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公開番号
2025063028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2024216054,2024059353
出願日
2024-12-11,2020-08-07
発明の名称
作業車両の故障診断システムおよびコンピュータプログラム
出願人
新明和工業株式会社
代理人
主分類
G01M
17/007 20060101AFI20250408BHJP(測定;試験)
要約
【課題】時間的ロスを抑えて効率良く作業車両の不具合原因を特定する故障診断システムを提供する。
【解決手段】故障診断システムは、作業車両5の複数の装備品の作動に用いられる制御部10と、制御部と通信接続される携帯端末20と、携帯端末と無線通信により接続されるサーバ30とを備える。サーバは、装備品の故障診断リスト34を生成するリスト生成部33と、故障診断リストを携帯端末に送信するサーバ側通信部31とを有する。携帯端末は、作業車両の識別情報を取得する取得部27と、故障診断リストに基づく診断信号を制御部に送信し、診断信号に基づいて制御部を作動させて得られる作動情報38を制御部から受信する第一通信部21Aと、作動情報に基づいて装備品の故障を判断する判断部28と、取得部および判断部で得られた情報をサーバに送信する第二通信部とを有する。故障診断リストは識別情報に基づいて生成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
作業車両が有する複数の装備品の装備品情報と、前記作業車両の車両識別情報とが入力されるサーバを備え、
前記サーバは、前記車両識別情報に基づいて所定の装備品情報を選定する装備品情報生成部を備え、
前記所定の装備品情報の選定は、前記作業車両の前記車両識別情報が入力される際における前記複数の装備品それぞれの使用期間に応じ、前記車両識別情報が入力される際に行われる
ことを特徴とする作業車両の故障診断システム。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記サーバは、前記サーバと接続可能な端末からの要求に基づいて、前記選定された前記装備品情報を前記端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の作業車両の故障診断システム。
【請求項3】
作業車両が有する複数の装備品の装備品情報と、前記作業車両の車両識別情報とが入力されるサーバに処理を実行させるプログラムであって、
前記車両識別情報に基づいて所定の装備品情報を選定する処理を、前記作業車両の前記車両識別情報が入力される際における前記複数の装備品それぞれの使用期間に応じ、前記車両識別情報が入力される際に実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記サーバと接続可能な端末に前記サーバから前記装備品情報を送信し、前記端末に前記装備品情報を表示する処理を実行させることを特徴とする請求項3に記載のコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両の故障診断システム、および故障診断システムの端末装置を機能させるためのコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来作業車両として、土砂等を運搬するダンプトラック、荷物を吊り上げるクレーン車、塵芥を収集する塵芥収集車等が知られている。作業車両の可動装置に不具合が発生した場合、作業車両のユーザで対応困難な場合が多いため、一般的にユーザは修理業者に修理を依頼する。依頼を受けた修理業者は、不具合が発生した可動装置を実際に作動させて確認することで、不具合原因を特定する。作業車両の不具合特定方法として、例えば特許文献1のように、故障診断支援用コンピュータを対象車両に接続して行うことが知られている。特許文献1では、対象車両に故障診断支援用コンピュータを接続して操作することで、故障診断支援用コンピュータから対象車両のコントローラに、可動装置の動作再現指令が入力される。そのときの入出力信号データを、正常動作に係る入出力信号データと比較することで不具合原因を特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5391090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に作業車両は、ユーザの要望に応じて様々なオプションを搭載して構成され、一台一台の仕様が異なっている。このため、特許文献1のように、故障診断支援用コンピュータにより動作再現指令を入力する際、対象車両の仕様を正確に把握しておいて、その仕様に合った動作再現指令を選択して入力しなければならない。また、特許文献1の方法では、対象車両の構造を理解していないと、入出力信号データを正常動作に係る入出力信号データと比較しても、不具合原因を特定することが困難である。
【0005】
よって、従来、不具合原因を特定するために、作業車両の仕様、構造に精通した修理業者等が対象車両の現場に移動するか、または修理業者の修理場まで作業車両を移動させる必要がある。こうした移動の時点では不具合原因を特定できておらず、当然ながら現場に到着してからの原因特定となるため、特定してから必要な交換部品や作業機器などを準備することになる。特に、修理業者が現場と修理場をこうした準備のためだけに往復するケースも生じ得る。したがって、ユーザが不具合に気付いてからその原因を特定するまでに加え、特定した不具合原因に対処開始するまでに時間的ロスが生じるという課題がある。
【0006】
本発明は、上述のような実情を考慮してなされたものであって、時間的ロスを抑えて効率良く作業車両の不具合原因を特定する作業車両の故障診断システムおよびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る作業車両の故障診断システムは、作業車両に設けられた複数の装備品の作動に用いられる制御部と、当該制御部と通信接続される携帯端末と、当該携帯端末と無線通信により接続されるサーバと、を備える。前記サーバは、前記装備品の故障診断リストを生成するリスト生成部と、前記故障診断リストを前記携帯端末に送信するサーバ側通信部とを有する。前記携帯端末は、前記作業車両の識別情報を取得する取得部と、前記故障診断リストに基づく診断信号を前記制御部に送信し、前記診断信号に基づいて前記制御部を作動させて得られる作動情報を前記制御部から受信する第一通信部と、前記作動情報に基づいて前記装備品の故障を判断する判断部と、前記取得部および前記判断部に接続されてそれぞれで得られた情報を前記サーバに送信する第二通信部とを有する。前記故障診断リストは、前記識別情報に基づいて生成される。ここで「装備品」は、作業車両に標準的に搭載される装置、および、追加的に搭載される装備、部品等を広く含むものであり、例えば塵芥収集車では、標準的に搭載される可動装置として塵芥積込装置や塵芥排出装置等がある。また、塵芥収集車のオプションとしては、塵芥容器反転装置、車載重量計、作業中看板、巻き込まれ被害軽減装置等がある。
【0008】
上記作業車両の故障診断システムによれば、個々の作業車両を識別するための識別情報が携帯端末からサーバに送信され、サーバにおいて、識別情報に基づいて故障診断リストが生成される。また、携帯端末の判断部において、故障診断リストに基づく診断信号により制御部を作動させ、その作動情報を基に装備品の故障が判断される。さらに、携帯端末からサーバに、故障に関する判断情報が送信される。この携帯端末を作業車両のユーザが使用すれば、ユーザは、作業車両の現場に修理業者が到着するのを待たなくても装備品の故障を判断することができ、装備品の故障を判断するまでの間の時間的ロスを抑えることができる。また、作業車両を識別する識別情報に基づいて故障診断リストが生成されるので、一台一台の仕様が異なる作業車両の故障診断リストを正確に作成でき、その故障診リストに基づいて作業車両の故障診断を的確に行うことができる。さらに、例えば、修理業者が、作業車両の現場に移動する前にサーバにアクセスして第二通信部から送信された情報(装備品の故障に関する情報および作動情報)を確認すれば、交換部品や作業機器などの準備をした上で現場に移動できる。
【0009】
本発明の好ましい一態様によれば、前記作業車両には、前記識別情報を含んだ識別体が取り付けられている。前記携帯端末は、前記識別体を読み取る読取部を備えている。前記取得部は、前記読取部を前記識別体に接近させて読み取った前記識別体を基に前記識別情報を取得するように構成されている。
【0010】
上記態様によれば、携帯端末を持ったユーザが作業車両の識別情報を取得する際、その作業車両の識別体近傍に移動して携帯端末の読取部を識別体に接近させる。このため、識別情報を取得する作業車両をユーザが実際に見て確認することになるので、意図しない作業車両の識別情報を誤って取得することを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
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