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公開番号2025060863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024229725,2023148040
出願日2024-12-26,2020-04-23
発明の名称香味吸引器用加熱ユニット及び香味吸引器
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/46 20200101AFI20250403BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】喫煙可能物質を有する固形の喫煙可能物質を加熱して喫煙可能物質を霧化させ、高温加熱が可能な、一体型の香味吸引器用加熱ユニットが提供される。
【解決手段】香味吸引器用加熱ユニット40は、開口51と開口を囲む側面52とを有し、喫煙可能物質30を受け入れる収容部53を区画する区画部50と、区画部を加熱する加熱部60と、加熱部を区画部に固定する固定部80と、加熱部と固定部との間に配置される第1断熱部70と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
喫煙可能物質を加熱して前記喫煙可能物質を霧化させる香味吸引器用加熱ユニットであって、
開口と前記開口を囲む側面とを有し、前記喫煙可能物質を受け入れる収容部を区画する区画部と、
前記区画部を加熱する加熱部と、
前記加熱部を前記区画部に固定する固定部と、
前記加熱部と前記固定部との間に配置される第1断熱部と、を有する、香味吸引器用加熱ユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記加熱部は、区画部の外側面に配置される、香味吸引器用加熱ユニット。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記加熱部は、前記区画部の前記側面に平行な主面を有し、
前記第1断熱部は、前記区画部の前記側面に直交する方向において前記加熱部の主面を全て覆うように配置される、香味吸引器用加熱ユニット。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記加熱部は、フィルムヒータである、香味吸引器用加熱ユニット。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一項に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記区画部は、サセプタを含み、
前記加熱部は前記区画部の前記側面を囲む筒状のインダクションコイルを含み、
前記第1断熱部は、透磁性及び非導電性を有する、香味吸引器用加熱ユニット。
【請求項6】
請求項5に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記区画部の前記側面が前記サセプタで構成され、前記収容部を囲む電流経路を有する、香味吸引器用加熱ユニット。
【請求項7】
請求項5又は6に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記区画部と前記インダクションコイルとの間に第2断熱部を有し、
前記第2断熱部は、透磁性及び非導電性を有する、香味吸引器用加熱ユニット。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記第1断熱部は、前記インダクションコイルの隣り合うワイヤの間に位置する部分を有する、香味吸引器用加熱ユニット。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記第1断熱部は、空気と、前記加熱部が前記区画部に固定されたときに前記加熱部と前記区画部との間を所定距離に維持する支持部と、を有し、前記支持部の間に前記空気を有する、香味吸引器用加熱ユニット。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載された香味吸引器用加熱ユニットにおいて、
前記第1断熱部の前記支持部はガラス繊維である、香味吸引器用加熱ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、香味吸引器用加熱ユニット及び香味吸引器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、材料の燃焼をすることなく香味等を吸引するための香味吸引器が知られている。香味吸引器は、例えば、香味発生物品を収容するチャンバと、チャンバに収容される香味発生物品を加熱するヒータとを有する(例えば、特許文献1-3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2001-521123号公報
特許第5963375号公報
国際公開第2016/207407号パンフレット
【発明の概要】
【0004】
第1態様によれば、喫煙可能物質を加熱して喫煙可能物質を霧化させる香味吸引器用加熱ユニットが提供される。香味吸引器用加熱ユニットは、開口と開口を囲む側面とを有し、喫煙可能物質を受け入れる収容部を区画する区画部と、区画部を加熱する加熱部と、加熱部を区画部に固定する固定部と、加熱部と固定部との間に配置される第1断熱部と、を有する。喫煙可能物質は固形の喫煙可能物質としてもよい。
【0005】
第1態様によれば、加熱部が固定部によって区画部に固定されるので、区画部と加熱部を実質的に一体化することができる。このとき、第1断熱部が、加熱部から固定部への熱の影響を低減することができるので、高温加熱下でも固定部が使用に耐え得る。したがって、第1態様によれば、高温加熱が可能な、一体型の香味吸引器用加熱ユニットが提供される。この様な一体型のユニットは、衝撃や揺れに対する安定性が高く、ユニット自体の量産にも、ユニットを組み込んだ香味吸引器の量産にも有利な場合がある。
【0006】
加熱部は、区画部の外側面(収容部と反対側)に配置されてもよい。加熱部は、例えば抵抗加熱部であり、熱伝導により区画部を加熱することができる。抵抗加熱部は、例えば、加熱要素を有し、加熱要素は、ヒーティングトラックであってもよい。加熱部は、フィルムヒータであってもよい。フィルムヒータは、例えば、電気絶縁材料からなる層とヒーティングトラックからなる層とを重ねた構造を有し得る。また、例えば、加熱部は、2層の電気絶縁材料からなる層の間にヒーティングトラックからなる層を配置する構造を有し得る。電気絶縁材料は、例えばポリイミド、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、テフロン(登録商標)系のフッ素樹脂であり得る。また、ヒーティングトラックは、例えばステンレス、又は銅等の金属であり得る。電気絶縁材料及びヒーティングトラックがこれらの材料であることにより、製造容易であり且つ信頼性の高いフレキシブルな加熱構造が得られる。
【0007】
加熱部は、開口と反対側に位置する第1部分と、開口側に位置する第2部分と、を有してもよい。第2部分のヒータ電力密度は、第1部分のヒータ電力密度よりも高いことが好ましい、又は、第2部分の昇温速度は、第1部分の昇温速度よりも高いことが好ましい、又は、第2部分の加熱温度は任意の同時間において、第1部分の加熱温度よりも高いことが好ましい。第2部分は、喫煙可能物質が区画部内の所望の位置に位置決めされた状態において、喫煙可能物質の長手方向において喫煙可能物質の1/2以上に対応する区画部の外面を覆うことが好ましい。これによれば、エネルギー消費を抑制しながら、加熱部を起
動してからファーストパフを行うことができるまでの時間を短縮することができる。
【0008】
加熱部が喫煙可能物質を加熱するときの温度プロファイルの最高温度は、250℃以上310℃以下、250℃以上300℃以下、又は250℃以上290℃以下から選択されることが好ましい。ここで、加熱部の温度とは、抵抗加熱部の温度やサセプタの温度などの喫煙可能物質を加熱するための熱を発する箇所の温度をいう。加熱部が喫煙可能物質を加熱するときの温度プロファイルの最高温度をこれらのいずれかの温度範囲にすることで、デバイスにダメージを与えることなく喫煙可能物質の迅速な昇温が可能になる。
【0009】
第1断熱部は、加熱部と固定部とに接触することが好ましい。これにより、第1断熱部が加熱部又は固定部のいずれかと接触しない場合に比べて、香味吸引器用加熱ユニットがシンプルで安定した構造を有することができる。
【0010】
加熱部は、区画部の側面に平行な主面を有し、第1断熱部は、加熱部の主面に沿って延びるように配置されることが好ましい。これにより、第1断熱部が効果的に加熱部を断熱することができる。ここで、区画部の側面に平行とは、区画部の側面に実質的に平行であることを含む。また、第1断熱部は、加熱部の主面を全て覆うように配置されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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