TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025064884
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024057470
出願日
2024-03-29
発明の名称
ポリエチレン重合触媒の製造方法およびポリエチレンの製造方法
出願人
エスケー イノベーション カンパニー リミテッド
,
SK INNOVATION CO.,LTD.
,
エスケー ジオ セントリック カンパニー リミテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
C08F
4/654 20060101AFI20250410BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】触媒形状を一次的に制御し、触媒サイズが均一で、触媒形状に優れたポリエチレン重合触媒の製造方法を提供する。
【解決手段】マグネシウム化合物、第1炭化水素化合物およびアルコールを混合して第1混合溶液を製造する第1混合溶液製造ステップと、前記第1混合溶液に第2炭化水素化合物を投入して第1混合溶液の粘度を調整する粘度調整ステップと、前記粘度が調整された第1混合溶液に第1内部電子供与体を投入して第2混合溶液を製造する第2混合溶液製造ステップと、前記第2混合溶液に遷移金属化合物を投入して再結晶する再結晶ステップと、を含むポリエチレン重合触媒の製造方法とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
マグネシウム化合物、第1炭化水素化合物およびアルコールを混合して第1混合溶液を製造する第1混合溶液製造ステップと、
前記第1混合溶液に第2炭化水素化合物を投入して第1混合溶液の粘度を調整する粘度調整ステップと、
前記粘度が調整された第1混合溶液に第1内部電子供与体を投入して第2混合溶液を製造する第2混合溶液製造ステップと、
前記第2混合溶液に遷移金属化合物を投入して再結晶する再結晶ステップと、
を含む、ポリエチレン重合触媒の製造方法。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記粘度調整ステップにおいて、25℃における第1混合溶液の粘度範囲は10cP~70cPである、請求項1に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
【請求項3】
前記再結晶ステップの後、前記第2炭化水素化合物で洗浄する洗浄ステップ、をさらに含む、請求項1に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
【請求項4】
前記洗浄ステップの後、前記第2炭化水素化合物を投入してスラリー触媒を製造するスラリー触媒製造ステップ、をさらに含む、請求項3に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
【請求項5】
前記遷移金属化合物を投入した後、第2内部電子供与体をさらに投入する、請求項1に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
【請求項6】
前記マグネシウム化合物と前記第2内部電子供与体のモル比が1:0.01~1:1である、請求項5に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
【請求項7】
前記マグネシウム化合物と前記第2炭化水素化合物のモル比が1:1.5~1:5である、請求項1に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
【請求項8】
前記アルコールは、2-エチルヘキサノール、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、シクロペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、デカノール、ドデカノール、2-メチルペンタノール、2-エチルブタノール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノールおよびメチルベンジルアルコールからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
【請求項9】
前記第1炭化水素化合物は、C9~C30炭化水素である、請求項1に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
【請求項10】
前記第2炭化水素化合物は、C3~C8炭化水素である、請求項1に記載のポリエチレン重合触媒の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリエチレン重合触媒の製造方法およびポリエチレンの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
チーグラー・ナッタ触媒を使用して重合した重合体粒子は、一般的に使用された触媒の影響を受ける。したがって、触媒製造時にチーグラー・ナッタ触媒のサイズおよび形状(Morphology)を調節する技術は、重合体粒子に大きな影響を与え、所望の重合体を生成する重要な鍵となる。特にLiBS製造時、使用される樹脂はオイル混練後、延伸工程を経なければならないため、樹脂のサイズおよび分布が非常に重要な要素である。
【0003】
触媒のサイズおよび形状を調整するための従来技術の一つとして、担体を可溶性溶媒に溶解した後、再結晶する技術がある。前記再結晶する技術において、アルコール、アルデヒド、アミンなどの可溶性溶媒は、最も一般的に使用される担体の一つであるマグネシウム化合物のこれらの溶媒に対する溶解度が高いため、多く使用される。
【0004】
その中で、アルコールはデカンなどの炭化水素溶媒と一緒に使用すると、100℃以上の高温でマグネシウム化合物を完全に溶解させ、室温でもマグネシウム化合物が再沈殿しない混合溶液状態で存在する。このような混合溶液を様々な処理方法で処理して固体成分の触媒を製造することができる。
【0005】
ただし、塩化マグネシウムを高温で完全に溶解させるためにアルコールを使用する場合、再結晶のために温度を下げるときに、攪拌時にキャビテーション(Cavitation)が発生する恐れがある。
【0006】
前記攪拌時に発生するキャビテーション(Cavitation)の発生を防止するために溶媒を投入することができるが、溶媒を投入する場合、触媒サイズが増加し、触媒形状が不良になり、所望の触媒サイズや優れた触媒形状(すなわち、球形に近い形状)が得られないという問題がある。それだけでなく、溶媒使用量の増加に伴い、コスト上昇などの問題が発生する。
【0007】
また、再結晶時に遷移金属化合物を投入する時期は、触媒シード(Seed)を作る重要なステップであるが、温度および滴下時間によって触媒のサイズおよび形状が大きく変化し、所望の触媒のサイズおよび形状を得ることが難しいという問題がある。
【0008】
前記のような問題を解決できる技術開発が求められているのが現状である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示の一態様によれば、内部電子供与体投入前の第1混合溶液の粘度を調整することにより、触媒形状を一次的に制御し、触媒サイズが均一で、触媒形状に優れたポリエチレン重合触媒を製造することができる。
【0010】
本開示の一態様によれば、ポリエチレン重合触媒を製造する際、第1混合溶液の粘度変数のみを制御することにより、触媒製造方法における他の様々な変数を制御することなく、容易かつ簡便に触媒サイズが均一で優れた触媒形状を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
射出成形体
3か月前
東レ株式会社
多孔質構造体
19日前
東ソー株式会社
押出成形体
2か月前
AGC株式会社
組成物
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
2か月前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
ヤマハ株式会社
重縮合体
2か月前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
17日前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
25日前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
3か月前
花王株式会社
樹脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
12日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
AGC株式会社
液状組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
19日前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
2か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
2か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
2か月前
東ソー株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物
1か月前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
17日前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
株式会社シマノ
屋外使用可能部品
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
東ソー株式会社
セルロース樹脂含有樹脂組成物
3日前
ユニチカ株式会社
ポリ尿素およびその製造方法
18日前
花王株式会社
複合粒子の製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る