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公開番号
2025062347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171350
出願日
2023-10-02
発明の名称
環境センシングシステム
出願人
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
F25D
23/00 20060101AFI20250407BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】周囲環境の放熱条件を評価し、その評価結果に基づいた通知を行うことで、装置の適した運用ができるようユーザを促すことができる環境センシングシステムを提供する。
【解決手段】環境センシングシステムは、冷熱生成の駆動源(圧縮機110)、外部への吸放熱部(凝縮器112)、外部温度検知部(周囲温度センサ105)を備えた冷熱装置(例えば、冷蔵庫100)の環境センシングシステムであって、所定の評価期間における、外部温度検知部での検知温度の変化量に基づき、冷熱装置の周囲環境が吸放熱に適しているか否かを表す吸放熱条件を評価する評価部200と、評価部200により評価された前記吸放熱条件の評価結果を通知する出力部201とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
冷熱生成の駆動源、外部への吸放熱部、外部温度検知部を備えた冷熱装置の環境センシングシステムであって、
所定の評価期間における、前記外部温度検知部での検知温度の変化量に基づき、前記冷熱装置の周囲環境が吸放熱に適しているか否かを表す吸放熱条件を評価する評価部と、
前記評価部により評価された前記吸放熱条件の評価結果を通知する出力部とを有する
ことを特徴とする環境センシングシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の環境センシングシステムであって、
前記所定の評価期間は、前記駆動源の停止時間と起動時間のいずれか、または、その両方に基づいて決定される
ことを特徴とする環境センシングシステム。
【請求項3】
請求項1に記載の環境センシングシステムであって、
前記出力部は、前記評価部による前記吸放熱条件の評価結果に加えて、前記評価結果に基づく前記吸放熱条件の改善方法と、前記吸放熱条件に適した使用方法とのいずれか、または、両方を出力する
ことを特徴とする環境センシングシステム。
【請求項4】
請求項1に記載の環境センシングシステムであって、
前記環境センシングシステムに制御部を設け、
前記制御部は、前記評価部による前記吸放熱条件の前記評価結果に基づいた運転制御プログラムを実行する
ことを特徴とする環境センシングシステム。
【請求項5】
請求項1に記載の環境センシングシステムであって、
前記環境センシングシステムに記憶部を備え、
前記評価部は、前記記憶部に記憶した前回評価時の前記吸放熱条件の前記評価結果と、現在の前記評価結果を比較し、前記吸放熱条件の改善度を前記出力部に出力する
ことを特徴とする環境センシングシステム。
【請求項6】
請求項3に記載の環境センシングシステムであって、
前記環境センシングシステムは、入力部と、
前記出力部に出力した出力内容、ならびに、前記入力部から入力された前記出力内容に対応するユーザ入力情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記評価部は、前記記憶部に記憶されている、前回評価時までの前記出力内容と前記ユーザ入力情報に基づいて、前記出力内容を修正し、前記出力部に出力する
ことを特徴とする環境センシングシステム。
【請求項7】
請求項1に記載の環境センシングシステムであって、
前記環境センシングシステムは、前記吸放熱条件の前記評価結果に基づいて選び出されたおすすめ製品の情報を選出する選出部を備え、
前記選出部は、前記おすすめ製品の情報を前記出力部に出力する
ことを特徴とする環境センシングシステム。
【請求項8】
請求項7に記載の環境センシングシステムであって、
前記選出部は、前記冷熱装置の機器情報、商品の在庫管理情報と前記機器情報から算出した適合率に基づいて、前記おすすめ製品を選出する
ことを特徴とする環境センシングシステム。
【請求項9】
請求項7に記載の環境センシングシステムであって、
前記出力部に前記おすすめ製品を出力する際に、中古品または再生品と新品の両方とを出力する
ことを特徴とする環境センシングシステム。
【請求項10】
請求項7に記載の環境センシングシステムであって、
環境センシングシステムは、入力部を備え、
前記入力部から、前記おすすめ製品の購入画面に進むことができる、または、前記おすすめ製品の仮押さえができる
ことを特徴とする環境センシングシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、環境センシングシステムの技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
食品、水、衣類等の対象物の冷却または加熱を行う冷熱装置として、冷蔵庫、ヒートポンプ給湯機、洗濯乾燥機等がある。該装置は、該装置を駆動する動力源に所定の電力を供給することで、対象物を所定の温度に制御する機能を有している。該装置作動時は外部との吸放熱を伴うため、装置の故障や狭隘な場所への設置などに起因する吸放熱不良が発生すると、運転負荷が増加し、消費電力の増加および装置の短寿命化につながるという課題がある。
【0003】
これに対して、特許文献1には「筐体周囲の温度と凝縮後の冷媒温度の差が所定値を下回った際に放熱不良を検出し、該温度差の変化率から、放熱不良の原因が冷却ファンの故障と通風経路の目詰まりのいずれに該当するかを判定する。本発明によれば、放熱不良を検出するとともに、その放熱不良の原因を特定して迅速に対処することができる」冷蔵庫が開示されている(要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-270020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の方法により、装置の動作原理に基づいて装置の故障または不具合による放熱不良を検知し、その原因を特定することが可能となるため、放熱不良が発生した際に迅速に対処することができる。
【0006】
一方で、特許文献1の技術は機器の異常を検出する、いわば機器センシング技術であるため、装置が故障していないにも関わらず、周囲環境の放熱条件が悪いために、運転負荷が増加していることを検知できない。例えば、冷蔵庫を熱がこもりやすい場所に設置したことで、筐体周囲の温度が上昇すると、制御に必要な放熱量を維持するために運転負荷が増加するが、冷蔵庫は故障していないため、故障時の動作に基づいた従来技術の判定基準でこれを検知することは難しい。また、装置が正常に動作している間は、ユーザが感知することも難しいため、負荷が増加している状態の解消に至らず、放熱不良が慢性化する可能性が高い。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するための環境センシング技術であり、周囲環境の放熱条件を評価し、その評価結果に基づいた通知を行うことで、装置の適した運用ができるようユーザを促すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した課題を解決するため、本発明の環境センシングシステムは、冷熱生成の駆動源、外部への吸放熱部、外部温度検知部を備えた冷熱装置の環境センシングシステムであって、所定の評価期間における、前記外部温度検知部での検知温度の変化量に基づき、前記冷熱装置の周囲環境が吸放熱に適しているか否かを表す吸放熱条件を評価する評価部と、前記評価部により評価された前記吸放熱条件の評価結果を通知する出力部とを有することを特徴とする。その他の解決手段は実施形態中において適宜記載する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、周囲環境の放熱条件を評価し、その評価結果に基づいた通知を行うことで、装置の適した運用ができるようユーザを促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態における冷蔵庫の環境センシングシステムの構成を示す図である。
第1実施形態における放熱条件が悪い環境にある冷蔵庫の周囲温度と駆動源の運転負荷の時間変化を示す図である。
第1実施形態における放熱条件が良い環境にある冷蔵庫の周囲温度と駆動源の運転負荷の時間変化を示す図である。
第1実施形態において環境センシングシステムが行う処理の手順を示すフローチャートである。
第1実施形態における出力部に表示される表示画面の例を示す図である。
第1実施形態における出力部に表示される表示画面の例を示す図である。
第2実施形態におけるヒートポンプ洗濯乾燥機の環境センシングシステムの構成を示す図である。
第2実施形態におけるヒートポンプ洗濯乾燥機の周囲温度と駆動源の運転負荷の時間変化を示す図である。
第2実施形態の出力部における吸放熱条件の評価結果に基づいたおすすめ製品の表示例を示す図である。
第3実施形態におけるヒートポンプ給湯機の環境センシングシステムの構成を示す図である。
第3実施形態におけるヒートポンプ給湯機の周囲温度と駆動源の運転負荷の時間変化を示す図である。
第3実施形態の出力部における吸放熱条件の評価結果に基づいた運転計画の実行選択画面を示す図である。
コンピュータのハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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