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公開番号2025064311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173949
出願日2023-10-06
発明の名称3Dデータ復号装置および3Dデータ符号化装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類H04N 19/13 20140101AFI20250410BHJP(電気通信技術)
要約【課題】算術符号化方式を用いた3Dデータの符号化・復号において、ベースメッシュの符号化効率を向上させ、3Dデータを高品質に符号化・復号する3Dデータ符号化装置及び3Dデータ復号装置を提供する。
【解決手段】逆多重化部、アトラス情報復号部、ベースメッシュ復号部、メッシュ変位復号部、メッシュ再構成部、アトリビュート復号部及び色空間変換部で構成され、符号化データを復号する3Dデータ復号装置において、ベースメッシュ復号部が有するメッシュ復号部は、符号化データからベースメッシュ頂点位置の予測位置を導出するメッシュ予測部と、予測残差を算術復号する算術復号部と、を備え、算術復号部は、上記予測残差の係数の絶対値のプリフィックスの先頭の一部をコンテキストを用いて復号し、上記予測位置と上記予測残差を加算し上記ベースメッシュ頂点位置を導出することを特徴とする。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
符号化データを復号する3Dデータ復号装置において、上記符号化データからベースメッシュ頂点位置の予測位置を導出するメッシュ予測部と、予測残差を算術復号する算術復号部を備え、
上記算術復号部は、上記予測残差の係数の絶対値のプリフィックスの先頭の一部をコンテキストを用いて復号し、上記予測位置と上記予測残差を加算し上記ベースメッシュ頂点位置を導出することを特徴とする3Dデータ復号装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
上記算術復号部は、所定の頂点数毎にコンテキストを用いて復号した上記プリフィックスのbinの数をカウントし、上記binの数が所定の値以上の場合には、上記プリフィックスのbinを、コンテキストを用いた復号から、コンテキストを用いない復号に切り替えて復号することを特徴とする請求項1に記載の3Dデータ復号装置。
【請求項3】
3Dデータを符号化する3Dデータ符号化装置において、ベースメッシュ頂点位置の予測位置を導出するメッシュ予測部と、予測残差を算術符号化する算術符号化部を備え、
上記算術符号化部は、上記予測残差の係数の絶対値のプリフィックスの先頭の一部をコンテキストを用いて符号化することを特徴とする3Dデータ符号化装置。
【請求項4】
上記算術符号化部は、所定の頂点数毎にコンテキストを用いて符号化した上記プリフィックスのbinの数をカウントし、上記binの数が所定の値以上の場合には、上記プリフィックスのbinを、コンテキストを用いた符号化から、コンテキストを用いない符号化に切り替えて符号化することを特徴とする請求項3に記載の3Dデータ符号化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、3Dデータ符号化装置および3Dデータ復号装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
3Dデータを効率的に伝送または記録するために、3Dデータを2次元画像に変換し、動画像符号化方式で符号化し、符号化データを生成する3Dデータ符号化装置、および、当該符号化データから2次元画像を復号して、3Dデータを再構成する3Dデータ復号装置がある。
【0003】
具体的な3Dデータ符号化方式としては、例えば、MPEG-IのISO/IEC 23090-5 V3C (Volumetric Video-based Coding) and V-PCC (Video-based Point Cloud Compression)が挙げられる。V3Cは、点の位置と属性情報から構成されるポイントクラウドを符号化、復号することができる。さらに、ISO/IEC 23090-12 (MPEG Immersive Video、MIV)及び標準化中のISO/IEC 23090-29 (Video-based Dynamic Mesh Coding、V-DMC)により、多視点映像、メッシュ映像の符号化、復号にも利用される。V-DMC方式は、非特許文献1に最新のドラフト文書が開示されている。
【0004】
これら3Dデータ符号化方式では、3Dデータを構成するジオメトリやアトリビュートを画像としてH.265/HEVC (High Efficiency Video Coding)、H.266/VVC (Versatile Video Coding)のような動画像符号化方式を用いて符号化・復号する。
【0005】
点群の場合には、ジオメトリ画像は投影面へのデプスであり、アトリビュート画像は、アトリビュートを投影面に投影された画像である。
【0006】
非特許文献1のような3Dデータ(メッシュ)は、ベースメッシュ、メッシュ変位、テクスチャマッピング画像から構成される。ベースメッシュの符号化はDracoのような頂点符号化方式が利用できる。メッシュ変位の符号化は、メッシュ変位を2次元化したメッシュ変位画像を動画コーデックで符号化する方法のほか、算術符号化により直接符号化する方法がある。テクスチャマッピング画像は、アトリビュート画像として動画コーデックで符号化する。動画コーデックは上述のHEVC、VVCを用いることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
WD 4.0 of V-DMC (MDS23075_WG07_N00680_clean), ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 N0680, July 2023
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献1における3Dデータ符号化方式では、3Dデータ(メッシュ)を構成するメッシュ変位(メッシュ変位配列、メッシュ変位画像)メッシュ動き情報、ベースメッシュ、を、算術符号化方式を用いて符号化・復号することができる。メッシュ変位、メッシュ動き情報、ベースメッシュを算術符号化する場合、その性能はシンタックス要素やコンテキストに依存するため、符号化効率がよくないという課題がある。
【0009】
本発明は、算術符号化方式を用いた3Dデータの符号化・復号において、ベースメッシュの符号化効率を向上させ、3Dデータを高品質に符号化・復号することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る3Dデータ復号装置は、符号化データを復号する3Dデータ復号装置において、上記符号化データからベースメッシュ頂点位置の予測位置を導出するメッシュ予測部と、予測残差を算術復号する算術復号部を備え、上記算術復号部は、上記予測残差の係数の絶対値のプリフィックスの先頭の一部をコンテキストを用いて復号し、上記予測位置と上記予測残差を加算し上記ベースメッシュ頂点位置を導出することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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