加工部は、前記健康記録情報を、前記医療従事者が前記対象患者に対する診断又はアドバイスを行うための情報に加工する請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記加工部は、前記健康記録情報の統計値又は集計値を算出する算出部を有する請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記算出部は、前記健康記録情報の平均値、最高値、最低値、中央値、標準偏差、朝夜差、データの総数、又は、所定の範囲から外れた回数を算出する請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記健康記録情報に、前記対象患者の服薬状況を示す情報が含まれ、
前記算出部は、服薬状況の区分ごとの度数を算出する請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記健康記録情報に、前記対象患者の気分を示す情報が含まれ、
前記算出部は、気分の区分ごとの度数を算出する請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記加工部は、前記健康記録情報から、前記医療従事者が前記対象患者に対する診断又はアドバイスを行うための情報を抽出する請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記健康記録情報には、当該健康記録情報に係る対象日時が対応付けられており、
前記作成部は、前記対象患者の健康記録情報のうち、当該健康記録情報に対応付けられた対象日時が、指定された期間に含まれるものに基づいて、前記要約を作成する請求項１から８のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
前記作成部は、前記要約の内容を前記医療従事者が認識しやすい表示態様で配置した画面のデータを作成し、
前記表示制御部は、前記画面のデータに基づいて、前記要約を前記表示部に表示させる請求項１から８のいずれか一項に記載の情報処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、患者の健康及び医療に関する情報を一元的に管理することを目的として、ＰＨＲ（Personal Health Record：個人健康記録）が利用されている。ＰＨＲには、患者自身が入力したデータ、及び、医療機関等から提供されたデータ等が含まれる。
患者と医療従事者との間で、ＰＨＲ等の健康記録情報を共有するためのサービスが広まりつつある。医師等の医療従事者は、患者に対して診断又はアドバイスを行う際に、患者のＰＨＲを利用する。
【０００３】
また、患者のバイタル情報及び問診結果に基づいて、患者の健康状態を判定する装置が提案されている（特許文献１参照）。この装置は、前日のバイタル平均値と、過去のバイタル情報の中から異常値を除いたバイタル情報の最大値及び最小値との差を算出する。そして、この装置は、前日のバイタル平均値を基準とした上限側及び下限側の幅を設定し、計測したバイタル情報が異常か否かを判定する。
【０００４】
また、患者の複数の計測情報の中から、健康上注意すべき計測情報を選択し、選択した計測情報を患者に提示する健康管理画面作成装置が提案されている（特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
国際公開第２０１７／０７７７２４号
特開２０１１－２４４８４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ＰＨＲには、血圧、脈拍、体重等、数多くの情報が含まれる。また、ＰＨＲは、日々蓄積されていく情報であるため、対象とする期間が長くなるほど、情報が多くなってしまう。医療従事者が、膨大な量のＰＨＲの中から、医療従事者自身が知りたい情報を探し出すことは、煩雑な作業であった。
【０００７】
一方、医療従事者が、医療機関において、診断対象とする患者のＰＨＲを確認できる時間は限られている。例えば、医療従事者は、患者を呼び出してから、患者が診察室に入るまでの数分の間に、ＰＨＲを確認しなければならないこともある。このため、医療従事者は、ＰＨＲに含まれる雑多な情報を、少ない時間で効率良く確認する必要があった。しかし、従来、ＰＨＲ等の健康記録情報について、診断に役立つ情報をまとめて、医療従事者に提示するものは、なかった。
【０００８】
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、患者の健康記録情報から、医療従事者に有用な情報を効率良く提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
上記課題を解決するために、請求項１に記載の発明は、対象患者の健康記録情報を取得する取得部と、前記健康記録情報に基づいて、要約を作成する作成部と、前記要約を医療従事者に提示すべく表示部に表示させる表示制御部と、を備える情報処理装置である。
【００１０】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の情報処理装置において、前記作成部は、前記健康記録情報を加工する加工部を有し、当該加工された情報及び前記健康記録情報に基づいて、前記要約を作成する。
（【００１１】以降は省略されています）

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