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公開番号2025065399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2025019691,2020173768
出願日2025-02-10,2020-10-15
発明の名称冷蔵庫
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 17/08 20060101AFI20250410BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】エバポレータの周囲の空気の流れを改善して冷却効率を高める。
【解決手段】貯蔵室130内の背面側に設けられた冷却室140内に配置されたエバポレータ150と、エバポレータの前方に配置されて貯蔵室内からエバポレータを仕切るカバー155と、貯蔵室内に配置される庫内ケース132と、を備える冷蔵庫100が提供される。カバーには、貯蔵室内の冷気をエバポレータに戻す戻り口が形成される。貯蔵室内の壁面139と庫内ケースとによって、後上方に向けて傾斜する冷気の戻り流路F1が形成される。カバーには、戻り流路を上方に延長した面に沿って後上方に向けた傾斜面155Bが形成される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
貯蔵室内の背面側に設けられた冷却室内に配置されたエバポレータと、
前記エバポレータの前方に配置されて前記貯蔵室内から前記エバポレータを仕切るカバーと、
前記貯蔵室内に配置される庫内ケースと、を備え、
前記カバーには、前記貯蔵室内の冷気を前記エバポレータに戻す戻り口が形成されており、
前記貯蔵室内の壁面と前記庫内ケースとによって、後上方に向けて傾斜する冷気の戻り流路が形成されており、
前記カバーには、前記戻り流路を上方に延長した面に沿って後上方に向けた傾斜面が形成される、冷蔵庫。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記冷却室は、前記貯蔵室とは別に設けられて前記貯蔵室よりも設定温度が高い第2貯蔵室からの戻り冷気を前記エバポレータに戻す第2の戻り口を備えており、
前記戻り流路の延長線は、前記エバポレータの下部正面に交差するように形成され、
前記第2の戻り口の少なくとも一部は、前記交差位置よりも下方かつ後方に位置する、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記冷却室内に、前記エバポレータに付いた霜を除霜するパイプヒータと、を備え、
前記パイプヒータは、前記エバポレータの正面に位置される正面エリアと、前記エバポレータの下方に位置する下方エリアとを含み、
前記カバーに、前記下方エリアからの熱を滞留させるための滞留エリアが形成され、
前記滞留エリアは前記傾斜面と前記戻り口との間に、前記戻り流路の延長線よりも前方に突出して形成される、請求項1または2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記正面エリアは、前記滞留エリアよりも上方に位置する、請求項3に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記カバーのうちの、前記傾斜面の後端近傍は、前記エバポレータとの隙間が大きくなるように形成される、請求項1から4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記傾斜面の前端または後端に、下方に向けた水切りリブが形成される、請求項3から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記水切りリブの下方に、前記パイプヒータの前記下方エリア側に傾斜した水受けリブが形成される、請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記傾斜面の裏面が、冷気吹き出し経路の一部を形成する、請求項1から7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫の技術に関し、特にエバポレータの周辺の技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
エバポレータと除霜ヒータとを備える冷蔵庫が知られている。たとえば、特開2009-250476号公報(特許文献1)によると、貯蔵室と、冷却器および冷気を送風するファンと冷却器の除霜手段を収納する冷却器室とを備えた冷蔵庫において、冷却器室と貯蔵室とをつなぐ冷気供給用の風路内に設置された入口ダンパと、貯蔵室から冷却器室へ冷気が戻る帰還路内に設置された出口ダンパとを備え、冷却器の霜取り運転中、前記入口ダンパおよび前記出口ダンパの全部または一部が閉じるようにする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-250476公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、エバポレータの周囲の空気の流れを改善して冷却効率を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明のある態様に従うと、貯蔵室内の背面側に設けられた冷却室内に配置されたエバポレータと、エバポレータの前方に配置されて貯蔵室内からエバポレータを仕切るカバーと、貯蔵室内に配置される庫内ケースと、を備える冷蔵庫が提供される。カバーには、貯蔵室内の冷気をエバポレータに戻す戻り口が形成される。貯蔵室内の壁面と庫内ケースとによって、後上方に向けて傾斜する冷気の戻り流路が形成される。カバーには、戻り流路を上方に延長した面に沿って後上方に向けた傾斜面が形成される。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、この発明によれば、エバポレータの周囲の空気の流れを改善して冷却効率を高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態にかかる冷蔵庫全体の側面断面図である。
第1の実施の形態にかかるエバポレータ付近の前方斜視図である。
第1の実施の形態にかかるエバポレータ付近の後方斜視図である。
第1の実施の形態にかかるエバポレータ付近の正面図である。
図4のA-A側面断面図である。
図5のエバポレータ付近の拡大図である。
第1の実施の形態にかかるエバポレータとパイプヒータを示す正面図である。
第1の実施の形態にかかる冷凍室からの戻り冷気の流れF1と冷蔵室からの戻り冷気の流れF2を示すエバポレータ付近の拡大図である。
第2の実施の形態にかかるエバポレータ付近の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0009】
〔第1の実施の形態〕
<冷蔵庫の全体構成>
まず、本実施の形態にかかる冷蔵庫100の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる冷蔵庫100の全体構成を示す側面断面図である。
【0010】
図1に示すように、冷蔵庫100は、断熱箱体101の中に、たとえば、冷蔵室110、冷凍室130などを有する。それぞれに扉111,131が設けられている。断熱箱体101は、各貯蔵空間を周囲から断熱するための各種の断熱構造を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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