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公開番号2025062201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171104
出願日2023-10-02
発明の名称稼働状況評価支援装置
出願人株式会社安藤・間
代理人弁理士法人 武政国際特許商標事務所
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250407BHJP(計算;計数)
要約【課題】本願発明の課題は、従来技術が抱える問題を解決することであり、すなわち、建設機械の稼働状況を判定するための指標を画像から取得することができる稼働状況評価支援装置を提供することである。
【解決手段】本願発明の稼働状況評価支援装置は、一地点に設置された撮影手段が対象領域を定期的に撮影した現地画像に基づいてその対象領域における建設機械の稼働状況を評価する装置であって、機械検出手段と稼働判定手段、稼働時間算出手段、評価値算出手段を備えたものである。このうち評価値算出手段は、建設機械の稼働時間に基づいて建設機械の稼働状況評価値を算出する手段である。この稼働状況評価値に基づいて、建設機械の稼働状況を評価することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一地点に設置された撮影手段が対象領域を定期的又は断続的に撮影して得られた現地画像に基づいて、該対象領域における建設機械の稼働状況を評価する装置であって、
前記現地画像から前記建設機械を検出するとともに、検出された該建設機械の機械種別を推定する機械検出手段と、
あらかじめ定めた判定期間ごとに、前記現地画像に含まれる前記建設機械に変化があるときに該建設機械が稼働したとして判定する稼働判定手段と、
前記稼働判定手段によって稼働したとして判定された前記判定期間を累計することによって、前記建設機械の稼働時間を算出する稼働時間算出手段と、
前記建設機械の前記稼働時間に基づいて、該建設機械の稼働状況評価値を算出する評価値算出手段と、を備え、
前記稼働状況評価値に基づいて、前記建設機械の前記稼働状況を評価することができる、
ことを特徴とする稼働状況評価支援装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記稼働判定手段は、前記現地画像に含まれる同一の前記建設機械に変化があるときに該建設機械の移動回数を計上するとともに、前記判定期間に回数閾値を上回る該移動回数が計上されたときに該建設機械が稼働したとして判定し、
前記回数閾値は、前記機械種別ごとに異なる値としてあらかじめ設定される、
ことを特徴とする請求項1記載の稼働状況評価支援装置。
【請求項3】
前記稼働時間算出手段は、前記稼働判定手段によって稼働したとして判定されない前記判定期間を累計することによって、前記建設機械の停止時間を算出し、
前記評価値算出手段は、前記建設機械に係る前記稼働時間を、該稼働時間と前記停止時間の和で除すことによって、前記稼働状況評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項1記載の稼働状況評価支援装置。
【請求項4】
前記評価値算出手段は、前記建設機械に係る前記稼働時間を、あらかじめ設定された計画稼働時間で除すことによって、前記稼働状況評価値を算出する、
ことを特徴とする請求項1記載の稼働状況評価支援装置。
【請求項5】
前記稼働判定手段は、連続する前記現地画像に含まれる同一の前記建設機械の位置に基づいて、該現地画像における該建設機械の移動距離を求めるとともに、該移動距離が距離閾値を上回るときに該建設機械が稼働したとして判定し、
前記距離閾値は、前記機械種別ごとに異なる値としてあらかじめ設定される、
ことを特徴とする請求項1記載の稼働状況評価支援装置。
【請求項6】
前記機械検出手段は、前記建設機械を包含する機械枠を検出し、
前記稼働判定手段は、連続する前記現地画像に含まれる同一の前記建設機械に係る前記機械枠の形状が異なるときに該建設機械が稼働したとして判定する、
ことを特徴とする請求項1記載の稼働状況評価支援装置。
【請求項7】
前記機械検出手段によって検出された前記建設機械に係る前記機械種別に基づいて、該建設機械によって行われる作業種別を推定する作業種別推定手段を、さらに備え、
前記作業種別推定手段は、前記建設機械の前記機械種別と、該建設機械に周辺にある他の前記建設機械の前記機械種別と、に基づいて、該建設機械に係る前記作業種別を推定し、
前記稼働時間算出手段は、前記作業種別ごとに前記建設機械の前記稼働時間を算出する、
ことを特徴とする請求項1記載の稼働状況評価支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、建設工事における施工管理に関する技術であり、より具体的には、建設機械の稼働時間に基づいて算出される評価値によって建設機械の稼働状況の適否を評価することができる稼働状況評価支援装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
建設工事のマネジメントを担う技術者の業務は多岐に及び、なかでも施工管理は重要な業務である。この施工管理には、工程管理と安全管理、品質管理が含まれ、それぞれ日々の業務として取り組まれている。工程管理では各作業の進捗の良否を判断し、安全管理では労働災害が生じないよう危険な個所を点検し、品質管理では試験を行ってコンクリートなど材料の適否判断を行っている。
【0003】
いずれにしろ施工管理は、技術者が現場を巡回しながら目視観察することで実施されている。そして、観察によって問題点が見つかった場合、その問題点が解消されるべく改善策を立案して指示することとなる。巡回を伴う観察には多くの時間を要するうえに、適切な改善策を立案するには積み上げてきた経験やノウハウが必要となる。つまり施工管理を行うためには、熟練者など相当の技術を有する者を、長時間にわたって確保しなければならないわけである。ところが建設業界では、しばらく慢性的な人手不足の問題を抱えており、優れた技術者を確保することは今後ますます難しくなることが予想される。
【0004】
他方、人手不足の解消には、いわば人の目の代替である画像が利用されることがある。デジタルカメラやデジタルビデオカメラは連続して多数の画像を撮影することができ、またそれらの画像には様々な情報が含まれている。さらに近年では、機械学習をはじめとする情報技術の進歩に伴って、画像から必要な情報を抽出することも可能になった。例えば、建設機械を含む画像から、その建設機械の種別(バックホウやダンプトラック)を特定することができるわけである。
【0005】
施工管理においても画像を利用することが考えられる。監督員詰所などで、しかもリアルタイムで画像を確認することによって、少なくとも現場巡回の時間を削減することができる。これまでにも、画像を利用した施工管理に関する種々の技術が提案されており、例えば、特許文献1では画像を用いて安全管理を行う技術について提案しており、特許文献2では画像を用いて品質管理を行う技術について提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-203677号公報
特開2023-000278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1や特許文献2に開示される技術のように、画像を利用して安全管理や品質管理を行う技術はこれまでにも提案されてきた。ところが、画像を用いて工程管理を行う技術に関してはそれほど提案されることがなかった。工程管理は、建設機械の配置台数の適否を含み、建設機械が適切に稼働しているか判断しなければならない。先に説明したように、従来技術によれば画像からその建設機械の種別は把握することはできるものの、その建設機械の配置台数が適切なのかといった稼働の適否までは示すことができない。そして、把握したい情報が複雑であるほど画像から深く読み解く力が求められることとなるが、従来技術では画像を読み解いたうえで必要な情報を提示するまでには至っていない。
【0008】
本願発明の課題は、従来技術が抱える問題を解決することであり、すなわち、建設機械の稼働状況を判定するための指標を画像から取得することができる稼働状況評価支援装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、連続する画像から建設機械の稼働時間を求めるとともに、その稼働時間に基づいて建設機械の稼働状況を評価し得る「稼働状況評価値」を算出するという点に着目してなされたものであり、これまでにない発想に基づいて行われた発明である。
【0010】
本願発明の稼働状況評価支援装置は、一地点に設置された撮影手段が対象領域を定期的(あるいは、断続的)に撮影した現地画像に基づいてその対象領域における建設機械の稼働状況を評価する装置であって、機械検出手段と稼働判定手段、稼働時間算出手段、評価値算出手段を備えたものである。このうち機械検出手段は、現地画像から建設機械を検出するとともにその建設機械の機械種別を推定する手段であり、稼働判定手段は、あらかじめ定めた判定期間ごとに現地画像に含まれる建設機械に変化があるときに建設機械が稼働したとして判定する手段である。また稼働時間算出手段は、稼働判定手段によって稼働したとして判定された判定期間を累計することによって建設機械の稼働時間を算出する手段であり、評価値算出手段は、建設機械の稼働時間に基づいて建設機械の稼働状況評価値を算出する手段である。そして稼働状況評価値に基づいて、建設機械の稼働状況を評価することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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