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公開番号2025067663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177808
出願日2023-10-13
発明の名称印刷面を有する樹脂シート構造体を用いた小物収納体及び製造方法
出願人クツワ株式会社
代理人個人
主分類A45C 11/34 20060101AFI20250417BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】 筆入れ等の樹脂シート構造体で収納本体を覆う収納体であって、少なくとも印刷面を有して印刷面を適切に保護し、なおかつ、オレフィン系樹脂を用いても簡単に製造可能とする。
【解決手段】 1又は複数の面部に樹脂シート構造体を用いた小物収納体において、
透明のオレフィン系樹脂シートからなる表面シート11は、少なくとも1つの面部の内面側を印刷面として裏刷り印刷を行う印刷工程と、表面シート11の内面側に背景色の芯材13を配置し、さらに内面側に表面シート11と同じ透明のオレフィン系樹脂シートからなる裏面シート12を配置する積層工程と、表面シート11と前記裏面シート12とを溶着して内部に芯材13を含む三層からなる樹脂シート構造体3とする溶着工程と、樹脂シート構造体3と収納本体2とを接続して収納用具1とすることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
1又は複数の面部に樹脂シート構造体を用いた小物収納体において、
透明のオレフィン系樹脂シートからなる表面シートは、少なくとも1つの前記面部の内面側を印刷面として裏刷り印刷を行う印刷工程と、
前記表面シートの内面側に背景色の芯材を配置し、さらに内面側に前記表面シートと同じ透明のオレフィン系樹脂シートからなる裏面シートを配置する積層工程と、
前記表面シートと前記裏面シートとを溶着して内部に前記芯材を含む三層からなる前記樹脂シート構造体とする溶着工程と、
前記樹脂シート構造体と収納本体とを接続して収納用具とすることを特徴とする印刷面を有する樹脂シート構造体を用いた小物収納体の製造方法。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
表面シートは印刷工程で裏刷り印刷を行う印刷可能領域と、前記印刷可能領域の外縁となる印刷縁部より外方となる余白部分を有し、
芯材は前記表面シートの印刷可能領域の印刷縁部に沿う芯材縁部を有するものであって、
溶着工程は、前記余白部分に溶着加工を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷面を有する樹脂シート構造体を用いた小物収納体の製造方法。
【請求項3】
面部は少なくとも第1面部と第2面部と背面部を有し、表面シートは前記第1面部と前記背面部と前記第2面部が並列し、前記第1面部と前記背面部の間、及び、前記背面部と前記第2面部の間に余白折り曲げ部分が形成され、
溶着工程は、余白部分に溶着加工を行って三層からなる樹脂シート構造体としつつ前記余白折り曲げ部分が面部の他の部分に比べて折り曲げ容易とする折り曲げ加工を行うことを特徴とする請求項2に記載の印刷面を有する樹脂シート構造体を用いた小物収納体の製造方法。
【請求項4】
芯材配置工程において、背面部は、表面シートの内面側に背景色の芯材を配置し、芯材の内面側に収納本体と接続するための被接続部が形成された背面芯材を配置する四層構造となることを特徴とする請求項3に記載の印刷面を有する樹脂シート構造体を用いた小物収納体の製造方法。
【請求項5】
1又は複数の面部に樹脂シート構造体を用いた小物収納体において、
内面側に裏刷り印刷を施した印刷可能領域を有する透明のオレフィン系樹脂からなる表面シートと、背景色を施した芯材と、前記表面シートと同じ透明のオレフィン系樹脂からなる裏面シートと、を有し、
前記樹脂シート構造体は、内部に前記芯材を備え、前記表面シートと前記裏面シートとを溶着形成して三層構造とするものであって、
前記樹脂シート構造体を、小物を収納可能とする収納本体に接続することを特徴とする小物収納体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも一方面に印刷面を有する樹脂シート構造体を用いた小物収納体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示すように、樹脂シートを用いた小物収納体の1つである筆入れの製造方法として、芯材とスポンジ材とを溶着してシート状とする発明は従来から存在した。同文献には表面シートと裏面シートと芯材とスポンジ材とを溶着して蓋板とすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭58-125457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の筆入れは、樹脂シートに印刷を施すことを開示しておらず、想定していなかった。筆入れとなる表面に柄や模様などの印刷を行うことがあったが、この場合、表面シートの印刷面を保護するためにさらに透明シートでラミネート加工を行う必要があり、製造工程を増やす一因となっていた。
【0005】
また、近年、環境保護の一環からオレフィン系の樹脂シートを用いられることが推奨されている。オレフィン系の樹脂シートを用いると、別素材と溶着し難く、透明シートと不透明とのシート溶着によるラミネート加工を行うことがより困難になる。さらに言うと、オレフィン系樹脂と同質樹脂であっても溶着面に印刷面があれば溶着がより困難となるものであった。
【0006】
そこで、本発明は、筆入れ等の樹脂シート構造体で収納本体を覆う収納体であって、少なくとも印刷面を有して印刷面を適切に保護し、なおかつ、オレフィン系樹脂を用いても簡単に製造可能とする小物収納体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の印刷面を有する樹脂シート構造体を用いた小物収納体の製造方法は、1又は複数の面部に樹脂シート構造体を用いた小物収納体において、透明のオレフィン系樹脂シートからなる表面シートは、少なくとも1つの前記面部の内面側を印刷面として裏刷り印刷を行う印刷工程と、前記表面シートの内面側に背景色の芯材を配置し、さらに内面側に前記表面シートと同じ透明のオレフィン系樹脂シートからなる裏面シートを配置する積層工程と、前記表面シートと前記裏面シートとを溶着して内部に前記芯材を含む三層からなる前記樹脂シート構造体とする溶着工程と、前記樹脂シート構造体と収納本体とを接続して収納用具とすることを特徴とするものである。
【0008】
また、表面シートは印刷工程で裏刷り印刷を行う印刷可能領域と、前記印刷可能領域の外縁となる印刷縁部より外方となる余白部分を有し、芯材は前記表面シートの印刷可能領域の印刷縁部に沿う芯材縁部を有するものであって、溶着工程は、前記余白部分に溶着加工を行うことが好ましい。
【0009】
また、面部は少なくとも第1面部と第2面部と背面部を有し、表面シートは前記第1面部と前記背面部と前記第2面部が並列し、前記第1面部と前記背面部の間、及び、前記背面部と前記第2面部の間に余白折り曲げ部分が形成され、溶着工程は、余白部分に溶着加工を行って三層からなる樹脂シート構造体としつつ前記余白折り曲げ部分が面部の他の部分に比べて折り曲げ容易とする折り曲げ加工を行うことが好ましい。
【0010】
また、芯材配置工程において、背面部は、表面シートの内面側に背景色の芯材を配置し、芯材の内面側に収納本体と接続するための被接続部が形成された背面芯材を配置する四層構造となることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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