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公開番号
2025057950
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167805
出願日
2023-09-28
発明の名称
筆記具用水性インク組成物
出願人
三菱鉛筆株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/17 20140101AFI20250402BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、クリアドレン性が良好であり、同時にインクジェットはがき紙や微塗工紙などの水性インクが浸透しにくい紙面へのインクのりがよく、弾きにくいインクを提供する。
【解決手段】本発明の筆記具用水性インク組成物は、
少なくとも、光輝性顔料、ポリオキシアルキレングリコール、及び増粘剤を含有しており、
温度25℃、剪断速度3.83sec
-1
の条件で測定した粘度が、500~2000mPa・sである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、光輝性顔料、ポリオキシアルキレングリコール、及び増粘剤を含有しており、
温度25℃、剪断速度3.83sec
-1
の条件で測定した粘度が、500~2000mPa・sである、
筆記具用水性インク組成物。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記増粘剤が、キサンタンガム、サクシノグリカン及びダイユータンガムからなる群より選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項3】
前記増粘剤が、サクシノグリカン及びダイユータンガムからなる群より選択される少なくとも一種と、キサンタンガムとの混合物であり、前記増粘剤の固形分の合計質量に対するキサンタンガムの固形分の質量の割合が、0.05~0.85である、請求項2に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項4】
前記光輝性顔料が、シリカでコーティングされているアルミニウム顔料である、請求項1又は2に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項5】
HLB10以下のリン酸エステルを更に含有している、請求項1又は2に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項6】
気泡抑制剤を更に含有している、請求項1又は2に記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項7】
前記気泡抑制剤が、N-アセチルシステインである、請求項6に記載の筆記具用水性インク組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具用水性インク組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
筆記具、特にボールペンにおいて用いられる透明又は半透明樹脂製のインク収容管(リフィール)においては、目視によりインク残量を確認できる性能が期待されており、このような性能は、一般的に「クリアドレン性」と呼ばれている。クリアドレン性は、インク収容部にインクが付着して汚染されることにより損なわれるものであり、これを改善するための種々の手段も提案されている。
【0003】
特許文献1では、25℃での粘度が600mPa・s以上であるポリプロピレングリコールモノアルキルエーテルと、染料、顔料、又は染料及び顔料の混合物から選ばれる着色剤と、溶剤とを少なくとも含む油性ボールペンインクが開示されている。
【0004】
特許文献2では、水と、着色剤と、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール及び/又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルを含むことを特徴とする直液式筆記具に内蔵される水性インキ組成物が開示されている。
【0005】
また、被筆記面が、例えば、インクジェットはがき紙や微塗工紙などの水性インクが浸透しにくい紙面において、筆記して形成された筆跡の繰り返しの擦過や、より強い力での擦過に耐えることができる筆記具用水性インク組成物が提案されている。
【0006】
特許文献3では、少なくとも、顔料を含む着色剤(A)と、オレフィン系樹脂粒子(B)と、水とを含み、前記オレフィン系樹脂粒子(B)の針入度法硬度が1以上であると共に、コールターカウンター法で測定した平均粒子径が15μm以下であり、前記着色剤(A)と前記オレフィン系樹脂粒子(B)の固形分の質量比〔(A)/(B)〕が1~100の範囲となることを特徴とする、筆記具用水性インク組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-348239号公報
特開2016-27106号公報
特開2023-24288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
筆記具用インク組成物において、アルミニウム顔料やパール顔料のような光輝性顔料を配合したインクが使用された場合、光輝性顔料を配合していないインクよりもクリアドレン性が損なわれやすいという問題があり、特許文献1及び2による手段によってもなお、十分にこの問題を解消できないことがあった。また、インクジェットはがき紙や微塗工紙などの水性インクが浸透しにくい紙面へのインクのりがよく、弾きにくいインクが求められている。
【0009】
本発明は、クリアドレン性が良好であり、同時にインクジェットはがき紙や微塗工紙などの水性インクが浸透しにくい紙面へのインクのりがよく、弾きにくいインクを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、鋭意検討したところ、以下の手段により上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、下記のとおりである:
〈態様1〉少なくとも、光輝性顔料、ポリオキシアルキレングリコール、及び増粘剤を含有しており、
温度25℃、剪断速度3.83sec
-1
の条件で測定した粘度が、500~2000mPa・sである、
筆記具用水性インク組成物。
〈態様2〉前記増粘剤が、キサンタンガム、サクシノグリカン及びダイユータンガムからなる群より選択される少なくとも一種である、態様1に記載の筆記具用水性インク組成物。
〈態様3〉前記増粘剤が、サクシノグリカン及びダイユータンガムからなる群より選択される少なくとも一種と、キサンタンガムとの混合物であり、前記増粘剤の固形分の合計質量に対するキサンタンガムの固形分の質量の割合が、0.05~0.85である、態様2に記載の筆記具用水性インク組成物。
〈態様4〉前記光輝性顔料が、シリカでコーティングされているアルミニウム顔料である、態様1~3のいずれか一項に記載の筆記具用水性インク組成物。
〈態様5〉HLB10以下のリン酸エステルを更に含有している、態様1~4のいずれか一項に記載の筆記具用水性インク組成物。
〈態様6〉気泡抑制剤を更に含有している、態様1~5のいずれか一項に記載の筆記具用水性インク組成物。
〈態様7〉前記気泡抑制剤が、N-アセチルシステインである、態様6に記載の筆記具用水性インク組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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