TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025063448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172651
出願日2023-10-04
発明の名称ラッピング装置
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B24B 19/12 20060101AFI20250409BHJP(研削;研磨)
要約【課題】カムシャフトのカム部の外周部または軸部の外周部を効率よく研磨する。
【解決手段】テーブル2上に、カムシャフト20をその軸心Cを中心に回転可能に支持する回転機器3と、カムシャフト20のカム部22の外周部に巻き付けられるテープ状の研磨部材4と、研磨部材4を固定する研磨部材固定具5と、カムシャフト20の軸心Cに沿う方向およびカムシャフト20の軸心Cに対して直交する方向に移動可能な保持機器6とを備えるラッピング装置1であって、研磨部材固定具5が、研磨部材4のうち、カムシャフト20のカム部22の外周部への巻き付け部から延びる部分を固定する第一ブロック体30と、保持機器6に固定される第二ブロック体31とを有し、第一ブロック体30は、第二ブロック体31に対して摺動可能に支持され、第二ブロック体31に向かって付勢されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸部に複数のカム部が固定されたカムシャフトの前記カム部の外周部または前記軸部の外周部を研磨するラッピング装置であって、
前記カムシャフトの軸心を中心に前記カムシャフトを回転させる回転機器と、
前記カムシャフトの前記カム部の外周部または前記軸部の外周部に対して周方向に沿って巻き付けられるテープ状の研磨部材と、
前記研磨部材のうち、前記カム部の外周部または前記軸部の外周部に巻き付けられている巻き付け部から延びる第一延在部および第二延在部を固定する研磨部材固定具と、を備えるラッピング装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記研磨部材固定具が、前記研磨部材の前記第一延在部および第二延在部を前記巻き付け部から延びる方向に案内するガイド孔を有し、前記研磨部材の前記第一延在部および第二延在部が相互に重なる状態で前記研磨部材固定具に固定されている請求項1に記載のラッピング装置。
【請求項3】
前記研磨部材固定具は前記ガイド孔の内部に配置されるガイドレールを有し、
前記研磨部材の前記第一延在部および第二延在部が前記ガイドレール上に相互に重なる状態で固定され、
前記ガイドレールは、前記研磨部材の前記第一延在部および第二延在部に対して前記巻き付け部から延びる方向に対して直角方向への移動を規制する複数のガイド板部を有する請求項2のラッピング装置。
【請求項4】
前記研磨部材固定具が、前記研磨部材の前記巻き付け部から延びる方向に沿って、前記カムシャフトの軸心から離れる向きに付勢されている請求項1から請求項3のいずれかに記載のラッピング装置。
【請求項5】
前記カムシャフトの軸心から離れる位置に設けられる保持機器をさらに備え、
前記研磨部材固定具が前記研磨部材の前記第一延在部および第二延在部を固定する第一ブロック体と、前記保持機器に固定される第二ブロック体と、前記第一ブロック体を前記第二ブロック体に対して、前記研磨部材の前記巻き付け部から延びる方向に沿って摺動可能に支持するガイド軸体を有し、
前記第一ブロック体が前記第二ブロック体に向かって付勢されている請求項1から請求項3のいずれかに記載のラッピング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、自動車等のカムシャフトのカム部の外周部を研磨加工するラッピング装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
複数のカム部およびジャーナル部を有するカムシャフトのカム部の外周部を研磨加工する場合、回転するカムシャフトのカム部の外周部に対して研磨部材により研磨加工を施すラッピング装置が用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
特許文献1に記載のラッピング装置(カムシャフトの加工装置)は、カムシャフトを回転させた状態で保持するワーク支持ユニットと、カム部を研磨する研磨部材を有するカム研磨ユニットと、ジャーナル部に研削加工を施す研削部材を有するジャーナル研削ユニットを備えている(特許文献1の図7参照)。
【0004】
特許文献1に記載のラッピング装置のカム研磨ユニットは、一対のローラと一対のローラの間で架け渡されるペーパー状の研磨部材と、研磨部材をカムに押し付けるバックシューとを備える。このラッピング装置では、ジャーナル研削ユニットの研削部材をジャーナル部に接近させ、カム研磨ユニットの研磨部材をカム部に接近させる。その後、ジャーナル研削ユニットの研削部材をジャーナル部に当接させ、カム研磨ユニットの研磨部材をカム部に当接させて、ジャーナル部の研削加工とカム部の研磨加工を同時に行うことができる。
【0005】
特許文献2に記載のラッピング装置(カムシャフトの研磨装置)は、円筒形状で中空のケースと、ケース内に配置され、研磨部材を取り付ける研磨部材取付体と、研磨部材取付体を回転させるための回転軸体と、回転軸体をその軸心を中心に回転させるモーターと、研磨部材をカム部やジャーナル部の方向に付勢する弾性体とを備えている。また、回転軸体がカムシャフトの軸心に対して垂直に配置されている。
【0006】
特許文献2のラッピング装置では、カムシャフトをその軸心を中心に回転させている状態で保持し、モーターにより研磨部材を回転軸体の軸心を中心に低速回転させ、低速回転している研磨部材を弾性部材によりカムシャフトのカム部の外周部に当接させる(押し当てる)。これにより、カムシャフトのカム部の外周部に研磨加工を施すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-15432号公報
特開2007-229850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載のラッピング装置では、カム研磨ユニットのペーパー状の研磨部材をバックシューでカムシャフトのカム部の外周部に当接させている。特許文献2に記載のラッピング装置では、研磨部材を弾性部材によりカムシャフトのカム部の外周部に当接させている。このような当接状態では、研磨部材は、カム部の外周部に対して周方向の限定された範囲にのみ当接する状態となる。その結果、カム部の外周部に対する研磨面積が小さくなり、カム部の外周部の研磨に時間が掛かるという問題があった。
【0009】
そこで、この発明の課題は、カムシャフトのカム部の外周部に対する研磨面積を大きくすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、この発明は、以下の構成1~構成5を備えるものを採用することができる。
[構成1]
軸部に複数のカム部が固定されたカムシャフトの前記カム部の外周部または前記軸部の外周部を研磨するラッピング装置であって、前記カムシャフトの軸心を中心に前記カムシャフトを回転させる回転機器と、前記カムシャフトの前記カム部の外周部または前記軸部の外周部に対して周方向に沿って巻き付けられるテープ状の研磨部材と、前記研磨部材のうち、前記カム部の外周部または前記軸部の外周部に巻き付けられている巻き付け部から延びる第一延在部および第二延在部を固定する研磨部材固定具と、を備えるラッピング装置。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
両軸回転ヤスリ
3か月前
株式会社タカトリ
研削装置
3か月前
個人
バレル研磨用メディア材
23日前
トヨタ自動車株式会社
外径測定方法
3か月前
株式会社リブラ
ブラスト加工装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
バリ取り装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
加工工具、及び、加工装置
1か月前
株式会社精工技研
研磨装置および研磨方法
19日前
株式会社IHI
ブラストガン
2か月前
株式会社ディスコ
加工方法、及び、切削装置
11日前
NTN株式会社
加工装置
1か月前
信越半導体株式会社
洗浄処理装置
2か月前
リックス株式会社
ドライアイス噴射装置
2か月前
株式会社ディスコ
加工装置
1か月前
日本特殊研砥株式会社
超弾性砥石
13日前
株式会社荏原製作所
研磨装置
2か月前
株式会社マキタ
サンダ
1か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
2か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
3か月前
株式会社プロテリアル
焼結磁石の製造方法
19日前
株式会社荏原製作所
研磨装置
2か月前
富士紡ホールディングス株式会社
研磨パッド
20日前
富士紡ホールディングス株式会社
研磨パッド
18日前
富士紡ホールディングス株式会社
研磨パッド
18日前
株式会社ディスコ
加工具
3か月前
株式会社ディスコ
研削装置
2か月前
株式会社ディスコ
研磨装置
3か月前
株式会社ディスコ
研削装置
2か月前
株式会社ディスコ
研削装置
2か月前
株式会社ディスコ
研削装置
1か月前
株式会社ディスコ
研削装置
2か月前
株式会社ディスコ
加工方法
26日前
株式会社ディスコ
加工装置
2か月前
東亜非破壊検査株式会社
タンク溶接線検査前処理装置
4か月前
学校法人 中央大学
表面処理方法
3か月前
日本電気硝子株式会社
ガラス板の製造方法
3か月前
続きを見る