TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025068865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178923
出願日
2023-10-17
発明の名称
自動分析装置及びその分析方法
出願人
株式会社日立ハイテク
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G01N
35/00 20060101AFI20250422BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ユーザによるキャリブレーションの作業負担を低減させた自動分析装置を提供する。
【解決手段】特定成分の濃度が既知の標準液を含む試料を分析する分析部と、前記標準液ごとに、測定項目、既知濃度及び設置場所を対応付けて指定する操作部と、前記標準液の既知濃度、及び、前記標準液の前記分析部による測定値、を用いて所定の測定項目の検量線を作成する制御部と、を備えた自動分析装置において、前記操作部は、測定項目ごとに、測定値と濃度の相関関係、を指定し、前記制御部は、測定項目が共通する前記標準液に関し、前記設置場所に対応して得られる複数の測定値の順番を、前記相関関係に基づき並び替えて、当該測定項目の前記検量線を作成する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
特定成分の濃度が既知の標準液を含む試料を分析する分析部と、
前記標準液ごとに、測定項目、既知濃度及び設置場所を対応付けて指定する操作部と、
前記標準液の既知濃度、及び、前記標準液の前記分析部による測定値、を用いて所定の測定項目の検量線を作成する制御部と、を備えた自動分析装置において、
前記操作部は、測定項目ごとに、測定値と濃度の相関関係、を指定し、
前記制御部は、測定項目が共通する前記標準液に関し、前記設置場所に対応して得られる複数の測定値の順番を、前記相関関係に基づき並び替えて、当該測定項目の前記検量線を作成することを特徴とする自動分析装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の自動分析装置において、
前記相関関係として、正の相関が指定された場合、
前記制御部は、複数の測定値の順番を小さい順に並べ替えて前記検量線を作成し、
前記相関関係として、負の相関が指定された場合、
前記制御部は、複数の測定値の順番を大きい順に並べ替えて前記検量線を作成することを特徴とする自動分析装置。
【請求項3】
請求項1に記載の自動分析装置において、
測定項目ごとに、複数の設置場所の集合であるポジションエリアが割り当てられ、
測定項目が共通する前記標準液は、前記ポジションエリア内の任意の設置場所に設置されることを特徴とする自動分析装置。
【請求項4】
請求項3に記載の自動分析装置において、
複数の測定項目に共通して用いられる前記標準液は、各測定項目の前記ポジションエリア内の特定の設置場所に設置されることを特徴とする自動分析装置。
【請求項5】
請求項1に記載の自動分析装置において、
前記操作部による、前記相関関係の指定がない場合、
前記制御部は、測定項目が共通する前記標準液に関し、前記設置場所に対応して得られる複数の測定値の順番を、並べ替えずに、当該測定項目の検量線を作成することを特徴とする自動分析装置。
【請求項6】
特定成分の濃度が既知の標準液を含む試料を分析する分析部と、
前記標準液ごとに、測定項目、既知濃度、及び設置場所を対応付けて指定する操作部と、
前記標準液の既知濃度、及び、前記標準液の前記分析部による測定値、を用いて所定の測定項目の検量線を作成する制御部と、を備えた自動分析装置の分析方法において、
前記操作部が、測定項目ごとに、測定値と濃度の相関関係、を指定するステップと、
前記制御部が、測定項目が共通する前記標準液に関し、前記設置場所に対応して得られる複数の測定値の順番を、前記相関関係に基づき並び替えて、当該測定項目の前記検量線を作成するステップと、を有することを特徴とする自動分析装置の分析方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動分析装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
臨床検査用の自動分析装置は、血液や尿等の生体試料と試薬を混合させて、混合液に対する吸光度などを測定することで、試料中の特定成分を分析する。測定値は、試料中の特定成分の濃度そのものではなく、予めキャリブレーション(校正)動作によって作成しておいた検量線と比較されることで、濃度に換算される。キャリブレーションでは、既知濃度の標準液を試料として測定が行われ、標準液の測定値と既知濃度の関係に基づき、検量線が作成される。しかし、検量線は、装置の状態や設置環境などによって変化するため、定期的にキャリブレーションを行い、分析の信頼性を保つ必要がある。
【0003】
キャリブレーションに使用される1濃度以上の標準液は、予め指定された場所に設置する必要があり、誤った場所に設置されると、検量線が作成できなかったり、不正確な検量線により分析精度が低下したりする。例えば、特許文献1には、自動分析装置での検量線の作成時に、検量線作成に必要な標準液の設置ミスなどの確認を可能とすること、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-68441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、標準液の設置ミスによってキャリブレーションが失敗したことの把握は可能であるものの、ユーザは、再度、標準液を設置してキャリブレーションを実行する必要がある。また、標準液の本数が増えるほど、標準液の置き間違いの可能性は高くなる。
【0006】
本発明の目的は、ユーザによるキャリブレーションの作業負担を低減させた自動分析装置及びその分析方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の課題を解決するため、本発明は、特定成分の濃度が既知の標準液を含む試料を分析する分析部と、前記標準液ごとに、測定項目、既知濃度及び設置場所を対応付けて指定する操作部と、前記標準液の既知濃度、及び、前記標準液の前記分析部による測定値、を用いて所定の測定項目の検量線を作成する制御部と、を備えた自動分析装置において、前記操作部は、測定項目ごとに、測定値と濃度の相関関係、を指定し、前記制御部は、測定項目が共通する前記標準液に関し、前記設置場所に対応して得られる複数の測定値の順番を、前記相関関係に基づき並び替えて、当該測定項目の前記検量線を作成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザによるキャリブレーションの作業負担を低減させた自動分析装置及びその分析方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
自動分析装置の構成の一例を示す図
標準液の既知濃度を入力する画面の一例
測定項目ごとに、測定値と濃度の相関関係、及び、標準液のポジションエリアを設定する画面の一例
検量線の作成に関係する制御部の機能ブロック図
検量線を作成する流れの一例を示すフローチャート
測定値の順番を並べ替える様子を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る自動分析装置について、図面に基づき説明する。以下では、血液、尿等の試料(検体)の吸光度測定を行う自動分析装置を例に挙げて説明するが、起電力測定や散乱光測定など、他の測定を行う自動分析装置にも、本発明は適用できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
粒子分析装置
9日前
株式会社イシダ
計量装置
3日前
個人
アクセサリー型テスター
10日前
日本精機株式会社
位置検出装置
26日前
栄進化学株式会社
浸透探傷用濃縮液
16日前
東レ株式会社
シート状物の検査方法
24日前
株式会社テイエルブイ
振動検出装置
9日前
株式会社ミツトヨ
画像測定機
11日前
エイブリック株式会社
電流検出回路
23日前
ダイハツ工業株式会社
試料セル
9日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
3日前
株式会社チノー
放射光測温装置
23日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
23日前
株式会社 キョーワ
食品搬送装置
23日前
大和製衡株式会社
計量装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
10日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
23日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
23日前
東ソー株式会社
簡易型液体クロマトグラフ
5日前
理研計器株式会社
ガス検出器
11日前
株式会社熊谷組
計測システム
16日前
富士電機株式会社
エンコーダ
24日前
理研計器株式会社
ガス検出器
11日前
大成建設株式会社
画像表示システム
19日前
理研計器株式会社
ガス検出器
11日前
理研計器株式会社
ガス検出器
11日前
理研計器株式会社
ガス検出器
11日前
株式会社 システムスクエア
検査装置
17日前
株式会社ニコン
検出装置
9日前
リバークル株式会社
荷重移動試験装置
3日前
大和製衡株式会社
表示システム
1日前
TDK株式会社
温度センサ
24日前
東洋計器株式会社
超音波式流量計
16日前
株式会社ヨコオ
シートコンタクタ
26日前
東洋計器株式会社
超音波式流量計
16日前
東洋計器株式会社
超音波式流量計
16日前
続きを見る
他の特許を見る