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公開番号2025067876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2024178471
出願日2024-10-10
発明の名称ウクルマ(略称:FV)
出願人株式会社ドクター中松創研
代理人
主分類B60V 1/06 20060101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約【課題】公知の移動体の欠点「粉じん」を除去する。
【解決手段】 粉じんを発生せずスイープ出来る移動体で、ダクティッド効果とグランドエフェクト、アンチトルク、と流体工学の理論集積し構築し浮揚する装置とした画期的発明である。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
ダクティッドファン効果とグランドエフェクト効果の両方を掛け合わせた事により浮上する事を特徴とする移動体。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1に於いて、プロペラで渦流を起こし、この渦流を他のプロペラで逆渦流又は直線流に変換し、同時にトルクを是正し、且つ前記渦流又は直流が横にはみ出さないようにし、且つ前記渦流又は直流が地面に直接当たる事により、最大の浮揚力を得る事を特徴とする移動体。
【請求項3】
請求項1に於いて、スイープ効果も得られる事を特徴とする移動体。
【請求項4】
請求項1に於いて、キャパシタ又は全固体電池により構造物を形成することを特徴とする移動体。
【請求項5】
請求項1に於いて、横流れ防止筒の外周に、更に円筒を設け、前記プロペラで吐出された排気やほこりを吸入する事を特徴とする移動体。
【請求項6】
請求項5に於いて、前記横流れ防止筒の上部及び/又は前記横流れ防止筒の外周と吸入する前記円筒との間隙にフィルタを設けた事を特徴とする移動体。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に於いて、浮揚する装置を、車椅子、自動車、電気自動車等の地上又は海上の移動体の座席の下に設けた事を特徴とする移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は地上又は海上から、やや浮上して走行する全く新しい移動体に関する。
続きを表示(約 9,300 文字)【背景技術】
【0002】
本発明者はロンドン帝国大学(インペリアルカレッジオブロンドン)の教授として本学の研究の「粉じん」塵埃問題を解決する為、本発明を行った。この「粉じん」問題は、EUで規制するという地球環境の重大問題であり、国連アースデイ(環境問題)の日本代表である本発明者の重大な関心事項であり、本発明により解決出来る。従来EUは、自動車等のCO2削減を目指し電気自動車(EV)を推進していた。しかし重大な見逃しがある。EVはバッテリが重いので車体も重くなり、タイヤと地面の接触が、ガソリン車より20%もタイヤと道路の摩耗が多くなり、600万トン/年の粉じん発生することが本発明者が教えているインペリアルカレッジオブロンドン(ロンドン帝国大学)の研究で最近判明した。しかもこの粉じんは、強い毒性があると判明し、CO2削減問題よりも人類の重大な健康問題が非常に心配される大問題となっている。
本来環境地球温暖化問題としてCO2を削減する為に、EV化したが、もっと重大な環境問題、すなわちタイヤの粉じんによる、健康問題ひいては環境破壊問題が発生するのでEVも駄目という研究結果となった。
この問題が、人間に対してものすごい害がある直接問題であることは、多くの人には知られていなく、対策も全くとられていない。
日本のタイヤ協会であってもまだ測定方法の検討が始まったばかりで、測定さえされていない状況である。まして規制などない。
また、発生した粉じんを静電気装置をタイヤのそばに置き吸着するなどの技術でお茶を濁そうとする動きがあるが、それは子供だましである。
根本的に粉じんが発生しない方法を考えるべきである。
そこに鋭いメスを入れた解決策が、本発明である。
即ち粉じんが発生しないすなわちタイヤを使わないという、全く世界を変える発明で公知に無い装置と、それを設けた移動体が本発明なのである。
さらに、加えて他の車が発生した粉じんや地上のごみを本発明で回収もできる100点満点以上の発明なのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6631367
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
EVバッテリが非常い重いのでEVはガソリン車より重く、タイヤと道路がすれて「粉じん」を発生する大きな欠点がある事を殆どの人は知らない。さらに前述のように、粉じん発生より重大な問題を発生し、健康問題が発生する事を知らない。さらに、でこぼこの道や段差でのバンピング衝撃緩和の為にコイルサスペンションなどの衝撃吸収装置が必要である。よって、必須部品の重いバッテリや衝撃吸収装置の荷重は、軽くできない問題がある。公知の自動車等タイヤを使用するものは、すべてこの「粉じん」の問題が発生する。
また、車椅子等の手動の移動体では、段差や凹凸があると、移動することが困難となり自由に動き回ることができない問題がある。
それをすべて解決したのが本発明である。
ドローン技術を用いた空飛ぶ車等の空中の移動体は、墜落する危険性があり、安全でない。そして、人を乗せ移動するには数々の安全対策が必要となる。また、空飛ぶ車はタイヤが有るので地表で「粉じん」を発生する欠点がある。
又、空飛ぶ自動車以外の地面と接触が無く移動する手段の、航空機、ホバークラフトも問題がある。
ホバークラフトは、浮かすためにプロペラで発生する後流で床を押す圧を得るが、多くの問題点が有る。
問題点を箇条書きに並べると、
1.ホバークラフトは、浮上と推進に水平方向の大量の空気を圧縮・加速し続けるために、多くのエネルギを消費して効率が悪く騒音と振動も大きい。
2.エアクッションによって船体を支えるため、制約を受けて大型化が難しい。
3.波浪や強風など悪天候に弱く、英仏海峡では大きな事故を経験した。
4.スカートに大きな破損を受け、エアクッションが失われると、浮揚に障害を生じる。
5.半消耗品であるスカートの維持交換コストも運用費を押し上げる。
操縦に特殊な技能が要求される。
6.令和5年11月に起きた大分での操船訓練中のガードレールへの衝突事故の如く、わずかな斜面でも直進性が失われるため、陸上での運用には制約が大きい。
7.保守を行なう港湾には上陸用斜面が求められる。
8.特に民生分野では、水陸両用車と同じく水上、陸上でそれぞれ異なる規制・法律が適用されるため、水陸両用の特性を発揮しにくい。
本願発明は上記の問題点をすべて除去したものである。
本発明は推進用のグランドイフェクト理論による小浮揚プロペラをダクトに入って保護したダクティッドファン理論を用いた発明である。
しかもホバークラフトには地上の粉じんをまき散らすが、本発明は粉じんを回収する機能をもつ発明である。
【0005】
本発明者は東京大学法学部で知財単位を取得し、弁理士試験に合格した。また、本発明者はヘリコプタ日本一周の記録を持ち、農薬撒布装置や空中架線装置の特許を持ち、ヘリコプタの特性を熟知しているので、ヘリコプタを着陸させる操縦法として重要な「グランドエフェクト」という原理を本発明に利用し採用している。
これにより小エネルギで浮き上がることができるのが本発明である。そして空飛ぶ車よりはるかに少ないエネルギで運行可能でこれは地面とプロペラの空気圧縮を活用するのである。又、スペシャルダクティッドファンやグランドエフェクト理論を用いてプロペラ効率を向上させエネルギロスを減少させ、地表に近いほど圧力が高くなるので画期的に浮力が拡大することを見出し、本発明を完成させた。
本発明により、タイヤ摩耗による「粉じん」又は健康問題を生じさせず、更に地面のほこりを清浄することができる、更にCO2発生もしない、上記のすべての問題を解決出来る画期的移動体の発明なのである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、キャパシタ又はその他の材料で作った一重又は二重の筒の中にプロペラ等空気移動装置を設け、椅子の下等の空間に前記筒を設け、これを車椅子、自動車、船等移動体に設け/又は設けない、地面又は床面よりやや浮いて走行し得、又、地面又は床面のほこりを掃き得る、浮遊装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明品は多くのすぐれた効果がある。
1.道路とタイヤから粉じんが発生しないので健康や環境によい。「EV等公知の自動車は発生する」。
2.吸込みダクトにより床や道路を掃除(スイープ)してゆくことができ掃除も兼用可能である。
3.車椅子に本発明を使用するとバリアフリでない凹凸のある床でも走行できる。
4.水害や地震等災害時でも移動することができ、災害用キャタピラ車等災害救援車両より速く移動できる。
5.衝突しても打撃を受けず、人的被害もなく、車体も凹むなどの損傷を受けない。
6.依って、保険料も安くなる。
7.水陸両用車が出来る。(水上でも移動可能である。)
8.軍用車として安全である。地雷上を通っても問題ない。
9.地面と非接触の為、移動スピードが公知車より速い。
10.座席下等空間に設けられるので、スペースファクタが良い。
11.強力な浮遊力と方向転換ができる。
12集中した圧力が下(地面)にかかる発明なので、プロペラ、モータが小さくても浮き、効率が良い。
13.本発明の二重筒の場合、外筒より、地面又は床のほこりが周囲に飛散しない、又は吸入出来る。
14.道に凹凸、段差、亀裂、雪道でみえなくなった亀裂や凍結したところ等があっても、車イス等として問題なく、安定して移動し得る。
15.衝撃緩和の為の、コイルやサスペンションなどの衝撃吸収装置が必要でなくなり重量が軽くできるのでエネルギが少なく移動できる。
16.タイヤの跡がつかなく、かつ道路とタイヤを傷めないので、道路清掃車が不要で、かつ道路メンテナンス費用が削減され、市町等自治体の経費節約になり、よって節税になる。
17.タイヤ付きの移動体に、本発明を設けると浮力が働き粉じんを削減できる。
18.本移動体の屋根、足置き床、座席にソーラ発電装置を設けられるので、長時間浮遊移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
公知の移動体で(A)自動車1、(B)車椅子2を示す。
本発明と公知の移動体の地表から高さの違いを説明する図である。
本発明第1実施浮遊装置実施形態を示す図であって、新ダクティッドファン方式の2重反転プロペラを複数設けた(A)上面図、(B)横断面図、(C)横断面拡大図である。
本発明第2実施形態を示す図であって、円筒のダクトをキャパシタ又は全固体電池等バッテリで形成し、(A)は複数のキャパシタ(バッテリ)又は全固体電池を円筒形に形成した本発明上面図で、(B)筒状に電極等を巻いたキャパシタ又は全固体電池(バッテリ)ダクトとした本発明上面図である。
本発明第3実施形態を示す図であって、前記円筒の外周にさらに円筒を設けた本発明で、(A)上面図、(B)横断面図(C)底面図である。
本発明第4実施形態を示す本発明品の車椅子図であって、(A)側面図、(B)底面図でキャパシタ又は全固体電池等バッテリを使用する方向転換用プロペラを設けた発明である。
本発明第5実施形態を示す車椅子であって、(A)側面図、(B)底面図でキャパシタ又は全固体電池等バッテリを使用する方向転換用ノズルを設けた発明である。
本発明第6実施形態を示す本発明1人掛け移動体図であって、(A)側面図、(B)底面図でキャパシタ又は全固体電池等バッテリを使用する本発明浮遊装置2つを横方向に結合した発明である。
本発明第7実施形態を示す本発明1人掛け移動体図であって、側面図でキャパシタ又は全固体電池等バッテリを使用する本発明浮遊装置を椅子の下と頭上に設けた発明である。
本発明第8実施形態を示す。本発明品を用いた2人掛け移動体の図であって、(A)側面図、(B)底面図である。
本発明第9実施形態を示す。本発明品を用いた4人掛け移動体の図であって、(A)側面図、(B)底面図である。
本発明第10実施形態を示す。本発明品を用いた4人掛け移動体の図であって、(A)側面図、(B)底面図である。
本発明第11実施形態を示す。本発明品を用いた複数ダクトを有する移動体の図であって、(A)、(B)は一人掛けで本発明浮揚装置3を3つ、(C)は6人掛けで本発明浮揚装置3を6つ結合した本発明底面図である。
本発明第12実施形態を示す。キャパシタを用いる本発明移動体の図であって、(A)横断面図、(B)底面図である。
本発明第13実施形態を示す。ソーラシステムとスキッドを有する本発明移動体の図であって、(A)横断面図、(B)底面図である。
本発明第14実施形態を示す。本発明車椅子の図であって、(A)側面図、(B)底面図である。
本発明第15実施形態を示す。小タイヤ付き本発明車椅子の図であって、(A)側面図、(B)底面図である。
本発明第16実施形態を示す。本発明自動車の図であって、(A)横断面図、(B)底面図である。
本発明第17実施形態を示す。本発明自動車の図であって、(A)横断面図、(B)底面図である。
本発明第18実施形態を示す。ダクティッドリフトを上部に適用した本発明車椅子の側断面図である。
本発明第19実施形態を示す。本発明品をビル間の移動に適用した図であって、(A)側面図、(B)上面図である。
本発明第20実施形態を示す。本発明をビル間の移動に用いた図であって、(A)1レーン設けた正面図、(B)2レーン設けた正面図である。
本発明第21実施形態を示す。浮揚も吸引も兼用できる構成とした発明であって、(A)側面図、(B)底面図を示す。
本発明第22実施形態を示す。浮遊装置をガソリンエンジンで駆動させる発明であって、(A)側面図、(B)底面図である。
本発明第23実施形態を示し、(A)側面図、(B)底面図である。
本発明第24実施形態を示し、(A)側面図、(B)底面図である。
本発明第25実施形態の側面図を示す。
本発明第26実施形態で、(A)公知と比較した本発明浮揚1及び2を示す図(B)ガレ場等での本発明浮揚3状態を示す図である。
本発明第27実施形態を示し、本発明浮遊装置を利用した真水供給装置の側面図を示す。
本発明第27実施形態を示し、本発明浮遊装置を利用した真水供給装置の上面図を示す。
本発明第27実施形態で他の形態の真水供給装置の側面図を示す。
本発明第27実施形態で他の形態の真水供給装置の側面図を示す。
本発明第27実施形態で他の形態の真水供給装置の側面図を示す。
本発明第28実施形態で、浮揚装置を横に結合し浮揚装置が傾斜可能な機能を設けた本発明で(A)は構造を示す側面図、(B)は前進の為に傾けられた浮揚装置210の側面図、(C)は後退の為に傾けられた浮揚装置210の側面図を示す。
本発明第29実施形態で、浮揚装置を前後又は、前後と横に結合し浮揚装置が傾斜可能な機能を設けた本発明で(A)は左右回転用ノズル又はプロペラを設けた構造を示す側面図、(B)は前進の為に後の浮揚装置3‘が傾けられた浮揚装置210の側面図、(C)は後退の為に前の浮揚装置3が傾けられた浮揚装置210の側面図を示す。
本発明第29実施形態の他の形態で、浮揚装置を前後又は、前後と横に結合し浮揚装置が傾斜可能な機能を設けた本発明で(A)は左右回転用ノズル又はプロペラを設けない構造を示す側面図、(B)は前進の為に後ろの浮揚装置3‘が傾けられた浮揚装置210の側面図、(C)は後退の為に後ろの浮揚装置3’が傾けられた浮揚装置210の側面図を示す。
本発明第28及び29実施形態の底面図を示し、(A)は浮揚装置を横に2つ結合した底面図、(B)は浮揚装置3を前後に2つ結合し後ろの浮揚装置に左右回転用ノズル又はプロペラを設けた底面図、(C)は浮揚装置3を横に2つと前に1つ結合した底面図、(D)は浮揚装置3を横に2つと後ろに1つ結合した底面図、(E)は浮揚装置3を前後に2つ結合しその横にも浮揚装置3を前後に2つ結合した底面図を示す。
本発明第28実施形態の前進後退や左右へ回転する機能を示した底面図であって、(A)は前進する場合の底面図、(B)は後退する場合の底面図、(C)は底面から見て時計回りに回転する場合の底面図、(D)は底面から見て時計回りに回転する場合の底面図を示す。
本発明第29実施形態の前進後退左右へ回転する機能を示した底面図であって、浮揚装置3を横に2つと前に1つ結合した浮揚装置210である。(A)は前進する場合の底面図、(B)は後退する場合の底面図、(C)は底面から見て反時計回りに回転する場合の底面図、(D)は底面から見て時計回りに回転する場合の底面図を示す。
本発明第29実施形態の他の形態で前進後退左右へ回転する機能を示した底面図であって、浮揚装置3を横に2つと後に1つ結合した浮揚装置210である。(A)は前進する場合の底面図、(B)は後退する場合の底面図、(C)は底面から見て反時計回りに回転する場合の底面図、(D)は底面から見て時計回りに回転する場合の底面図を示す。
本発明第29実施形態の他の形態で前進後退左右へ回転する機能を示した底面図であって、浮揚装置3を前後に2つ結合しその横にも前後に2つ結合した浮揚装置210である。(A)は前進する場合の底面図、(B)は後退する場合の底面図、(C)は底面から見て反時計回りに回転する場合の底面図、(D)は底面から見て時計回りに回転する場合の底面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に公知の移動体例を示す。
(A)は公知の自動車(ガソリン車又は電気自動車)1で、タイヤ102を回し地面との摩擦で走行する。
(B)は公知の車椅子2で、タイヤ201を回すことにより、地面との摩擦で移動する。
しかしながら、
公知(A)自動車1、特に電気自動車では特にバッテリ101重量が重くなり、前述本発明者の教えているロンドン帝国大学研究のタイヤからの粉じんによる環境健康問題が大きく問題化され、EVのCO2削減は勿論であるが、本発明提案の対策が必要である。
(B)では、車イス2は、凹凸や段差は越えられず自由に動けない。そして動く範囲が限られる。
以上の移動体のほかに、前述の如くホバークラフトは海面と陸面を浮き上り走行可能である。しかし重量がおもく大量の空気流れが船体外部へ噴出されエネルギ効率は悪く、即ち2乗3乗の法則により大型化が難しく、且つ水やほこりをまき散らし周囲を汚し、騒音が大きく、ゴムスカート等のメンテナンスも頻繁に必要である。このような欠点があるのでほとんど実用的に運用されていない。
また、空飛ぶ自動車の開発が進められているが、図1-2に示す如く地面より高い空中の位置を移動する為、浮揚の為に多くのエネルギが必要であり、墜落の危険もあり、空を飛ぶことも規制もあり運用のハードルが高い。さらに安全性も指摘されている。
本発明者は上記を鑑み、粉じんが出ない効率的で安全でCO2の削減に貢献する、空中を飛行する移動体と地上を走行する移動体の中間の位置づけとなる装置と移動体を発明した。
本発明は、英文でFLOATING VEHICLEと名付け、略称は「FV」でありEVの次の世代の移動体となるであろう。
【0010】
[本発明第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図2は、本発明第1実施形態を示す図であって、本発明新円筒プロペラ方式を示し、ダクティッドファン理論と渦流直線理論とアンチトルク理論とグランドエフェクト理論を掛け算した本発明装置3で、ここでは2重反転プロペラ31,32の2組を筒34に設けプロペラガードとダクト集中効果を持った椅子様浮遊装置(浮揚装置)(A)は上面図、(B)は横断面図、(C)は正逆転プロペラの後流の変化311,321,312,322を示し、アンチトルクと後流の一直線化によって圧力が最大となる効果を示す。
円筒のダクトに囲まれたプロペラを、バッテリ(本発明者が発明別途出願したキャパシタ又は全固体電池としてダクトを形成するか又はダクト上部に、電気供給用バッテリを設けて配線してもよい。)より電気供給しモータで回転させるか、燃料タンクを積載しエンジン(ガソリン又は水素)で回転させ、矢印で示す如くダクト上部より吸入した空気を、最初渦流311を直流322として地面に垂直に吹き出し本浮遊装置(浮揚装置)と地面との間に圧力P1を発生させ、移動体を浮上させるのが本発明である。
制御部(図示せず)を設け、圧力P1、プロペラ回転数を制御し安定した浮遊隙間とする。
本ダクトは、プロペラの渦流又は直流の流れを横にはみ出さないようにして下降流とする為に設けられる横流れ防止筒である。
ダクト下部端と地面の間には、下降流を下側面から逃がさず圧を上げ浮力を効率的にえるために柔軟なスカート506を設けるのが好ましい。
また、移動、方向変換などは、ダクト又はスカートの一部を開閉するか小プロペラを設ける事で方向変換や、移動を行う(図5以降参照)。
本発明浮遊装置(浮揚装置)を実施形態の他に各種の陸上又は海上移動体に設けた移動体も本発明に含まれる。
相互反転プロペラ31,32は、荷重に合わせ1組でも良いし2組以上としてもよい。
本発明の荷重によってプロペラサイズ、回転数、ダクトの中央部の圧力P1を公知の計算法に基づいて決定する。
ダクト34及びスカート506の縁ではベヌルイ効果と、渦発生があり圧力が下がってしまうが地面には触れない状態となるので、縁の影響を少なくするため、ダクト及びスカートの厚さはプロペラ停止での着地の強度剛性を計算しできるだけ薄く、若干開口形状にするのが好ましい。
例えば、5mmPC製厚ダクト、ゴム又は樹脂ビニル製の軟材料で5mm厚スカートとしてもよい。また、荷重70kgwで、2組の2重反転プロペラの推力をプロペラ直径約50mm8000rpmで、浮遊数ミリが確認された。
バッテリは、キャパシタ又は全固体電池のみならずリチウムイオン電池、空気電池、マンガン電池、リチウム固体電池などのその他公知のバッテリとしても良い。また、本発明者が発明した、フレームや前記ダクト等構造物と一体化させたキャパシタバッテリ又はボロン含有の全固体電池ととしてもよい。前記キャパシタは電気2重層キャパシタ(EDLC)構造が好ましい。また、フレームや前記ダクト等構造物は発火の危険が無い電気2重層キャパシタと兼用しさらにリチウムイオン電池等公知電池を設けた、ハイブリッドバッテリ構成としてもよい。
プロペラは水素エンジンによる駆動でも良い。ガソリンエンジンのガソリンや水素エンジンの水素は、例えば座席下にタンクを設置する。
本発明第1実施形態は、軽量で小型で強力に浮遊させることができる移動手段及び移動体である。
タイヤを使わないので、粉じん問題が無い。
ダクト型なので、プロペラのカケ割れを防御でき安全である。
など、冒頭に記載した如く多くの有益な効果が有る。
(【0011】以降は省略されています)

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