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公開番号
2025067208
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176984
出願日
2023-10-12
発明の名称
保税貨物管理システム、保税貨物管理装置、保税貨物管理方法、およびプログラム
出願人
ヤマト運輸株式会社
,
株式会社リバティコム
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06Q
10/0831 20230101AFI20250417BHJP(計算;計数)
要約
【課題】海上輸入小口貨物における保税貨物を適切に管理すること。
【解決手段】保税貨物管理システムは、海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得し、貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二番号を生成し、第二番号と、海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三番号とを対応付け、海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、第一番号を用いて搬入確認登録し、貨物数に対応する第二の番号を貨物情報登録し、貨物数に対応する第番号を貨物確認登録しと、搬入された海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得し、搬入された海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する第三番号を貨物情報登録し、搬入された海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する第三番号を貨物確認登録する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得部と、
前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成部と、
前記第二B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三B/L番号とを対応付ける第三B/L番号対応付け部と、
前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録部と、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録部と、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録部と、
を備える、
保税貨物管理システム。
続きを表示(約 6,100 文字)
【請求項2】
海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得部と、
前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成部と、
前記第二B/L番号の数が前記貨物数よりも少ない場合に、前記第二B/L番号に前記所定識別情報をさらに付加することで第三B/L番号を生成する第三B/L番号生成部と、
前記第三B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第四B/L番号とを対応付ける第四B/L番号対応付け部と、
前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録部と、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録部と、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録部と、
前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録部と、
前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第三貨物情報登録部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第三貨物確認登録部と、
を備える、
保税貨物管理システム。
【請求項3】
海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得部と、
前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成部と、
前記第二B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三B/L番号とを対応付ける第三B/L番号対応付け部と、
前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録部と、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録部と、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録部と、
を備える、
保税貨物管理装置。
【請求項4】
海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得部と、
前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成部と、
前記第二B/L番号の数が前記貨物数よりも少ない場合に、前記第二B/L番号に前記所定識別情報をさらに付加することで第三B/L番号を生成する第三B/L番号生成部と、
前記第三B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第四B/L番号とを対応付ける第四B/L番号対応付け部と、
前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録部と、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録部と、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録部と、
前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録部と、
前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第三貨物情報登録部と、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第三貨物確認登録部と、
を備える、
保税貨物管理装置。
【請求項5】
保税貨物管理装置のコンピュータが実行する保税貨物管理方法であって、
海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得ステップと、
前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成ステップと、
前記第二B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三B/L番号とを対応付ける第三B/L番号対応付けステップと、
前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録ステップと、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録ステップと、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録ステップと、
を有する、
保税貨物管理方法。
【請求項6】
保税貨物管理装置のコンピュータが実行する保税貨物管理方法であって、
海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得ステップと、
前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成ステップと、
前記第二B/L番号の数が前記貨物数よりも少ない場合に、前記第二B/L番号に前記所定識別情報をさらに付加することで第三B/L番号を生成する第三B/L番号生成ステップと、
前記第三B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第四B/L番号とを対応付ける第四B/L番号対応付けステップと、
前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録ステップと、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録ステップと、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録ステップと、
前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録ステップと、
前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第三貨物情報登録ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第三貨物確認登録ステップと、
を有する、
保税貨物管理方法。
【請求項7】
保税貨物管理装置のコンピュータが実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、
海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得ステップと、
前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成ステップと、
前記第二B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三B/L番号とを対応付ける第三B/L番号対応付けステップと、
前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録ステップと、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録ステップと、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項8】
保税貨物管理装置のコンピュータが実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、
海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得ステップと、
前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成ステップと、
前記第二B/L番号の数が前記貨物数よりも少ない場合に、前記第二B/L番号に前記所定識別情報をさらに付加することで第三B/L番号を生成する第三B/L番号生成ステップと、
前記第三B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第四B/L番号とを対応付ける第四B/L番号対応付けステップと、
前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録ステップと、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録ステップと、
前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録ステップと、
前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録ステップと、
前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第三貨物情報登録ステップと、
搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第三貨物確認登録ステップと、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、税貨物管理システム、保税貨物管理装置、保税貨物管理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 4,800 文字)
【背景技術】
【0002】
個人輸入などの増加により小口輸入貨物が増加傾向にある。船舶による海上輸入小口貨物の通関業務、保税業務を行うには、輸出入・港湾関連情報処理管理センターが運営・管理する通関情報処理システム(NACCS:Nippon Automated Cargo Clearance System)で輸入申告する必要がある。輸入申告を行うためには、まず、輸入しようとする貨物が積載されたコンテナなどが保税蔵置場に搬入される。保税蔵置場に搬入される貨物は、NACCSに登録する必要がある。1つのコンテナには、1または複数の海上運送状(Sea Waybill)あるいは、船荷証券(Bill of Lading: B/L)に基づいた貨物が含まれる。海上運送状あるいは船荷証券に基づく貨物には、複数の貨物が積載されている。海上運送状あるいは船荷証券は、マスターB/L番号(親B/L番号などとも称する。)と称される識別情報が含まれる。それぞれの貨物には、貨物を識別する識別情報が添付されているが、個人輸入通販貨物を含む小口輸入貨物については、輸入通関するには、マスターB/L番号に紐づくハウスB/L番号を、貨物ごとに発行する必要がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社、NACCS業務資料 海上編[保税業務の概要]2020年1月、[online]、[検索日2023年7月1日]、インターネット<URL:https://bbs.naccscenter.com/naccs/dfw/web/_files/00135542/6s_hozei_202001.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在のNACCSでは、1つのマスターB/L番号から発行できるハウスB/L番号の上限は99個である。1つのマスターB/L番号に対応する貨物数が上限数を超える場合には、それぞれの貨物に対して人為的にハウスB/L番号を付与する必要があった。このため、海上輸入小口貨物における保税貨物の管理が十分でないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、海上混載小口輸入貨物における保税貨物を適切に管理することができる保税貨物管理システム、保税貨物管理装置、保税貨物管理方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、保税貨物管理システムであって、海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得部と、前記貨物情報に含まれる貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成部と、前記第二B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三B/L番号とを対応付ける第三B/L番号対応付け部と、前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録部と、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録部と、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録部と、を備える、保税貨物管理システムである。
【0007】
また、本発明の一態様は、保税貨物管理装置であって、海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得部と、前記貨物情報に含まれる貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成部と、前記第二B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三B/L番号とを対応付ける第三B/L番号対応付け部と、前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録部と、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録部と、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録部と、を備える、保税貨物管理装置である。
【0008】
また、本発明の一態様は、保税貨物管理装置のコンピュータが実行する保税貨物管理方法であって、海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得ステップと、前記貨物情報に含まれる貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成ステップと、前記第二B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三B/L番号とを対応付ける第三B/L番号対応付けステップと、前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録ステップと、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録ステップと、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録ステップと、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得ステップと、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録ステップと、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録ステップと、を有する、保税貨物管理方法である。
【0009】
また、本発明の一態様は、保税貨物管理装置のコンピュータが実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得ステップと、前記貨物情報に含まれる貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成ステップと、前記第二B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第三B/L番号とを対応付ける第三B/L番号対応付けステップと、前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録ステップと、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録ステップと、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録ステップと、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得ステップと、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録ステップと、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【0010】
また、本発明の一態様は、保税貨物管理システムであって、海上輸入小口貨物の貨物情報を、輸出元から取得する貨物情報取得部と、前記貨物情報に含まれるマスターWBの貨物数に応じて、前記貨物情報に含まれる海上運送状あるいは船荷証券の第一B/L番号に所定識別情報を付加することで貨物ごとの識別情報と対応する第二B/L番号を生成する第二B/L番号生成部と、前記第二B/L番号の数が前記貨物数よりも少ない場合に、前記第二B/L番号に前記所定識別情報をさらに付加することで第三B/L番号を生成する第三B/L番号生成部と、前記第三B/L番号と、前記海上輸入小口貨物のそれぞれの輸入申告に用いる第四B/L番号とを対応付ける第四B/L番号対応付け部と、前記海上輸入小口貨物が保税蔵置場に搬入されたことに基づいて、前記第一B/L番号を用いて通関情報処理システム(NACCS)に搬入確認登録(BIA)する搬入確認登録部と、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第一貨物情報登録部と、前記貨物数に対応する第二B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第一貨物確認登録部と、前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第二貨物情報登録部と、前記貨物数に対応する第三B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第二貨物確認登録部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報を取得する搬入貨物情報取得部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物情報登録(NVC01)する第三貨物情報登録部と、搬入された前記海上輸入小口貨物のそれぞれの識別情報に対応する前記第四B/L番号を前記通関情報処理システム(NACCS)に貨物確認登録(CTS)する第三貨物確認登録部と、を備える、保税貨物管理システムである。
(【0011】以降は省略されています)
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