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公開番号2025068093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025026001,2025500870
出願日2025-02-20,2023-12-27
発明の名称画像取得装置及び画像取得方法
出願人浜松ホトニクス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 21/36 20060101AFI20250417BHJP(光学)
要約【課題】ミクロ画像取得条件をより適切に設定すること。
【解決手段】画像取得装置1は、サンプルSのマクロ画像を取得する画像取得装置であって、複数の励起波長域の内の少なくとも1つの励起波長域の励起光を、サンプルSに対して斜めから照射する第2照射部117と、複数の励起波長域に対応する複数の反射波長域と、各反射波長域の間の透過波長域とをそれぞれ有する蛍光フィルタ部120と、照射された励起光に応じたサンプルSからの蛍光を結像する結像レンズ118と、結像レンズ118によって結像された光像を撮像し、サンプルSの蛍光マクロ画像を出力するカラーイメージセンサ119と、を有するマクロ観察用カメラと、蛍光マクロ画像に基づいて、サンプルSのミクロ画像の取得条件を設定する制御装置20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
試料のマクロ画像を取得する画像取得装置であって、
複数の励起波長域の内の少なくとも1つの励起波長域の励起光を、前記試料に対して斜めから照射する励起光照射部と、
前記複数の励起波長域に対応する複数の反射波長域と、各前記反射波長域の間の透過波長域とをそれぞれ有する蛍光フィルタ部と、照射された前記励起光に応じた前記試料からの蛍光を結像する結像レンズと、前記結像レンズによって結像された光像を撮像し、前記試料の蛍光マクロ画像データを出力するイメージセンサと、を有するマクロ観察用カメラと、
前記蛍光マクロ画像データに基づいて、前記試料のミクロ画像の取得条件を設定する設定部と、を備える画像取得装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
試料のマクロ画像を取得する画像取得方法であって、
複数の励起波長域の内の少なくとも1つの励起波長域の励起光を、前記試料に対して斜めから照射する励起光照射ステップと、
照射された前記励起光に応じて前記試料から生じ、前記複数の励起波長域に対応する複数の反射波長域と、各前記反射波長域の間の透過波長域とをそれぞれ有する蛍光フィルタ部を透過した蛍光を、イメージセンサを用いて撮像し、前記試料の蛍光マクロ画像データを出力する撮像ステップと、
前記蛍光マクロ画像データに基づいて、前記試料のミクロ画像の取得条件を設定する設定ステップと、を備える画像取得方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像取得装置及び画像取得方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、暗視野照明によって暗視野マクロ画像を取得し、該暗視野マクロ画像に基づき、ミクロ画像取得条件を設定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-310231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、より鮮明なマクロ画像を取得しミクロ画像取得条件をより適切に設定することが求められている。
【0005】
本開示は上記実情に鑑みてなされたものであり、ミクロ画像取得条件をより適切に設定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る画像取得装置は、試料のマクロ画像を取得する画像取得装置であって、複数の励起波長域の内の少なくとも1つの励起波長域の励起光を、試料に対して斜めから照射する励起光照射部と、複数の励起波長域に対応する複数の反射波長域と、各反射波長域の間の透過波長域とをそれぞれ有する蛍光フィルタ部と、照射された励起光に応じた試料からの蛍光を結像する結像レンズと、結像レンズによって結像された光像を撮像し、試料の蛍光マクロ画像データを出力するイメージセンサと、を有するマクロ観察用カメラと、蛍光マクロ画像データに基づいて、試料のミクロ画像の取得条件を設定する設定部と、を備える。
【0007】
本開示の一態様に係る画像取得方法は、試料のマクロ画像を取得する画像取得方法であって、複数の励起波長域の内の少なくとも1つの励起波長域の励起光を、試料に対して斜めから照射する励起光照射ステップと、照射された励起光に応じて試料から生じ、複数の励起波長域に対応する複数の反射波長域と、各前記反射波長域の間の透過波長域とをそれぞれ有する蛍光フィルタ部を透過した蛍光を、イメージセンサを用いて撮像し、試料の蛍光マクロ画像データを出力する撮像ステップと、蛍光マクロ画像データに基づいて、試料のミクロ画像の取得条件を設定する設定ステップと、を備える。
【0008】
本開示の一態様に係る画像取得装置及び画像取得方法では、試料に対して斜めから励起光が照射され、励起波長域の光を反射する蛍光フィルタ部及び結像レンズを経た試料からの蛍光の光像がイメージセンサによって撮像され、試料の蛍光マクロ画像データが出力される。このように、試料に対して斜めから励起光が照射されることにより、マクロ観察用カメラが試料の直上に設けられる構成において、試料からの蛍光がイメージセンサによって適切に撮像される。また、イメージセンサの前段において、励起波長域の光が蛍光フィルタ部によって反射されるため、イメージセンサによって、励起光を含まない蛍光のみが適切に撮像される。このようにして撮像された蛍光マクロ画像データが出力されて、試料のミクロ画像の取得条件が設定されることにより、ミクロ画像の取得条件を適切に設定することができる。すなわち、蛍光フィルタ部を介することによって蛍光のみがイメージセンサによって撮像されることにより、蛍光マクロ画像データに基づき、試料における組織が明確に検出され、組織の領域検出やフォーカス計測位置の設定等を適切に実施し、ミクロ画像の取得条件を適切に設定することができる。
【0009】
設定部は、蛍光マクロ画像データに基づいて、ミクロ画像の取得時における露光時間を設定してもよい。上述したように、マクロ観察用カメラから出力されるマクロ画像データから試料の組織が明確に検出されるので、マクロ画像データに基づき、ミクロ画像の取得時における適切な露光時間を高精度に設定することができる。
【0010】
設定部は、蛍光マクロ画像データにおいて他の領域と比べて輝度が高い確認点を所定の数だけ抽出し、抽出した複数の確認点の輝度に基づき、露光時間を設定してもよい。このように、確認点の輝度が考慮されて露光時間が設定されることにより、露光時間をより高精度に設定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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