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公開番号
2025067722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177910
出願日
2023-10-13
発明の名称
レンズ装置、撮像装置、レンズ装置の制御方法、およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/08 20210101AFI20250417BHJP(光学)
要約
【課題】所定範囲内での操作が可能な操作部材でフォーカス操作を行う際に、ズーム位置に応じて撮影可能な距離範囲が異なる場合でも良好な操作性が得られるレンズ装置を提供する。
【解決手段】レンズ装置(100)は、ズーム位置を検出する位置検出部(107)と、所定範囲の操作指令値を入力する入力部(106)と、ズーム位置と操作指令値とに応じてフォーカスレンズを制御する制御部(109)とを有し、ズーム位置に応じて、合焦可能な撮影距離の範囲が異なり、制御部は、少なくとも第1撮影距離から第2撮影距離までの間において、操作指令値と撮影距離との関係がズーム位置によらず一定の範囲内の関係になるように、フォーカスレンズの目標位置を決定し、第1撮影距離よりも至近側または第2撮影距離よりも無限側の少なくとも一方において、関係がズーム位置に応じて一定の範囲外の関係に変化するように目標位置を決定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
フォーカスレンズと、
ズームレンズと、
ズーム位置を検出する位置検出部と、
所定範囲の操作指令値を入力する入力部と、
前記ズーム位置と前記操作指令値とに応じて前記フォーカスレンズを制御する制御部とを有し、
前記ズーム位置に応じて、合焦可能な撮影距離の範囲が異なり、
前記制御部は、
少なくとも第1撮影距離から第2撮影距離までの間において、前記操作指令値と前記撮影距離との関係が前記ズーム位置によらず一定の範囲内の関係になるように、前記フォーカスレンズの目標位置を決定し、
前記第1撮影距離よりも至近側または前記第2撮影距離よりも無限側の少なくとも一方において、前記関係が前記ズーム位置に応じて前記一定の範囲外の関係に変化するように前記目標位置を決定し、
少なくとも一つのズーム位置において、前記操作指令値の前記所定範囲の全体で、該ズーム位置での前記撮影距離の範囲の全体が駆動されるように前記目標位置を決定することを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
少なくとも前記第1撮影距離から前記第2撮影距離までの間において、前記関係が前記ズーム位置によらず一定の関係になるように前記目標位置を決定し、
前記第1撮影距離よりも至近側または前記第2撮影距離よりも無限側の少なくとも一方において、前記関係が前記ズーム位置により変化するように前記目標位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記第1撮影距離は、広角端から望遠端までのいずれのズーム位置でも合焦可能な撮影距離のうち、最も至近側の撮影距離であり、
前記第2撮影距離は、広角端から望遠端までのいずれの前記ズーム位置でも合焦可能な前記撮影距離のうち、最も無限側の撮影距離であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記第1撮影距離および前記第2撮影距離は、公称値であることを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記制御部は、合焦可能な撮影距離の範囲が最も広くなるズーム位置を基準ズーム位置として、前記操作指令値の前記所定範囲の全体で、前記基準ズーム位置における撮影距離の範囲の全体が駆動されるように前記関係を決定し、
前記基準ズーム位置とは異なるズーム位置において、前記撮影距離が合焦可能な範囲外になった場合、該ズーム位置において、合焦可能な撮影距離の範囲の端になるように前記目標位置を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記操作指令値の第1指令値から第2指令値までの範囲を、前記第1撮影距離から前記第2撮影距離に正規化し、
前記操作指令値の最小値から前記第1指令値までの範囲を、各ズーム位置において合焦可能な撮影距離の最も至近側の距離から前記第1撮影距離に正規化し、
前記第2指令値から前記操作指令値の最大値までの範囲を、前記第2撮影距離から各ズーム位置において合焦可能な撮影距離の最も無限側の距離に正規化することで、前記関係を決定して前記目標位置を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ装置。
【請求項7】
ズーム位置ごとに、各撮影距離で合焦する前記フォーカスレンズの位置に関する軌跡情報を記憶する記憶部を更に有し、
前記制御部は、前記ズーム位置と前記操作指令値と前記軌跡情報とに応じて、前記フォーカスレンズを制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記操作指令値が変化したと判定した場合、前記撮影距離を更新し、
前記ズーム位置と前記撮影距離と前記軌跡情報とに応じて、前記フォーカスレンズを制御することを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記操作指令値の変化の方向と、前記撮影距離の変化の方向とが互いに異なる場合、前記撮影距離を更新しないことを特徴とする請求項8に記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記レンズ装置は、撮像素子を有する撮像装置に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置、撮像装置、レンズ装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、カメラ等に着脱可能なレンズ装置は、操作部材の操作に応じてフォーカスレンズを制御することができる。操作部材には、所定の操作範囲での操作を可能とするため、例えば、操作部材の可動端(操作端)に機械的ストッパーが設けられている。このようなレンズ装置において、一般的に、フォーカスレンズは、操作部材による操作の際に操作位置を決定することで撮影距離が一意に決定されるように制御される。これにより、操作者が撮影しようとする被写体に合焦させる際、操作部材の可動端からの操作量(操作位置)を覚えておく(あるいは印をつけておく)ことで、迅速に操作を完了させることができる。
【0003】
特許文献1には、操作端を有する操作部材でフォーカス操作を行う際に、特定の操作位置で所望の撮影距離に合焦させるように、操作位置と撮影距離との関係を変更可能な撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-204029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ズームレンズを備えたレンズ装置では、ズーム位置ごとに合焦可能な撮影距離の範囲が異なる場合がある。例えば、望遠側では広角側よりも最短撮影距離が長くなるように設計されたレンズ装置(可変MODレンズ)が知られている。
【0006】
また、ズーム全域において一定となるように設計されたレンズ装置(固定MODレンズ)であっても、温度変化または経年変化等が生じた場合でも保証範囲に合焦できるように、フォーカス駆動範囲に余裕を持たせておくことが一般的である。このような場合、ズーム全域において同じ距離の余裕量を持つと、レンズ装置が大型化してしまう。このため、ズーム位置によって余裕量として持つ距離の幅が異なるようにレンズ装置を設計することが望ましい。
【0007】
このようなレンズ装置では、ズーム位置に応じて撮影可能な距離範囲が異なるため、全てのズーム位置で操作位置と撮影距離との関係を同じにすると、ズーム位置によっては操作不可能な領域が生じる。または、ズーム位置に応じて、常に撮影可能な距離範囲全体を操作範囲全体で操作可能に構成した場合、操作位置が同じであっても、ズーム位置に応じて撮影距離が異なってしまう。しかしながら、特許文献1には、このような課題に対する解決策が開示されていない。
【0008】
そこで本発明は、所定範囲内での操作が可能な操作部材でフォーカス操作を行う際に、ズーム位置に応じて撮影可能な距離範囲が異なる場合であっても、良好な操作性を有するレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、フォーカスレンズと、ズームレンズと、ズーム位置を検出する位置検出部と、所定範囲の操作指令値を入力する入力部と、前記ズーム位置と前記操作指令値とに応じて前記フォーカスレンズを制御する制御部とを有し、前記ズーム位置に応じて、合焦可能な撮影距離の範囲が異なり、前記制御部は、少なくとも第1撮影距離から第2撮影距離までの間において、前記操作指令値と前記撮影距離との関係が前記ズーム位置によらず一定の範囲内の関係になるように、前記フォーカスレンズの目標位置を決定し、前記第1撮影距離よりも至近側または前記第2撮影距離よりも無限側の少なくとも一方において、前記関係が前記ズーム位置に応じて前記一定の範囲外の関係に変化するように前記目標位置を決定し、少なくとも一つのズーム位置において、前記操作指令値の前記所定範囲の全体で、該ズーム位置での前記撮影距離の範囲の全体が駆動されるように前記目標位置を決定することを特徴とするレンズ装置。
【0010】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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