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公開番号2025064121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173622
出願日2023-10-05
発明の名称非接触電力伝送システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02J 50/10 20160101AFI20250410BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力伝送の開始初期での不具合の発生を抑制し、適正な電力伝送を維持することができる非接触電力伝送システムを提供する。
【解決手段】非接触電力伝送システム1は、送電部8と、送電電力変換部7と、送電側制御装置9とを備える。送電部8は、受電装置4に非接触で伝送される交流電力を送り出す一次側コイル8aを備える。送電電力変換部7は、一次側コイル8aに接続される複数のトランジスタ7a,7bを備える。送電電力変換部7は、電源部6から供給される直流電力を交流電力に変換する。送電側制御装置9は、送電部8による送電開始初期の伝送電力を所定電力未満に設定する。送電側制御装置9は、送電部8による送電開始からの時間経過に応じて伝送電力を所定電力に向かって増大傾向に変化させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
受電装置に非接触で伝送される交流電力を送り出すコイルを有する送電部と、
前記コイルに接続される複数のスイッチング素子を有するとともに、電源から供給される直流電力を前記交流電力に変換する電力変換部と、
前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、前記送電部による送電開始初期の伝送電力を所定電力未満に設定するとともに、前記送電部による送電開始からの時間経過に応じて前記伝送電力を前記所定電力に向かって増大傾向に変化させる
非接触電力伝送システム。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
前記送電開始初期を前記送電開始から所定時間に亘る期間として、
前記所定時間を、前記電源の供給能力、前記電源に接続される前記送電部の個数及び前記送電部に対する前記受電装置の移動速度のうち少なくともいずれか1つに基づいて設定する
請求項1に記載の非接触電力伝送システム。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記スイッチング動作を指示する信号のデューティー比又は位相シフト量によって前記伝送電力を制御する
請求項1又は請求項2に記載の非接触電力伝送システム。
【請求項4】
前記直流電力の電流を検出する電流センサを備え、
前記制御装置は、
前記所定電力を前記受電装置の要求電力として、
前記伝送電力が前記所定電力よりも大きい場合、前記電流センサから出力される前記電流の検出値に基づいて、前記伝送電力を前記所定電力に向かって減少傾向に変化させる
請求項3に記載の非接触電力伝送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触電力伝送システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池を搭載する車両での充給電に関する研究開発が行われている。
従来、非接触での電力伝送により送電側から受電側に電力を供給する非接触電力伝送システムでは、受電側から送電側に送信される情報に基づき、受電側での要求電力に応じた供給電力を送電側から受電側に伝送するシステムが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-136274号公報
国際公開第2020/049853号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、二次電池を搭載する車両での充給電に関する技術において、走行中の車両に対する非接触での電力伝送では、車両の受電側のコイルが送電側のコイルに差し掛かる際の電力伝送の開始に伴う不具合の発生を抑制することが望まれている。例えば、急速な電力供給の開始に伴う電流の増大によって、送電側の系統電源での周波数低下等による負荷の増大及び電流のハンチングによる過電流検出に起因する電力供給停止等の不具合が発生するおそれがある。
【0005】
本発明は、電力伝送の開始初期での不具合の発生を抑制し、適正な電力伝送を維持することができる非接触電力伝送システムを提供することを目的とする。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1):本発明の一態様に係る非接触電力伝送システム(例えば、実施形態での非接触電力伝送システム1)は、受電装置(例えば、実施形態での受電装置4)に非接触で伝送される交流電力を送り出すコイル(例えば、実施形態での一次側コイル8a)を有する送電部(例えば、実施形態での送電部8)と、前記コイルに接続される複数のスイッチング素子(例えば、実施形態でのトランジスタ7a,7b)を有するとともに、電源(例えば、実施形態での電源部6)から供給される直流電力を前記交流電力に変換する電力変換部(例えば、実施形態での送電電力変換部7)と、前記複数のスイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御装置(例えば、実施形態での送電側制御装置9)とを備え、前記制御装置は、前記送電部による送電開始初期の伝送電力を所定電力未満に設定するとともに、前記送電部による送電開始からの時間経過に応じて前記伝送電力を前記所定電力に向かって増大傾向に変化させる。
【0007】
(2):上記(1)に記載の非接触電力伝送システムでは、前記制御装置は、前記送電開始初期を前記送電開始から所定時間に亘る期間として、前記所定時間を、前記電源の供給能力、前記電源に接続される前記送電部の個数及び前記送電部に対する前記受電装置の移動速度のうち少なくともいずれか1つに基づいて設定してもよい。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)に記載の非接触電力伝送システムでは、前記制御装置は、前記スイッチング動作を指示する信号のデューティー比又は位相シフト量によって前記伝送電力を制御してもよい。
【0009】
(4):上記(3)に記載の非接触電力伝送システムは、前記直流電力の電流を検出する電流センサ(例えば、実施形態での電流センサ6a)を備え、前記制御装置は、前記所定電力を前記受電装置の要求電力として、前記伝送電力が前記所定電力よりも大きい場合、前記電流センサから出力される前記電流の検出値に基づいて、前記伝送電力を前記所定電力に向かって減少傾向に変化させてもよい。
【発明の効果】
【0010】
上記(1)によれば、送電開始初期の伝送電力を所定電力未満に設定する制御装置を備えることにより、急速な電力供給の開始に伴う電流の増大を抑制することができる。制御装置は、送電開始からの時間経過に応じて伝送電力を所定電力に向かって増大傾向に変化させるので、電源の負荷の増大及び過電流の発生を抑制することができる。例えば送電側の系統電源での周波数低下等による負荷の増大及び電流のハンチングによる過電流検出に起因する電力供給停止等の不具合が発生することを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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