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公開番号2025067691
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177856
出願日2023-10-13
発明の名称ワイヤーハーネス製造図設計支援プログラム、ワイヤーハーネス製造図設計支援方法、および情報処理装置
出願人富士通株式会社,古河AS株式会社,FITEC株式会社,古河電気工業株式会社
代理人個人
主分類G06F 30/27 20200101AFI20250417BHJP(計算;計数)
要約【課題】ワイヤーハーネス製造図の設計期間の短縮化を図ること。
【解決手段】情報処理装置101は、グラフ情報110に基づいて、セグメントの角度を遺伝子として遺伝的アルゴリズムを実施することにより、制約条件120を満たすようにノードの配置を最適化する。この際、情報処理装置101は、ノードと他ノードとの間に働く斥力および引力から安定したノードの配置を探索する力学的アルゴリズムを適用することにより、ノードの配置を補正する。そして、情報処理装置101は、補正したノードの配置に対して、遺伝的アルゴリズムを実施することにより、ノードの配置を探索する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤーハーネスの製造に用いられるワイヤーハーネス製造図の設計を支援するワイヤーハーネス製造図設計支援プログラムであって、
前記ワイヤーハーネスを形成する電線を支持するために製造板に設けられる治具の設置点を表すノードと、ノード間をつなぐセグメントとを含むグラフ構造によって前記ワイヤーハーネスを表すグラフ情報に基づいて、前記セグメントの角度を遺伝子として遺伝的アルゴリズムを実施することにより、前記ワイヤーハーネスの製造に関する制約条件を満たすように前記ノードの配置を最適化するにあたり、
前記ノードと他ノードとの間に働く斥力および引力から安定した前記ノードの配置を探索する力学的アルゴリズムを適用することにより、前記ノードの配置を補正し、
補正した前記ノードの配置に対して、前記遺伝的アルゴリズムを実施することにより、前記ノードの配置を探索する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするワイヤーハーネス製造図設計支援プログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記補正する処理は、
前記ノードと他ノードとの間に働く斥力および引力に基づいて、前記ノードの仮の配置を算出し、
算出した前記ノードの仮の配置に基づいて、前記ノードにつながれたセグメントのうち、基準ノード側の他ノードとつながれたセグメントの長さを維持するように、前記ノードの配置を補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス製造図設計支援プログラム。
【請求項3】
前記補正する処理は、
前記遺伝的アルゴリズムにおいて直前に探索された前記ノードの配置に基づいて、前記グラフ構造内の基準ノードを起点としてセグメントを辿ることにより、前記グラフ構造のうちセグメントのクロスがない範囲を特定し、
前記グラフ構造のうち特定した前記範囲を除く残余の範囲に対して、前記力学的アルゴリズムを適用することにより、前記ノードの配置を補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス製造図設計支援プログラム。
【請求項4】
前記補正する処理は、
前記遺伝的アルゴリズムにおけるあらかじめ決められた世代において、前記力学的アルゴリズムを適用することにより、前記ノードの配置を補正する、ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス製造図設計支援プログラム。
【請求項5】
探索した探索結果を出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載のワイヤーハーネス製造図設計支援プログラム。
【請求項6】
ワイヤーハーネスの製造に用いられるワイヤーハーネス製造図の設計を支援するワイヤーハーネス製造図設計支援プログラムであって、
前記ワイヤーハーネスを形成する電線を支持するために製造板に設けられる治具の設置点を表すノードと、ノード間をつなぐセグメントとを含むグラフ構造によって前記ワイヤーハーネスを表すグラフ情報に基づいて、前記セグメントの角度を遺伝子として遺伝的アルゴリズムを実施することにより、前記ワイヤーハーネスの製造に関する制約条件を満たすように前記ノードの配置を最適化するにあたり、
前記ノードと他ノードとの間に働く斥力および引力から安定した前記ノードの配置を探索する力学的アルゴリズムを適用することにより、前記ノードの配置を補正し、
補正した前記ノードの配置に対して、前記遺伝的アルゴリズムを実施することにより、前記ノードの配置を探索する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするワイヤーハーネス製造図設計支援方法。
【請求項7】
ワイヤーハーネスの製造に用いられるワイヤーハーネス製造図の設計を支援する情報処理装置であって、
前記ワイヤーハーネスを形成する電線を支持するために製造板に設けられる治具の設置点を表すノードと、ノード間をつなぐセグメントとを含むグラフ構造によって前記ワイヤーハーネスを表すグラフ情報に基づいて、前記セグメントの角度を遺伝子として遺伝的アルゴリズムを実施することにより、前記ワイヤーハーネスの製造に関する制約条件を満たすように前記ノードの配置を最適化するにあたり、
前記ノードと他ノードとの間に働く斥力および引力から安定した前記ノードの配置を探索する力学的アルゴリズムを適用することにより、前記ノードの配置を補正し、
補正した前記ノードの配置に対して、前記遺伝的アルゴリズムを実施することにより、前記ノードの配置を探索する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤーハーネス製造図設計支援プログラム、ワイヤーハーネス製造図設計支援方法、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車には、ウィンカー、スライドドア、パワーウィンドウ、カーナビゲーションなどの様々な電装部品が搭載される。各パーツ(電装部品)は、電線により操作、給電される。自動車内には、各パーツを操作、給電するための電線が張り巡らされている。このような電線を束ねたものは、ワイヤーハーネス(Wire Harness,WH)と呼ばれる。
【0003】
先行技術としては、配置が決定された部品に対し、配線の交差の解消を行うとともに、部品をクラスター化し、まだクラスター化されていない部品が残っている場合には、まだクラスター化されていない部品に対し、配置配線とクラスター化を行い、全ての部品がクラスター化された場合に、配置配線を終了するものがある。また、複数の要素の初期配置状態に関する情報が入力されると、遺伝的アルゴリズムを実行して、初期配置状態にある複数の要素の疎密を解消するステップと、疎密が解消された後の複数の要素の中間配置状態に関する情報が入力されると、局所的疎密解消アルゴリズムを実行して、中間配置状態にある複数の要素の疎密をさらに解消するステップとを実行する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-169815号公報
特開2000-090065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、ワイヤーハーネス製造図の設計に多大な時間がかかるという問題がある。
【0006】
一つの側面では、本発明は、ワイヤーハーネス製造図の設計期間の短縮化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様では、ワイヤーハーネスの製造に用いられるワイヤーハーネス製造図の設計を支援するワイヤーハーネス製造図設計支援プログラムであって、前記ワイヤーハーネスを形成する電線を支持するために製造板に設けられる治具の設置点を表すノードと、ノード間をつなぐセグメントとを含むグラフ構造によって前記ワイヤーハーネスを表すグラフ情報に基づいて、前記セグメントの角度を遺伝子として遺伝的アルゴリズムを実施することにより、前記ワイヤーハーネスの製造に関する制約条件を満たすように前記ノードの配置を最適化するにあたり、前記ノードと他ノードとの間に働く斥力および引力から安定した前記ノードの配置を探索する力学的アルゴリズムを適用することにより、前記ノードの配置を補正し、補正した前記ノードの配置に対して、前記遺伝的アルゴリズムを実施することにより、前記ノードの配置を探索する、ワイヤーハーネス製造図設計支援プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、ワイヤーハーネス製造図の設計期間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかるワイヤーハーネス製造図設計支援方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。
図3は、設計支援装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、WHグラフ情報の具体例を示す説明図である。
図5は、設計支援装置201の機能的構成例を示すブロック図である。
図6は、力学的アルゴリズムの動作例を示す説明図である。
図7Aは、ノードの移動例を示す説明図(その1)である。
図7Bは、ノードの移動例を示す説明図(その2)である。
図8は、力学的アルゴリズムの適用範囲の限定例を示す説明図である。
図9は、力学的アルゴリズムの適用範囲の指定例を示す説明図である。
図10は、GAにおける初期解生成処理の一例を示す説明図である。
図11は、GAにおける解生成後処理の一例を示す説明図である。
図12は、解の交差処理の一例を示す説明図である。
図13は、解の突然変異処理の一例を示す説明図である。
図14は、設計支援装置201のワイヤーハーネス製造図設計支援処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15は、力学的アルゴリズム処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図16は、ノード配置補正処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明にかかるワイヤーハーネス製造図設計支援プログラム、ワイヤーハーネス製造図設計支援方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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