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公開番号2025064151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173680
出願日2023-10-05
発明の名称包装容器
出願人株式会社コバヤシ
代理人弁理士法人レガート知財事務所
主分類B65D 77/20 20060101AFI20250410BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 この発明は、充填凹部に液状充填物を充填する際に気泡とともに除去される液状充填物の発生量を、オーバーフロー孔を設けなくても低減することができる包装容器を得ることを課題とする。
【解決手段】 この発明は、液状充填物Tが充填される充填凹部2の開口縁3外周に前記充填凹部2の開口部5を封止する封止蓋6をシールするためのフランジ部4が連設された包装容器1において、前記充填凹部2の開口縁3に、前記充填凹部2に充填される液状充填物Tが表面張力の作用によって前記開口部5の上方に膨出し得る程度の僅かな高低差Gを段差のない状態で設けて構成する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
液状充填物が充填される充填凹部の開口縁外周に前記充填凹部の開口部を封止する封止蓋をシールするためのフランジ部が連設された包装容器において、
前記充填凹部の開口縁には、前記充填凹部に充填される液状充填物が表面張力の作用によって前記開口部の上方に膨出し得る程度の僅かな高低差が段差のない状態で設けられた、
包装容器。
続きを表示(約 64 文字)【請求項2】
フランジ部は、開口縁側から外側方向に低くなるように傾斜させた、
請求項1記載の包装容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、充填豆腐や茶碗蒸し、プリンなどのように、液状の充填物を容器に充填して生産される商品の製造に用いられる包装容器に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
充填豆腐の製造は、豆乳と凝固剤の混合液を容器の充填凹部に充填し、充填凹部の開口部を封止蓋で封止した後、加熱処理して固めることによって行われている。そして、豆乳と凝固剤の混合液を充填凹部に充填する際には、充填される混合液に含まれる気泡を除去するために、充填凹部の容量よりも多量の混合液を充填凹部に充填し、表面張力の作用によって充填凹部の開口部から上方に膨出した混合液が充填凹部から溢れ出した時点(オーバーフローした時点)で混合液の充填を停止して、開口部から膨出した混合液を気泡とともにスクレーパーで掻き取って除去している。このようにして除去された混合液は再利用することができず、そのまま廃棄処理しなければならないため、充填豆腐の製造に際しては、気泡とともに除去される混合液の量をいかにして低減させるかが課題となっている。
【0003】
この点、特開2007-330102号公報には、気泡とともに除去される混合液の量を低減することができる充填豆腐用の包装容器が提案されている。すなわち、この包装容器によれば、縦横2行2列に配列された充填凹部間に形成される十字状シール平面の交差部分にオーバーフロー孔を設けたので、表面張力による混合液のシール平面からの膨出量を、オーバーフロー孔を設けていない場合と比較して低減することができ、その結果、除去される混合液の量を低減することができる。
【0004】
しかしながら、この包装容器は、複数の充填凹部間に介在するシール平面部分にオーバーフロー孔を形成することで混合液の除去量の低減を実現するものであるから、充填凹部を1つしか備えていない包装容器のように複数の充填凹部間に介在するシール平面を備えていない包装容器には適用することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-330102号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、充填凹部に液状充填物を充填する際に気泡とともに除去される液状充填物の発生量を、オーバーフロー孔を設けなくても低減することができる包装容器を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の包装容器は、液状充填物が充填される充填凹部の開口縁外周に前記充填凹部の開口部を封止する封止蓋をシールするためのフランジ部を連設した包装容器において、前記充填凹部の開口縁に、前記充填凹部に充填される液状充填物が表面張力の作用によって前記開口部から上方に膨出し得る程度の高低差を段差のない状態で設けて構成する。
【0008】
前記充填凹部は、内部に液状充填物を充填可能な有底凹部形状のものであればよく、平面視多角形状、円形状、楕円形状等、種々の平面視形状の凹部として構成することができる。
【0009】
前記充填凹部の開口縁の高低差は、前記充填凹部に充填される液状充填物が表面張力の作用によって前記開口部から上方に膨出し得る程度の高低差であればよいが、特に3.0mm以下の高低差とすることが好ましい。開口縁の高低差が3.0mmを超えると、充填凹部に充填される液状充填物が開口縁の最も高い部分に到達する前に開口縁の最も低い部分から流出してしまい、表面張力による開口部上方への液状充填物の膨出が発生しにくくなると考えられるためである。この発明において、「開口部から上方に膨出し得る」とは、開口縁の最も高い位置を基準とする水平面よりも上方に膨出し得ることをいう。
そして、前記充填凹部の開口縁の高低差は、前記開口縁の任意の位置を傾斜させて段差のない状態で設けてあればよく、例えば、開口縁の高い部分と低い部分とを、角張った部分が形成されないよう滑らかに接続して設けることが考えられる。
また、前記開口縁の高い部分と低い部分は、少なくとも1つずつ形成されていればよいが、それぞれ複数形成されていてもよい。
【0010】
請求項2の発明は、前記フランジ部を開口縁側から外側方向に低くなるように傾斜させたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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