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公開番号2025066269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175729
出願日2023-10-11
発明の名称太陽電池付き車両
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60J 3/00 20060101AFI20250416BHJP(車両一般)
要約【課題】太陽電池の発電を用いてより効率よく車内空間を快適にできる太陽電池付き車両を提供すること。
【解決手段】車両1は、太陽電池5が設けられたサンシェードと、太陽電池5が発電した電力を用いて駆動する空調装置(エアコン9)と、搭乗予告時刻の情報を含む外部信号を受信する通信装置8と、外部信号に基づいて、搭乗予告時刻に対応する時間にエアコン9を駆動させる制御装置(ECU7)を有する。上記構成によれば、サンシェード4により太陽光を遮蔽すると共に効率よく太陽電池5が太陽光を受けて発電できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
太陽電池付き車両であって、
太陽電池が設けられたサンシェードと、
前記太陽電池が発電した電力を用いて駆動する空調装置と、
搭乗予告時刻の情報を含む外部信号を受信する通信装置と、
前記外部信号に基づいて、前記搭乗予告時刻に対応する時間に前記空調装置を駆動させる制御装置を有する太陽電池付き車両。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
請求項1に記載の太陽電池付き車両であって、
前記外部信号に対象シートの情報が含まれており、
前記制御装置は、前記外部信号に基づいて前記空調装置からの風を前記対象シートに向けて出力するように、あるいは他のシートに比べて前記対象シートにおける風量を多くするように前記空調装置を調整する太陽電池付き車両。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の太陽電池付き車両であって、
前記制御装置は、車内の温度が所定温度以下の場合に前記空調装置からの風を前記車両の窓に向けて出力するように前記空調装置を調整する太陽電池付き車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、太陽電池付き車両に関する。詳しくは太陽電池が設けられたサンシェードを備える車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
実全平1-130852号公報には、車体上面にガラスサンルーフを有し、ガラスサンルーフの下方に太陽電池を配設したサンシェードを備えた車両が開示されている。サンシェードは、ガラスサンルーフに沿って前後に移動可能である。これにより、ガラスサンルーフからの直射日光を遮蔽しつつ発電させたり、サンシェードを収納して車内に日光を取り込んだりできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実全平1-130852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記車両では、走行時及び駐車時において太陽電池の発電で車内を換気させるファンを動作させる。しかし、駐車中にファンを動かし続けることは電力の無駄になる懸念がある。そこで、太陽電池の発電を用いてより効率よく車内空間を快適にできる太陽電池付き車両を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの態様としての太陽電池付き車両は、太陽電池が設けられたサンシェードと、太陽電池が発電した電力を用いて駆動する空調装置と、搭乗予告時刻の情報を含む外部信号を受信する通信装置と、外部信号に基づいて、搭乗予告時刻に対応する時間に空調装置を駆動させる制御装置を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
太陽電池付き車両を示す断面図である。
電気制御システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<車両1>
以下、種々の実施形態について図1-2を用いて説明する。図1に示すように、車両1は、前部座席であるシート2の前側に設けられるサンシェード4を有する。サンシェード4は、車両1の前側からシート2に照射される太陽光を遮蔽することができる。サンシェード4の前面には、シート状の太陽電池5が取り付けられる。これにより、車両1はサンシェード4により太陽光を遮蔽すると共に、太陽電池5に太陽光を照射させて発電させることができる。
【0008】
図2に示すように、車両1は、太陽電池5が発電した電力を車内の電子機器に利用する電気制御システム1aを有する。電気制御システム1aは、太陽電池5が発電した電力をバッテリ6に充電する。そして、ECU7からの制御信号に基づいて、バッテリ6の充電を用いてエアコン9を動作させる。これにより、電気制御システム1aは車室内の環境を好適に保つことができる。
【0009】
<サンシェード4>
図1に示すように、サンシェード4は、シート状の遮光部4aと、遮光部4aの上端部が巻き掛けられるローラ4bを有する。ローラ4bは、車両1の車幅方向(図1における紙面前後方向)に細長い丸棒状の部材である。ローラ4bは、車両1に対して回転可能に支持される。ローラ4bの回転により、遮光部4aはローラ4bに巻き取られる。これにより、遮光部4aは車両1の上部に収納できるようになっている。図1は、遮光部4aがローラ4bから引き出された状態を示す。遮光部4aは、不図示のフック等により引き出した状態に保持される。別の実施形態として、遮光部4aは折り畳まれて収納される構成でも良い。また、遮光部4aは張設状態のまま収納されても良い。例えば遮光部4aはローラ4bを支軸に回転移動することで、車両1のルーフに沿って配置されても良い。
【0010】
<太陽電池5>
太陽電池5は、可撓性を備える薄型シート状のペロブスカイト太陽電池により構成される。太陽電池5は、遮光部4aの前面に一体的に取り付けられる。太陽電池5は、遮光部4aと共にローラ4bに巻き取られて収納できるようになっている。別の実施形態として、太陽電池はペロブスカイト太陽電池の他、公知のものを用いることができる。例えば、単結晶、多結晶、アモルファス、多接合等のシリコン系、CIS系、CIGS系、GaAs系、CdTe系等の化合物系、色素増感、有機半導体系の太陽電池セル、量子ドット太陽電池セルを用いることができる。太陽電池は可撓性を有さない構成であっても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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