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公開番号
2024078745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-11
出願番号
2022191261
出願日
2022-11-30
発明の名称
情報提示システム
出願人
日本放送協会
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
5/222 20060101AFI20240604BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】カメラの視点と観視者の視点で異なる映像を、カメラの視点と観視者の視点に対して同時に提示すること。
【解決手段】情報提示システムは、時分割または空間分割の少なくとも一方により、偏光方向および回転方向の少なくとも一方が変調された偏光を用い、第一制御信号に応じて映像を表示する表示部と、前記表示部により表示される前記映像を第一の視点から観視する観視者に装着され、第一の偏光方向および第一の回転方向の少なくとも一方の前記偏光を選択的に透過するコンタクトレンズと、前記第一の偏光方向と直交する第二の偏光方向、および前記第一の回転方向とは逆方向である第二の回転方向の少なくとも一方の前記偏光を用いて、前記表示部により表示される前記映像を第二の視点から撮影するカメラと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
時分割または空間分割の少なくとも一方により、偏光方向および回転方向の少なくとも一方が変調された偏光を用い、第一制御信号に応じて映像を表示する表示部と、
前記表示部により表示される前記映像を第一の視点から観視する観視者に装着され、第一の偏光方向および第一の回転方向の少なくとも一方の前記偏光を選択的に透過するコンタクトレンズと、
前記第一の偏光方向と直交する第二の偏光方向、および前記第一の回転方向とは逆方向である第二の回転方向の少なくとも一方の前記偏光を用いて、前記表示部により表示される前記映像を第二の視点から撮影するカメラと、を有する、情報提示システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記カメラは、前記第一の偏光方向と直交する第二の偏光方向、および前記第一の回転方向とは逆方向である第二の回転方向の少なくとも一方の前記偏光を選択的に透過する偏光素子を有し、前記偏光素子を介して、前記表示部により表示される前記映像を撮影する、請求項1に記載の情報提示システム。
【請求項3】
前記カメラの動作を制御する制御部を有し、
前記カメラは、前記第二の偏光方向および前記第二の回転方向の少なくとも一方の前記偏光の通過または非通過を時系列で切替可能なシャッタを有し、
前記表示部は、前記偏光方向および前記回転方向の少なくとも一方を時分割により変調し、
前記制御部は、前記コンタクトレンズが選択的な透過を行えないタイミングにおいて、前記第二の偏光方向および前記第二の回転方向の少なくとも一方の前記偏光を通過させるように、第二制御信号によって前記シャッタの切替を制御する、請求項1または請求項2に記載の情報提示システム。
【請求項4】
前記表示部は、直視型のディスプレイと、偏光フィルタと、と含む、請求項1または請求項2に記載の情報提示システム。
【請求項5】
前記表示部は、
入射した前記偏光を、偏光状態を維持するように反射するか、または所定の規則で偏光状態を変換するように反射するスクリーンと、
時間分割または空間分割の少なくとも一方により、前記偏光の偏光方向および回転方向の少なくとも一方を変調するプロジェクタと、を含む、請求項1または請求項2に記載の情報提示システム。
【請求項6】
前記表示部は、直線偏光を用いて前記映像を表示し、
前記コンタクトレンズは、所定の偏光方向の前記直線偏光を透過する第一の偏光膜と、錘と、を有する、請求項1または請求項2に記載の情報提示システム。
【請求項7】
前記表示部は、円偏光を用いて前記映像を表示し、
前記コンタクトレンズは、所定の回転方向の前記円偏光を透過する第二の偏光膜を有する、請求項1または請求項2に記載の情報提示システム。
【請求項8】
前記観視者および前記カメラのそれぞれの位置に関する情報を出力する検出部と、
前記検出部から出力された前記位置に関する情報に基づき、前記表示部により表示される前記映像を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記表示部が、前記第一の偏光方向および前記第一の回転方向の少なくとも一方の前記偏光を用いて第一の仮想映像を表示するとともに、前記第一の偏光方向に直交する第二の偏光方向および前記第一の回転方向とは逆方向の第二の回転方向の少なくとも一方の前記偏光を用いて第二の仮想映像を表示するように制御し、
前記第一の仮想映像は、前記観視者の位置から視た場合に第一の遠近感を提示する映像であり、
前記第二の仮想映像は、前記カメラの位置から視た場合に第二の遠近感を提示する映像である、請求項1または請求項2に記載の情報提示システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報提示システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、動画像の撮影スタジオにおいて、演者等の背後に、スクリーンまたはディスプレイ等で構成される背景部を配置し、この背景部に背景映像を提示して、演者と背景映像とを含めてカメラにより撮影することで、シーン映像を撮影するインカメラVFX(Visual Effects)技術が知られている。
【0003】
また、インカメラVFX技術において、背景部に提示する映像のうち、カメラに映り込む部分領域には、カメラの視点から観視した場合に所定の遠近感が得られるような3DCG(3Dimensional Computer Graphics)映像を提示し、部分領域以外の領域には予め定めた視点から視た3DCG映像を提示することで、複数の視点からの映像を同時に提示する技術が知られている。
【0004】
また、ディスプレイまたはプロジェクタにおいて、時分割により異なる映像を提示し、これに同期して左右の眼の前方に設けたシャッタを交互に開けることで、左右の眼に異なる映像を提示し、立体視を可能とする立体ディスプレイが知られている。
【0005】
また、ディスプレイまたはプロジェクタにおいて、偏光方向が直交する偏光、または円偏光の回転方向が逆である偏光を用いて2種類の映像を多重化して提示し、偏光方向または回転方向が異なる偏光フィルタを左眼と右眼との前方にそれぞれ配置することで、左右で視差のある異なる映像を知覚させ、立体視を可能とするディスプレイが知られている。
【0006】
また、パララックスバリアを用いて、視域を分割し、視る場所に応じて異なる映像を提示する技術が知られている。
【0007】
さらに、特許文献1には、カメラにおけるシャッタの開閉に同期して、シャッタを開いた場合とシャッタを閉じた場合で異なる背景映像を提示するように制御することで、観視者には視えるがカメラには映らない情報を提示する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第4933837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
インカメラVFXでは、カメラ位置から視た場合に応じた形状および遠近感となる映像を提示して、演者とともに撮影を行うため、演者等の観視者から視た背景の形状に歪みが生じるとともに、遠近感が不自然なものになる場合がある。また、カメラ位置が変化した場合には、背景部に提示される映像が変化し、カメラ位置以外の位置から映像を視る観視者は、本来にはない動きが提示されることで映像を視づらくなったり、映像酔いしたりする場合がある。
【0010】
また、背景部において、カメラに映り込む部分領域と部分領域以外の領域で異なる視点からの映像を提示する技術では、カメラ位置とそれ以外の位置の両方に対応する映像提示が可能となる。しかしながら、部分領域と部分領域以外の領域で異なる映像が表示されるため、映像が不連続になる場合がある。また、カメラによる撮影範囲を広範囲にして撮影した場合、すなわちカメラにより広角撮影した場合に、背景部においてカメラ用の映像が占める割合が増加し、カメラ位置が変化した場合に映像酔いを生じさせる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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