TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025062064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025016926,2023504912
出願日2025-02-04,2021-03-09
発明の名称良否判定方法および基板生産システム
出願人株式会社FUJI
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類H01L 21/60 20060101AFI20250404BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】基板の対象領域に供給されたはんだボール群のはんだボールの不足に対処することが可能な良否判定方法および基板生産システムを開示する。
【解決手段】良否判定方法は、供給工程と吸着工程と撮像工程と判定工程と補完工程とを備える。供給工程は、はんだボール群を供給する。吸着工程は、供給工程で供給されたはんだボール群を吸着ノズルにより吸着し保持して基板の対象領域に供給する。撮像工程は、吸着ノズルによって基板の対象領域に供給されたはんだボール群を撮像する。判定工程は、撮像工程により取得されたはんだボール群の画像データに基づいて対象領域に供給された後のはんだボール群の良否を判定する。補完工程は、判定工程においてはんだボール群のはんだボールが不足する不良であると判定されたときに、不足するはんだボールを対象領域に供給する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基板に装着される部品の装着領域の少なくとも一部の領域である対象領域に供給される複数のはんだボールであって前記部品の電極位置に合わせて配置されているはんだボール群を供給する供給工程と、
前記供給工程で供給された前記はんだボール群を吸着ノズルにより吸着し保持して前記基板の前記対象領域に供給する吸着工程と、
前記吸着ノズルによって前記基板の前記対象領域に供給された前記はんだボール群を撮像する撮像工程と、
前記撮像工程により取得された前記はんだボール群の画像データに基づいて前記対象領域に供給された後の前記はんだボール群の良否を判定する判定工程と、
前記判定工程において前記はんだボール群の前記はんだボールが不足する不良であると判定されたときに、不足する前記はんだボールを前記対象領域に供給する補完工程と、
を備える良否判定方法。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記判定工程は、前記画像データを画像処理して認識した前記はんだボール群に含まれる前記はんだボールの数が前記対象領域に供給されるべき規定数と一致するときに、前記はんだボール群が良好であると判定し、前記認識した前記はんだボール群に含まれる前記はんだボールの数が前記規定数に対して不足するときに、前記はんだボール群の前記はんだボールが不足する不良であると判定する請求項1に記載の良否判定方法。
【請求項3】
前記補完工程は、一つの前記はんだボールを吸着可能な前記吸着ノズルを用いて、不足する前記はんだボールを前記対象領域に供給する請求項1または請求項2に記載の良否判定方法。
【請求項4】
部品を基板に装着して基板製品を生産する部品装着機と、
前記基板製品の生産を管理する管理装置と、
を含む基板生産システムであって、
前記基板に装着される前記部品の装着領域の少なくとも一部の領域である対象領域に供給される複数のはんだボールであって前記部品の電極位置に合わせて配置されているはんだボール群を供給する供給装置と、
前記供給装置に搭載されている前記はんだボール群を吸着し保持して前記基板の前記対象領域に供給する吸着ノズルと、
前記吸着ノズルによって前記基板の前記対象領域に供給された前記はんだボール群を撮像する基板カメラと、
前記基板カメラによって取得された前記はんだボール群の画像データに基づいて前記対象領域に供給された後の前記はんだボール群の良否を判定する判定部と、
前記判定部によって前記はんだボール群の前記はんだボールが不足する不良であると判定されたときに、不足する前記はんだボールを前記対象領域に供給する補完部と、
を備える基板生産システム。
【請求項5】
前記部品装着機を複数備え、
前記補完部は、前記吸着ノズルにより前記はんだボール群を吸着し保持して前記基板の前記対象領域に供給した前記部品装着機よりも後段の前記部品装着機において、不足する前記はんだボールを前記対象領域に供給する請求項4に記載の基板生産システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、良否判定方法および基板生産システムに関する技術を開示する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のはんだボールマウンタは、絶縁テープの一方の主面側に複数の第一のはんだボールが形成され他方の主面側に第一のはんだボールとそれぞれ電気的接続される複数の第二のはんだボールが形成されているテープ構造体を用いる。テープ構造体は、絶縁基板の複数の電極パッド上にテープ構造体ごとに搭載され、テープ構造体が搭載された後に搭載の状態を検査する画像処理が行われる。これにより、特許文献1に記載の発明は、はんだボールの搭載不良を低減しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-110933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
基板の対象領域に供給されたはんだボール群のはんだボールが不足する可能性がある。
【0005】
このような事情に鑑みて、本明細書は、基板の対象領域に供給されたはんだボール群のはんだボールの不足に対処することが可能な良否判定方法および基板生産システムを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、供給工程と、吸着工程と、撮像工程と、判定工程と、補完工程とを備える良否判定方法を開示する。前記供給工程は、基板に装着される部品の装着領域の少なくとも一部の領域である対象領域に供給される複数のはんだボールであって前記部品の電極位置に合わせて配置されているはんだボール群を供給する。前記吸着工程は、前記供給工程で供給された前記はんだボール群を吸着ノズルにより吸着し保持して前記基板の前記対象領域に供給する。前記撮像工程は、前記吸着ノズルによって前記基板の前記対象領域に供給された前記はんだボール群を撮像する。前記判定工程は、前記撮像工程により取得された前記はんだボール群の画像データに基づいて前記対象領域に供給された後の前記はんだボール群の良否を判定する。前記補完工程は、前記判定工程において前記はんだボール群の前記はんだボールが不足する不良であると判定されたときに、不足する前記はんだボールを前記対象領域に供給する。
【0007】
また、本明細書は、部品を基板に装着して基板製品を生産する部品装着機と、前記基板製品の生産を管理する管理装置とを含む基板生産システムを開示する。前記基板生産システムは、供給装置と、吸着ノズルと、基板カメラと、判定部と、補完部とを備える。前記供給装置は、前記基板に装着される前記部品の装着領域の少なくとも一部の領域である対象領域に供給される複数のはんだボールであって前記部品の電極位置に合わせて配置されているはんだボール群を供給する。前記吸着ノズルは、前記供給装置に搭載されている前記はんだボール群を吸着し保持して前記基板の前記対象領域に供給する。前記基板カメラは、前記吸着ノズルによって前記基板の前記対象領域に供給された前記はんだボール群を撮像する。前記判定部は、前記基板カメラによって取得された前記はんだボール群の画像データに基づいて前記対象領域に供給された後の前記はんだボール群の良否を判定する。前記補完部は、前記判定部によって前記はんだボール群の前記はんだボールが不足する不良であると判定されたときに、不足する前記はんだボールを前記対象領域に供給する。
【発明の効果】
【0008】
上記の良否判定方法によれば、基板の対象領域に供給されたはんだボール群のはんだボールが不足する不良であると判定されたときに、不足するはんだボールを対象領域に供給することができる。良否判定方法について上述されていることは、基板生産システムについても同様に言える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
部品装着機の構成例を示す平面図である。
供給ユニットの構成例を示す平面図である。
良否判定装置の制御ブロックの一例を示すブロック図である。
良否判定装置による制御手順の一例を示すフローチャートである。
はんだボール群の画像データの一例を示す模式図である。
第一撮像装置の構成例を示す側面図である。
第三撮像装置の構成例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.実施形態
1-1.部品装着機10の構成例
良否判定装置50は、部品装着機10に適用される。部品装着機10は、部品91を含む複数の装着部品92を基板90に装着する。部品91は、はんだボール80を介して基板90に装着される。図1に示すように、部品装着機10は、基板搬送装置11、供給装置12、移載装置13、部品カメラ14、基板カメラ15および制御装置16を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社FUJI
工作機械
1か月前
株式会社FUJI
部品保管装置
1か月前
株式会社FUJI
保持具収納装置
1か月前
株式会社FUJI
ストッカシステム
3日前
株式会社FUJI
周辺装置制御用治具
2日前
株式会社FUJI
管理装置及び管理方法
1か月前
株式会社FUJI
部品実装機及び部品傾き検出方法
22日前
株式会社FUJI
実装機、実装機のヘッド交換方法
3日前
株式会社FUJI
3次元造形装置およびパレット検出方法
1か月前
株式会社FUJI
実装装置、画像処理装置および画像処理方法
1か月前
株式会社FUJI
部品実装機、方法及びコンピュータプログラム
1か月前
株式会社FUJI
動作プログラム、およびアクチュエータの駆動方法
15日前
株式会社FUJI
制御装置、管理装置、ストッカシステムおよびストッカ
15日前
株式会社FUJI
睡眠判定システム、睡眠判定方法および学習モデル生成方法
3日前
株式会社FUJI
実装システム
16日前
株式会社FUJI
制御装置、ストッカ、管理装置、ストッカシステムおよび制御方法
今日
株式会社FUJI
廃材処理システム
1か月前
株式会社FUJI
印刷装置及び搬送治具
1か月前
株式会社FUJI
ワーク加工装置、ワーク加工装置における搬送方法、及び搬送プログラム
22日前
株式会社FUJI
良否判定方法および基板生産システム
1か月前
株式会社FUJI
良否判定方法および基板生産システム
1か月前
個人
超音波接合
1か月前
甲神電機株式会社
変流器
7日前
APB株式会社
二次電池
1日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
オムロン株式会社
電磁継電器
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
オムロン株式会社
電磁継電器
15日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
2日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
29日前
シチズン電子株式会社
発光装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
3日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
2日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
1か月前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
1日前
続きを見る