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公開番号
2025063356
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172436
出願日
2023-10-04
発明の名称
フルオレン骨格含有ポリマー
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
C08G
77/52 20060101AFI20250409BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】従来のシロキサン構造を含むフルオレン骨格含有ポリマーよりも耐熱性に優れた皮膜を与える新たなフルオレン骨格含有ポリマーを提供する。
【解決手段】主鎖にシルフェニレン骨格、ポリシロキサン骨格及びフルオレン骨格を有し、側鎖に多価アルコール構造を含むポリマー。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
主鎖にシルフェニレン骨格、ポリシロキサン骨格及びフルオレン骨格を有し、側鎖に多価アルコール構造を含むポリマー。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
下記式(A1)で表される繰り返し単位及び下記式(A2)で表される繰り返し単位を含み、更に下記式(A3)で表される繰り返し単位及び下記式(A4)で表される繰り返し単位を含んでもよい請求項1記載のポリマー。
TIFF
2025063356000020.tif
67
124
(式中、R
1
~R
4
は、それぞれ独立に、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~20のヒドロカルビル基である。mは、それぞれ独立に、1~600の整数である。mが2以上の整数のとき、各R
3
は、互いに同一であっても異なっていてもよく、各R
4
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。a、b、c及びdは、0<a<1、0<b<1、0≦c<1、0≦d<1及びa+b+c+d=1を満たす数である。X
1
は、下記式(X1)で表される2価の基である。X
2
は、下記式(X2)で表される2価の基である。)
TIFF
2025063356000021.tif
39
127
(式中、n
1
及びn
2
は、それぞれ独立に、1~7の整数である。R
11
及びR
12
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。L
1
~L
4
は、それぞれ独立に、炭素数1~15の飽和ヒドロカルビレン基であり、該飽和ヒドロカルビレン基の-CH
2
-の一部が、-O-、-S-、-SO
2
-、-CO-又は-CONH-に置換されてもよく、該飽和ヒドロカルビレン基の水素原子の一部又は全部が、ヒドロキシ基に置換されていてもよい。破線は、結合手である。)
TIFF
2025063356000022.tif
23
155
(式中、R
21
及びR
22
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。R
23
及びR
24
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のヒドロカルビル基である。k
1
及びk
2
は、それぞれ独立に、0~7の整数である。pは、0~600の整数である。破線は、結合手である。)
【請求項3】
L
1
及びL
3
の炭素数が、ともに1である請求項2記載のポリマー。
【請求項4】
L
2
及びL
4
の炭素数が、ともに1である請求項2又は3記載のポリマー。
【請求項5】
n
1
及びn
2
が、ともに1である請求項2又は3記載のポリマー。
【請求項6】
R
11
及びR
12
が、ともに水素原子である請求項2又は3記載のポリマー。
【請求項7】
R
21
及びR
22
が、ともに水素原子である請求項2又は3記載のポリマー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フルオレン骨格含有ポリマーに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
フルオレン骨格含有ポリマーは、耐熱性、電気特性に優れることが知られている。例として、特許文献1に開示されている下記式(X)で表される機能性エポキシ樹脂が挙げられるが、このエポキシ樹脂は、主鎖に柔軟な部位をもたないため、硬化した際にクラックが生じることが予想される。
TIFF
2025063356000001.tif
29
145
【0003】
これに対し、柔軟な部位として2価炭化水素基やポリシロキサン構造を導入したフルオレン骨格含有樹脂が提案され(特許文献2、3)、良好な可撓性を示すことが知られている。さらに、ポリシロキサン構造及びシルフェニレン構造を導入したフルオレン骨格含有樹脂も提案されており(特許文献4)、可撓性のみならずフィルム特性や耐薬品性についても優れることがわかっている。
【0004】
しかし、近年では半導体車載向け材料に対してより一層の高耐熱性が求められるようになってきており、新たなフルオレン骨格含有樹脂が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4873223号公報
特開2014-47207号公報
特開2014-62055号公報
特開2008-184571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、従来のシロキサン構造を含むフルオレン骨格含有ポリマーよりも耐熱性に優れた皮膜を与える新たなフルオレン骨格含有ポリマーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記目的を達成するため検討を重ねた結果、主鎖にシルフェニレン骨格、ポリシロキサン骨格及びフルオレン骨格を有し、側鎖に多価アルコール構造を含むポリマーが、従来のフルオレン骨格含有ポリマーよりも耐熱性に優れた皮膜を与えることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は、下記フルオレン骨格含有ポリマーを提供する。
1.主鎖にシルフェニレン骨格、ポリシロキサン骨格及びフルオレン骨格を有し、側鎖に多価アルコール構造を含むポリマー。
2.下記式(A1)で表される繰り返し単位及び下記式(A2)で表される繰り返し単位を含み、更に下記式(A3)で表される繰り返し単位及び下記式(A4)で表される繰り返し単位を含んでもよい1のポリマー。
TIFF
2025063356000002.tif
67
124
(式中、R
1
~R
4
は、それぞれ独立に、ヘテロ原子を含んでいてもよい炭素数1~20のヒドロカルビル基である。mは、それぞれ独立に、1~600の整数である。mが2以上の整数のとき、各R
3
は、互いに同一であっても異なっていてもよく、各R
4
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。a、b、c及びdは、0<a<1、0<b<1、0≦c<1、0≦d<1及びa+b+c+d=1を満たす数である。X
1
は、下記式(X1)で表される2価の基である。X
2
は、下記式(X2)で表される2価の基である。)
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2025063356000003.tif
39
127
(式中、n
1
及びn
2
は、それぞれ独立に、1~7の整数である。R
11
及びR
12
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。L
1
~L
4
は、それぞれ独立に、炭素数1~15の飽和ヒドロカルビレン基であり、該飽和ヒドロカルビレン基の-CH
2
-の一部が、-O-、-S-、-SO
2
-、-CO-又は-CONH-に置換されてもよく、該飽和ヒドロカルビレン基の水素原子の一部又は全部が、ヒドロキシ基に置換されていてもよい。破線は、結合手である。)
TIFF
2025063356000004.tif
23
155
(式中、R
21
及びR
22
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基である。R
23
及びR
24
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のヒドロカルビル基である。k
1
及びk
2
は、それぞれ独立に、0~7の整数である。pは、0~600の整数である。破線は、結合手である。)
3.L
1
及びL
3
の炭素数が、ともに1である2のポリマー。
4.L
2
及びL
4
の炭素数が、ともに1である2又は3のポリマー。
5.n
1
及びn
2
が、ともに1である2~4のいずれかのポリマー。
6.R
11
及びR
12
が、ともに水素原子である2~5のいずれかのポリマー。
7.R
21
及びR
22
が、ともに水素原子である2~6のいずれかのポリマー。
【発明の効果】
【0009】
本発明のポリマーは、従来のシロキサン構造を含むフルオレン骨格含有ポリマーよりも、耐熱性に優れる皮膜を与えることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[フルオレン骨格含有ポリマー]
本発明のフルオレン骨格含有ポリマーは、主鎖にシルフェニレン骨格、ポリシロキサン骨格及びフルオレン骨格を有し、側鎖に多価アルコール構造を含むポリマーである。
(【0011】以降は省略されています)
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