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公開番号2025062470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171576
出願日2023-10-02
発明の名称受信装置、伝送システム、及びプログラム
出願人日本放送協会
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04L 1/22 20060101AFI20250407BHJP(電気通信技術)
要約【課題】伝送遅延時間の異なる複数回線で伝送された信号の同期をとって冗長化する。
【解決手段】受信装置1は、第1送信装置10から符号化データをOFDM変調したOFDM信号を受信し、該OFDM信号にOFDM復調処理を行って第1符号化データを生成するデジタル復調部31と、第2送信装置20から符号化データのパケットを受信し、該パケットから第2符号化データを抽出する符号化データ抽出部32と、符号化データの同期をとる同期部34と、を備え、符号化データはブロック毎にブロック番号が設定され、OFDM信号の伝送制御信号には、OFDMフレーム番号、及び該OFDMフレームに含まれている符号化データのブロック番号の範囲が設定され、パケットのヘッダには、OFDMフレーム番号及び符号化データのブロック番号が設定され、同期部34は、OFDMフレーム番号及びブロック番号を用いて同期位置を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1送信装置から符号化データをOFDM変調したOFDM信号を受信し、該OFDM信号に対してOFDM復調処理を行って第1符号化データを推定するデジタル復調部と、
第2送信装置から前記符号化データのパケットを受信し、該パケットから第2符号化データを抽出する符号化データ抽出部と、
前記第1符号化データと前記第2符号化データとの同期をとる同期部と、を備え、
前記符号化データには、ブロック毎に、ブロックを識別するブロック番号が設定されており、
前記OFDM信号の伝送制御信号には、OFDMフレーム毎に、OFDMフレームを識別するOFDMフレーム番号、及び該OFDMフレームに含まれている前記符号化データのブロック番号の範囲が設定されており、
前記パケットのヘッダには、該パケットに対応するOFDMフレーム番号、及び該パケットに格納された前記符号化データのブロック番号が設定されており、
前記同期部は、前記OFDMフレーム番号及び前記ブロック番号を用いて同期位置を決定する、受信装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
第1送信装置からプリアンブル付き符号化データをOFDM変調したOFDM信号を受信し、該OFDM信号に対してOFDM復調処理を行って第1プリアンブル付き符号化データを推定するデジタル復調部と、
第2送信装置から前記プリアンブル付き符号化データのパケットを受信し、該パケットから第2プリアンブル付き符号化データを抽出する符号化データ抽出部と、
前記第1プリアンブル付き符号化データと前記第2プリアンブル付き符号化データとの同期をとる同期部と、を備え、
前記同期部は、前記第1プリアンブル付き符号化データのプリアンブルと、前記第2プリアンブル付き符号化データのプリアンブルとの相互相関により同期位置を決定する、受信装置。
【請求項3】
第1送信装置から符号化データをOFDM変調したOFDM信号を受信し、該OFDM信号に対してOFDM復調処理を行って第1符号化データを推定するデジタル復調部と、
前記第1符号化データのLLRを算出するLLR算出部と、
前記LLRを硬判定し、0又は1に変換する0/1変換部と、
第2送信装置から前記符号化データのパケットを受信し、該パケットから第2符号化データを抽出する符号化データ抽出部と、
前記第1符号化データと前記第2符号化データとの同期をとる同期部と、を備え、
前記同期部は、前記0/1変換部により変換されたLLRと、前記第2符号化データとの相互相関により、同期位置を決定する、受信装置。
【請求項4】
第2送信装置から受信した前記パケットのパケットロスに関する回線情報を生成し、該回線情報を前記第2送信装置にフィードバックする回線状況監視部を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項5】
前記符号化データ抽出部は、前記第2送信装置から、前記回線情報に応じて異なる長さのパケットを受信する、請求項4に記載の受信装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか一項に記載の受信装置と、
前記OFDM信号を送信する前記第1送信装置と、
前記パケットを送信する前記第2送信装置と、
を備える、伝送システム。
【請求項7】
コンピュータを、請求項1から3のいずれか一項に記載の受信装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置、伝送システム、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
地上テレビジョン放送高度化方式に対応したSTL(Studio to Transmitter Link)/TTL(Transmitter to Transmitter Link)(放送プログラム)伝送方式には、多値直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation:最大4096QAM)OFDM、及び誤り訂正符号としてLDPC(Low Density Parity Check:低密度パリティ検査)符号を用いることが想定されている。
【0003】
STL/TTLの安定度・信頼度を向上させるための手法としては、無線回線と有線回線(IP回線網)を冗長化して使用することなどが想定されている。冗長化の手法には、何らかの原因で伝送信号の一部が欠落してしまった回線を、正常に伝送された回線で補完する手法、複数の回線を切り替えて使用する手法、複数の回線で伝送された信号を合成して使用する手法などがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-192502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、LLR合成技術を、無線回線と有線回線で冗長化したSTL/TTLに適用する場合、無線回線と有線回線では伝送経路が異なるため、伝送信号が受信装置に到着する時間が異なり、無線回線と有線回線で伝送された信号の同期をとらないと、冗長化が上手くいかない。
【0006】
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、伝送遅延時間の異なる複数回線で伝送された信号の同期をとって冗長化することが可能な受信装置、伝送システム、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の要旨は、以下のとおりである。
【0008】
(1)第1送信装置から符号化データをOFDM変調したOFDM信号を受信し、該OFDM信号に対してOFDM復調処理を行って第1符号化データを推定するデジタル復調部と、第2送信装置から前記符号化データのパケットを受信し、該パケットから第2符号化データを抽出する符号化データ抽出部と、前記第1符号化データと前記第2符号化データとの同期をとる同期部と、を備え、前記符号化データには、ブロック毎に、ブロックを識別するブロック番号が設定されており、前記OFDM信号の伝送制御信号には、OFDMフレーム毎に、OFDMフレームを識別するOFDMフレーム番号、及び該OFDMフレームに含まれている前記符号化データのブロック番号の範囲が設定されており、前記パケットのヘッダには、該パケットに対応するOFDMフレーム番号、及び該パケットに格納された前記符号化データのブロック番号が設定されており、前記同期部は、前記OFDMフレーム番号及び前記ブロック番号を用いて同期位置を決定する、受信装置。
【0009】
(2)第1送信装置からプリアンブル付き符号化データをOFDM変調したOFDM信号を受信し、該OFDM信号に対してOFDM復調処理を行って第1プリアンブル付き符号化データを推定するデジタル復調部と、第2送信装置から前記プリアンブル付き符号化データのパケットを受信し、該パケットから第2プリアンブル付き符号化データを抽出する符号化データ抽出部と、前記第1プリアンブル付き符号化データと前記第2プリアンブル付き符号化データとの同期をとる同期部と、を備え、前記同期部は、前記第1プリアンブル付き符号化データのプリアンブルと、前記第2プリアンブル付き符号化データのプリアンブルとの相互相関により同期位置を決定する、受信装置。
【0010】
(3)第1送信装置から符号化データをOFDM変調したOFDM信号を受信し、該OFDM信号に対してOFDM復調処理を行って第1符号化データを推定するデジタル復調部と、前記第1符号化データのLLRを算出するLLR算出部と、前記LLRを硬判定し、0又は1に変換する0/1変換部と、第2送信装置から前記符号化データのパケットを受信し、該パケットから第2符号化データを抽出する符号化データ抽出部と、前記第1符号化データと前記第2符号化データとの同期をとる同期部と、を備え、前記同期部は、前記0/1変換部により変換されたLLRと、前記第2符号化データとの相互相関により、同期位置を決定する、受信装置。
(【0011】以降は省略されています)

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