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公開番号
2025061943
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025013136,2020198712
出願日
2025-01-29,2020-11-30
発明の名称
研磨用組成物、その製造方法、研磨方法および半導体基板の製造方法
出願人
株式会社フジミインコーポレーテッド
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
C09K
3/14 20060101AFI20250404BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、窒化ケイ素の研磨抑制効果を向上させうる手段を提供する。
【解決手段】本発明は、カチオン変性シリカ粒子と、有機酸基またはその塩の基を有する非芳香族架橋環状化合物と、水とを含む、研磨用組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カチオン変性シリカ粒子と、有機酸基またはその塩の基を有する非芳香族架橋環状化合物と、水とを含む、研磨用組成物。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
前記有機酸基またはその塩の基を有する非芳香族架橋環状化合物は、下記一般式1で表される化合物である、請求項1に記載の研磨用組成物:
JPEG
2025061943000009.jpg
39
161
上記一般式1において、
Z
1
は、CR
1
R
1
’、C=OまたはOであり、
Z
2
は、CR
2
R
2
’、C=OまたはOであり、
Z
3
は、CR
3
R
3
’、C=OまたはOであり、
Z
4
は、CR
4
R
4
’、C=OまたはOであり、
R
1
、R
1
’、R
2
、R
2
’、R
3
、R
3
’、R
4
、R
4
’、R
5
、R
6
、R
7
およびR
8
は、それぞれ独立して、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換されたもしくは非置換のアルキル基、置換されたもしくは非置換のアルケニル基、置換されたもしくは非置換のアルキニル基、置換されたもしくは非置換のアルコキシ基、置換されたもしくは非置換のポリオキシアルキレン基、または有機酸基もしくはその塩の基であり、
前記R
1
、前記R
1
’、前記R
2
、前記R
2
’、前記R
3
、前記R
3
’、前記R
4
、前記R
4
’、前記R
5
、前記R
6
、前記R
7
および前記R
8
の少なくとも1つが置換された基である場合、置換基は、それぞれ独立して、重水素原子、ハロゲン原子、非置換のアルキル基、非置換のアルケニル基、非置換のアルキニル基、非置換のアルコキシ基、非置換のポリオキシアルキレン基、または有機酸基もしくはその塩の基であり、
前記R
1
、前記R
1
’、前記R
2
、前記R
2
’、前記R
【請求項3】
前記一般式1において、前記Z
1
、前記Z
2
、前記Z
3
および前記Z
4
の少なくとも1つがC=Oである、請求項2に記載の研磨用組成物。
【請求項4】
前記一般式1において、前記R
1
、前記R
1
’、前記R
2
、前記R
2
’、前記R
3
、前記R
3
’、前記R
4
、前記R
4
’、前記R
5
、前記R
6
、前記R
7
および前記R
8
の少なくとも1つが有機酸基もしくはその塩の基、または有機酸基もしくはその塩の基で置換されたアルキル基である、請求項2または請求項3に記載の研磨用組成物。
【請求項5】
前記有機酸基またはその塩の基は、カルボキシ基、カルボキシ基の塩の基、スルホ基、スルホ基の塩の基、ホスホン酸基、ホスホン酸基の塩の基、リン酸基、およびリン酸基の塩の基からなる群より選択される、少なくとも1種である、請求項1~4のいずれか1項に記載の研磨用組成物。
【請求項6】
前記カチオン変性シリカ粒子のゼータ電位が正の値である、請求項1~5のいずれか1項に記載の研磨用組成物。
【請求項7】
下記一般式2で表される化合物をさらに含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の研磨用組成物:
JPEG
2025061943000010.jpg
37
161
上記一般式2において、
X
1
は、CR
11
R
11
’またはC=Oであり、
X
2
は、CR
12
R
12
’またはC=Oであり、
X
3
は、CR
13
R
13
’またはC=Oであり、
X
4
は、CR
14
R
14
’またはC=Oであり、
R
10
、R
11
、R
11
’、R
12
、R
12
’、R
13
、R
13
’、R
14
およびR
14
’は、それぞれ独立して、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換されたもしくは非置換の炭化水素基、置換されたもしくは非置換のオキシ炭化水素基、置換されたもしくは非置換のポリオキシアルキレン基、または下記一般式3で表される基であり、
JPEG
2025061943000011.jpg
16
161
上記一般式3において、R
15
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、または置換されたもしくは非置換の炭化水素基であり、
*は、上記一般式2の環構成窒素原子(N)と結合する結合手であり、
前記R
10
、前記R
11
、前記R
11
’、前記R
12
、前記R
12
’、前記R
13
、前記R
13
’、前記R
14
、前記R
14
’および前記R
15
の少なくとも1つが置換された基である場合、置換基は、それぞれ独立して、重水素原子、ハロゲン原子、非置換のオキシ炭化水素基、または非置換のポリオキシアルキレン基である。
【請求項8】
酸化剤をさらに含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の研磨用組成物。
【請求項9】
pHが7未満である、請求項1~8のいずれか1項に記載の研磨用組成物。
【請求項10】
電気伝導度が30μS/cm以上、2mS/cm以下である、請求項1~9のいずれか1項に記載の研磨用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、研磨用組成物、その製造方法、研磨方法および半導体基板の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、半導体基板表面の多層配線化に伴い、デバイスを製造する際に、半導体基板を研磨して平坦化する、いわゆる、化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing;CMP)技術が利用されている。CMPは、シリカやアルミナ、セリア等の砥粒、防食剤、界面活性剤などを含む研磨用組成物(スラリー)を用いて、半導体基板等の研磨対象物(被研磨物)の表面を平坦化する方法である。この際、研磨対象物(被研磨物)は、シリコン、ポリシリコン、シリコン酸化物(酸化ケイ素)、シリコン窒化物(窒化ケイ素)や、窒化チタン、チタン、窒化タンタルまたはタンタル等を含む膜、銅やタングステンなどの金属等からなる配線、プラグなどである。
【0003】
CMP技術において、窒化ケイ素はストッパー膜(エッチングマスク)として使用されており、この際、窒化ケイ素の研磨速度に対する窒化ケイ素以外の材料(以下、本明細書において、単に「他の材料」とも称する)の研磨速度の比(窒化ケイ素に対する他の材料の選択比)は大きい方が好ましい。窒化ケイ素をストッパー膜として使用した研磨対象物の研磨に関しては、特許文献1に、シリカと、アミノホスホン酸と、多糖と、テトラアルキルアンモニウム塩と、重炭酸塩と、アゾ-ル環を含む化合物と、任意成分である水酸化カリウムと、水とからなり、pH=7~11である化学機械研磨用組成物が開示されている。そして、特許文献1には、当該化学機械研磨用組成物を用いて高い研磨圧力で研磨した際に、ストッパー膜である窒化ケイ素に対するポリシリコンの選択比および絶縁膜である酸化ケイ素に対するポリシリコンの選択比が向上することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2014-505358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の化学機械研磨用組成物では、窒化ケイ素の研磨抑制効果が不十分であることから、窒化ケイ素に対する他の材料の選択比も不十分となるという問題がある。また、ロス分を考慮して窒化ケイ素膜の膜厚を増加させる等の対応が必要となるという問題がある。
【0006】
そこで本発明は、窒化ケイ素の研磨抑制効果を向上させうる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記課題を解決するための一形態を以下に示す:
カチオン変性シリカ粒子と、有機酸基またはその塩の基を有する非芳香族架橋環状化合物と、水とを含む、研磨用組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、窒化ケイ素の研磨抑制効果を向上させうる手段が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態のみには限定されない。また、本明細書において、範囲を示す「X~Y」は「X以上Y以下」を意味する。また、特記しない限り、操作および物性等の測定は室温(20℃以上25℃以下の範囲)/相対湿度40%RH以上50%RH以下の条件で測定する。
【0010】
<研磨用組成物>
本発明の一形態は、カチオン変性シリカ粒子と、有機酸基またはその塩の基を有する非芳香族架橋環状化合物と、水とを含む、研磨用組成物に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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