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公開番号
2025065628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023174947
出願日
2023-10-10
発明の名称
データ処理方法、プログラム、およびデータ処理システム
出願人
株式会社島津製作所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A61B
5/245 20210101AFI20250415BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】可搬型の磁気センサを利用した磁場の測定において、被検者における磁場の変化を正確に測定するための技術を提供する。
【解決手段】データ処理方法は、1以上の磁気センサの各々から、磁場の出力値を取得するステップS20と、1以上の磁気センサの各々について、出力値が導出されたときの位置に起因する磁場を特定するステップS30と、1以上の磁気センサの各々について、位置に起因する磁場を前記出力値から除去することにより、検出値を生成するステップS40と、を含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
所与の態様で配置された1以上の可搬型の磁気センサのデータ処理方法であって、
前記1以上の磁気センサの各々から、磁場の出力値を取得するステップと、
前記1以上の磁気センサの各々について、前記出力値が導出されたときの位置に起因する磁場を特定するステップと、
前記1以上の磁気センサの各々について、前記位置に起因する磁場を前記出力値から除去することにより、検出値を生成するステップと、を備える、データ処理方法。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記1以上の磁気センサは、測定領域において前記出力値を導出し、
前記測定領域に対して磁場分布が特定されており、
前記位置に起因する磁場を特定することは、
前記測定領域の前記磁場分布から、前記1以上の磁気センサの前記出力値の組合せに対応する磁場の組合せを特定することと、
特定された前記磁場の組合せから、前記1以上の磁気センサの各々の位置に対応する磁場を特定することと、を含む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記磁場の組合せを特定することは、
前記磁場分布における、前記所与の態様に従った磁場の複数の組合せの各々に対して、各組合せが前記1以上の磁気センサの前記出力値の組合せであることの尤度関数の値を算出することと、
前記複数の組合せの中から、前記尤度関数の値が最大となる組合せを特定することを含む、請求項2に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記測定領域における少なくとも1点の磁場を測定するステップと、
前記少なくとも1点の磁場に基づいて、前記磁場分布を補正するステップと、をさらに備える、請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記1以上の磁気センサの各々の被検者に装着された状態での位置情報を取得するステップと、
前記1以上の磁気センサの各々の前記位置情報に基づいて、前記所与の態様を特定するステップと、をさらに備える、請求項1または請求項2に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
コンピュータの1以上のプロセッサによって実行されることにより、前記コンピュータに、請求項1または請求項2に記載のデータ処理方法を実施させる、プログラム。
【請求項7】
コンピュータと、
1以上の可搬型の磁気センサと、を備え、
前記コンピュータは、
1以上のプロセッサと、
請求項6に記載のプログラムを格納する記憶装置と、を含む、データ処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可搬型磁気センサのデータ処理に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
被検者の生体表面に配置した複数の電磁気センサを用い、生体内部の活動を検出する技術が知られている。たとえば、被検者の頭部に配置された複数のセンサによって脳磁場を測定し、測定された脳磁場を利用して脳磁図(MEG;Magnetoencephalography)を生成し、当該脳磁図を解析することにより生体活動が推定される。
【0003】
従来、脳磁場の測定には、各々が液体ヘリウムによる冷却が必要な複数の超伝導量子干渉素子(SQUID;Superconducting Quantum Interference Device)センサを複数備えるシステムが使用されていた。各SQUIDセンサは、液体ヘリウムが充填されたデュワー内で固定される。デュワーには、100~300個のSQUIDセンサが配置され、また、頭部を挿入するためにヘルメット上の窪みが設けられている。測定においては、デュワー内の各SQUIDセンサの位置と頭部の位置とを対応させる必要がある。このため、頭部は上記窪みに挿入された状態で固定される。測定において、被検者が、頭部や体幹の運動をできないこと、および、不快感や疲労を感じることが課題となっていた。
【0004】
近年、室温で動作する小型の可搬型磁気センサの開発が盛んに行われている。磁気センサが常温で動作するため、脳磁場の測定において液体ヘリウムによる冷却は必要とされない。したがって、このようなセンサが利用される場合、ヘルメットにセンサが固定されていれば、ヘルメットを装着した頭部を拘束することなく測定が可能となる。上記のような可搬型磁気センサを利用した脳磁場の測定に関し、たとえば、特開2020-151023号公報(特許文献1)、および、Ryan M. Hill, et. al.,” Multi-channel whole-head OPM-MEG: Helmet design and a comparison with a conventional system”, Neuroimage, Oct. 01, 2020(非特許文献1)において、種々検討がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-151023号公報
【非特許文献】
【0006】
Ryan M. Hill, et. al.,” Multi-channel whole-head OPM-MEG: Helmet design and a comparison with a conventional system”, Neuroimage, Oct. 01, 2020
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
可搬型磁気センサの動作磁場範囲は、50nT以下程度と比較的狭い。このため、従来のSQUIDセンサを用いた測定と同様に、可搬型磁気センサを用いた測定には、磁気シールドルームが必要とされる。また、可搬型磁気センサを用いた測定では、被検者の揺動(脳磁場の測定であれば、頭部揺動)を許容するために、平面コイル等の部材を利用して測定領域の磁場を均一にする必要がある。
【0008】
しかしながら、完全に均一な磁場を作り出すことは困難である。このため、可搬型磁気センサから出力される信号の変化の要因として、被検者における実際の磁場の変化だけでなく、揺動によるバックグラウンド磁場の変化も想定され得る。このような事情から、可搬型磁気センサを利用した磁場の測定において、被検者における磁場の変化を正確に測定するための技術が求められている。
【0009】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、可搬型磁気センサを利用した磁場の測定において、被検者における磁場の変化を正確に測定するための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示のある局面に従うデータ処理方法は、所与の態様で配置された1以上の磁気センサのデータ処理方法であって、1以上の磁気センサの各々から、磁場の出力値を取得するステップと、1以上の磁気センサの各々について、出力値が導出されたときの位置に起因する磁場を特定するステップと、1以上のOPMセンサの各々について、位置に起因する磁場を出力値から除去することにより、検出値を生成するステップと、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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