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公開番号2025064320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173964
出願日2023-10-06
発明の名称撮像装置、撮像装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/67 20230101AFI20250410BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 深度合成撮影で行った撮影画像全体での移動体領域を検出し、解像感の高い画像を割り当てて合成する。
【解決手段】 複数の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像する時の被写界深度を制御する制御手段と、前記複数の画像にて被写体が移動した領域を検出する検出手段と、前記複数の画像を合成する合成手段と、を有し、前記撮像手段は、第1の画像を撮像する第1の撮像と、前記第1の撮像の後、ピント位置の異なる複数の第2の画像を撮像する第2の撮像と、前記第2の撮像の後、被写界深度が前記第1の画像と同じか深い第3の画像を撮像する第3の撮像を行い、第1、第2、第3の撮像では少なくとも画像の一部の画角が重なっており、前記検出手段は前記第1の画像と前記第3の画像を所定の方法で比較することにより移動体の領域を検出し、前記合成手段は前記検出に基づいて前記複数の画像の合成を行う。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像する時の被写界深度を制御する制御手段と、
前記複数の画像にて被写体が移動した領域を検出する検出手段と、
前記複数の画像を合成する合成手段と、を有し、
前記撮像手段は、第1の画像を撮像する第1の撮像と、前記第1の撮像の後、ピント位置の異なる複数の第2の画像を撮像する第2の撮像と、前記第2の撮像の後、被写界深度が前記第1の画像と同じか深い第3の画像を撮像する第3の撮像を行い、
第1、第2、第3の撮像では少なくとも画像の一部の画角が重なっており、
前記検出手段は前記第1の画像と前記第3の画像を所定の方法で比較することにより移動体の領域を検出し、
前記合成手段は前記検出に基づいて前記複数の画像の合成を行うことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検出手段は前記第1の撮像と前記第3の撮像で取得された画像間のずれ量を求め、画像全体のずれ量の変化と比較して異なるずれ量が抽出された領域を前記移動体の領域として決定することを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記合成手段は、前記第1の撮像と前記第3の撮像で撮像した画像を合成の対象としないことを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記合成手段は、前記移動体の領域に該当する領域のコントラストが最も高い画像を合成し、それ以外の領域においては前記第2の撮像における画像から合焦している領域を抽出して合成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記制御手段は前記第1の撮像および前記第3の撮像において、像倍率変化が所定の閾値を超えるレンズにおいて最も画角が広くなるピント位置での撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記合成手段が合成した画像は前記複数の画像よりも被写界深度が深いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第1の画像は第1の絞り値で撮像された画像であり、前記第3の画像は前記第1の絞り値よりも大きい第2の絞り値で撮像された画像であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第2の絞り値は最大の絞り値であることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
複数の画像を撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップにおける撮像時の被写界深度を制御する制御ステップと、
前記複数の画像にて被写体が移動した領域を検出する検出ステップと、
前記複数の画像を合成する合成ステップと、を有し、
前記撮像ステップにおいて、第1の画像を撮像する第1の撮像と、前記第1の撮像の後、ピント位置の異なる複数の第2の画像を撮像する第2の撮像と、前記第2の撮像の後、被写界深度が前記第1の画像と同じか深い第3の画像を撮像する第2の撮像を行い、
第1、第2、第3の撮像では少なくとも画像の一部の画角が重なっており、
前記検出ステップにおいて、前記第1の画像と前記第3の画像を所定の方法で比較することにより移動体の領域を検出し、
前記合成ステップにおいて、前記検出ステップの検出に基づいて前記複数の画像の合成を行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項10】
請求項9に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに動作させるプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フォーカスブラケット撮影による全焦点撮影が可能な撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ピント位置の異なる複数の画像を撮像し、各画像から合焦領域のみを抽出して1枚の画像に合成し、撮像領域全体に合焦している合成画像を生成する、所謂、深度合成の技術が知られている。
【0003】
深度合成のための撮像を行うとき、被写体に移動体が存在すると、合成画像において移動体がぶれる等によって品位が下がってしまう。移動体を合成対象から除外する1つの方法として、特許文献1においては、撮影した前後の画像間での色もしくは輝度差分とコントラスト変化から移動体の領域を検出する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-150647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、撮影した前後の画像間での移動体領域を検出することで、移動体領域に該当する部分の画像を除去することができる。しかし、深度合成撮影で行った撮影画像の全体での移動体領域を検出し、解像感の高い画像を割り当てて合成することは難しい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る撮像装置は、複数の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像する時の被写界深度を制御する制御手段と、前記複数の画像にて被写体が移動した領域を検出する検出手段と、前記複数の画像を合成する合成手段と、を有し、前記撮像手段は、第1の画像を撮像する第1の撮像と、前記第1の撮像の後、ピント位置の異なる複数の第2の画像を撮像する第2の撮像と、前記第2の撮像の後、被写界深度が前記第1の画像と同じか深い第3の画像を撮像する第3の撮像を行い、第1、第2、第3の撮像では少なくとも画像の一部の画角が重なっており、前記検出手段は前記第1の画像と前記第3の画像を所定の方法で比較することにより移動体の領域を検出し、前記合成手段は前記検出に基づいて前記複数の画像の合成を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、深度合成用に撮影した画像全体での移動体領域を検出し、解像感の高い画像を割り当てて合成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構造を示すブロック図。
本発明の実施形態における合成画像の生成について説明するためのフローチャート。
本発明の実施形態における撮像について説明するためのフローチャート。
本発明の実施形態における移動体領域検出について説明するためのフローチャート。
本発明の実施形態における移動体領域検出について説明するための図。
本発明の実施形態における位置合わせについて説明するためのフローチャート。
本発明の実施形態における移動体領域に合成をすべき画像の選択について説明するためのフローチャート。
本発明の実施形態における位置合わせを行った後の画像の一部に移動体領域を重畳させた図。
本発明の実施形態における画像の合成について説明するためのフローチャート。
本発明の実施形態における像倍率変化のあるレンズでの撮像について説明するためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。
【0010】
また、実施例においては、撮像装置としてデジタル(スチル)カメラに適用した例について説明する。しかし、撮像装置はムービーカメラ、カメラ付きのスマートフォン、カメラ付きのタブレットコンピュータ、ネットワークカメラなど撮像機能を有する電子機器等を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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