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公開番号2025060780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024226444,2023076203
出願日2024-12-23,2019-12-19
発明の名称接着剤組成物およびそれを形成する方法
出願人サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション,Saint-Gobain Performance Plastics, Corporation
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類C09J 133/04 20060101AFI20250403BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】長年にわたり要素に曝された後であっても熱可塑性オレフィン上で高い全体性能を保持する接着剤を提供する。
【解決手段】接着剤構造体および接着剤組成物を含み、接着剤構造体は、グラフトコポリマーを含み得る。接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約1重量%および40重量%以下のマイクロモノマー成分と、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約50重量%および約98重量%以下の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み得る。マクロモノマー成分は、少なくとも1000g/molの重量平均分子量、および少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る接着剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
接着剤構造体および接着剤組成物を含む接着剤であって、前記接着剤構造体が、グラフ
トコポリマーを含み、前記接着剤組成物が、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約1重量%および40重量%以下のマ
クロモノマー成分と、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約50重量%および約98重量%以下
の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
前記接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重量%以
下の粘着付与剤成分と、を含み、
前記マクロモノマー成分が、少なくとも1000g/molの重量平均分子量を有し

前記マクロモノマー成分が、少なくとも約40℃のガラス転移温度を有し、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)
を有する、接着剤。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記接着剤構造体の前記グラフトコポリマーが、主鎖部分およびグラフト側鎖部分を含
み、前記主鎖部分が、前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aを含み、前記グラフト側鎖
部分が、前記マクロモノマー成分を含む、請求項1に記載の接着剤。
【請求項3】
前記接着剤構造体の前記グラフトコポリマーが、放射線開始重合を介して形成される、
請求項1または2に記載の接着剤。
【請求項4】
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0.1重量%
および約10重量%以下のモノマー成分a1であって、ペンダント水素結合基を有するエ
チレン性不飽和官能性モノマーを含む、モノマー成分a1と、
前記(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約80重量%お
よび約99重量%以下のモノマー成分a2であって、エチレン性不飽和モノマーを含む、
モノマー成分a2と、を含む、重合可能な材料の反応生成物を含む、請求項1または2に
記載の接着剤。
【請求項5】
前記モノマー成分a1が、酸含有(メタ)アクリルモノマー(アクリル酸、メタクリル
酸、2ーカルボキシエチルアクリレートなど)、ヒドロキシ含有(メタ)アクリルモノマ
ー(2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート)、第1級、第2級、または第3級アミ
ノ基を有する窒素含有モノマー、および第1級、第2級、または第3級アミド基を有する
窒素含有モノマーからなる群から選択される、エチレン性不飽和官能性モノマーを含む、
請求項4に記載の接着剤。
【請求項6】
前記モノマー成分a2が、式C=C(R

)(COOR

)のアクリル酸エステルを含
み、式中、R1が、1~24個の炭素を含有するアルキル基であり、R2が、Hまたはメ
チルである、請求項4に記載の接着剤。
【請求項7】
前記マクロモノマー成分が、ペンダント脂環式官能基を有する(メタ)アクリルモノマ
ーを含み、前記マクロモノマー成分が、フリーラジカル重合プロセスにおいて重合される
ことが可能である、請求項1または2に記載の接着剤。
【請求項8】
前記粘着付与剤成分が、C5、C9、C5/C9、ジシクロペンタジエン、テルペン、
もしくはそれらの水素化樹脂、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1または2に記
載の接着剤。
【請求項9】
接着剤を形成する方法であって、前記方法が、
プレ接着剤混合物を提供することであって、前記プレ接着剤混合物が、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約1重量%および約40重量%
以下のプレ接着剤マクロモノマー成分であって、少なくとも約1000g/molの分子
重量、および少なくとも約40℃のガラス転移温度を有する、プレ接着剤マクロモノマー
成分と、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約50重量%および約98重量
%以下のプレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aであって、約20℃以下のガラス
転移温度(Tg)を有する、プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、
前記プレ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重
量%以下のプレ接着剤粘着付与剤成分と、を含む、提供することと、
前記プレ接着剤混合物を混合することと、
前記接着剤を形成するために、前記プレ接着剤混合物を重合することであって、前記接
着剤が、接着剤構造体および接着剤組成物を含み、前記接着剤構造体が、グラフトコポリ
マーを含む、重合することと、を含む、方法。
【請求項10】
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aが、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約0
.1重量%および約10重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a1であって、ペンダント
水素結合基を有するエチレン性不飽和官能性モノマーを含む、プレ接着剤モノマー成分a
1と、
前記プレ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aの総重量に対して、少なくとも約8
0重量%および約99重量%以下のプレ接着剤モノマー成分a2であって、エチレン性不
飽和モノマーを含む、プレ接着剤モノマー成分a2と、を含む、重合可能な材料の反応生
成物を含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、接着剤組成物およびそれを形成する方法に関する。本開示は、接着剤組成物
を含むフォームテープおよびそれを形成する方法にさらに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
感圧性接着剤は、多くの産業および消費者市場において様々な基材を取り付けるために
使用される。特定の用途に応じて、感圧性接着剤は、単一層または多層のいずれかに設計
され得る。基材は、同様の性質、または非常に異なる性質ものであり得る。全く異なる性
質の基材は、特に、一方の側面上の基材がポリプロピレンおよびポリプロピレン/エチレ
ンプロピレンジエンターポリマーを含む、熱可塑性オレフィンから作製されるとき、取り
付けることがより困難となる傾向がある。典型的に、これらの熱可塑性材料用に設計され
た感圧性接着剤は、十分な凝集強度ならびに長期安定性に欠ける傾向がある。これらの問
題は、感圧性接着剤が、高い接着力および高い凝集性の両方を保有することを必要とし、
事実上長年にわたり要素に曝されることが予測されるような用途においてより重要となる
。したがって、数年の曝露後であっても熱可塑性オレフィン上で高い全体性能を保持する
感圧性接着剤を開発することが強く求められる。
【発明の概要】
【0003】
第1の態様によれば、接着剤は、接着剤構造体および接着剤組成物を含み得る。接着剤
構造体は、グラフトコポリマーを含み得る。接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対
して、少なくとも約1重量%および40重量%以下のマイクロモノマー成分と、接着剤組
成物の総重量に対して、少なくとも約50重量%および約98重量%以下の(メタ)アク
リル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%お
よび約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み得る。マクロモノマー成分は、少なく
とも1000g/molの重量平均分子量、および少なくとも約40℃のガラス転移温度
(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約20℃以下のガラス転移
温度(Tg)を有し得る。
【0004】
さらに別の態様によれば、接着剤を形成する方法は、プレ接着剤混合物を提供すること
と、プレ接着剤混合物を混合することと、接着剤を形成するために、プレ接着剤混合物を
重合することと、を含み得る。プレ接着剤混合物は、プレ接着剤混合物の総重量に対して
、少なくとも約1重量%および40重量%以下のプレ接着剤マイクロモノマー成分と、プ
レ接着剤混合物の総重量に対して、少なくとも約50重量%および約98重量%以下のプ
レ接着剤(メタ)アクリル系ポリマー成分Aと、プレ接着剤混合物の総重量に対して、少
なくとも約0.1重量%および約30重量%以下のプレ接着剤粘着付与剤成分と、を含み
得る。プレ接着剤マクロモノマー成分は、少なくとも1000g/molの重量平均分子
量、および少なくとも約40℃のガラス転移温度(Tg)を有し得る。プレ接着剤(メタ
)アクリル系ポリマー成分Aは、約20℃以下のガラス転移温度(Tg)を有し得る。プ
レ接着剤混合物を重合することによって形成される接着剤は、接着剤構造体および接着剤
組成物を含み得る。接着剤構造体は、グラフトコポリマーを含み得る。
【0005】
さらに別の態様によれば、単層フォームテープは、接着剤内に中空の微小球を含む、フ
ォームコアを含み得る。接着剤は、接着剤構造体および接着剤組成物を含み得る。接着剤
構造体は、グラフトコポリマーを含み得る。接着剤組成物は、接着剤組成物の総重量に対
して、少なくとも約1重量%および40重量%以下のマイクロモノマー成分と、接着剤組
成物の総重量に対して、少なくとも約50重量%および約98重量%以下の(メタ)アク
リル系ポリマー成分Aと、接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%お
よび約30重量%以下の粘着付与剤成分と、を含み得る。マクロモノマー成分は、少なく
とも1000g/molの重量平均分子量、および少なくとも約40℃のガラス転移温度
(Tg)を有し得る。(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約20℃以下のガラス転移
温度(Tg)を有し得る。
【0006】
さらに別の態様によれば、フォームテープは、フォームコア、およびフォームコアの第
1の表面を覆う第1の接着剤の第1の接着剤層を含み得る。フォームコアは、フォーム材
料内に中空の微小球を含み得る。第1の接着剤は、第1の接着剤構造体および第1の接着
剤組成物を含み得る。第1の接着剤構造体は、グラフトコポリマーを含み得る。第1の接
着剤組成物は、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約1重量%および40
重量%以下の第1のマイクロモノマー成分と、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少
なくとも約50重量%および約98重量%以下の第1の(メタ)アクリル系ポリマー成分
Aと、第1の接着剤組成物の総重量に対して、少なくとも約0.1重量%および約30重
量%以下の第1の粘着付与剤成分と、を含み得る。第1のマクロモノマー成分は、少なく
とも1000g/molの重量平均分子量、および少なくとも約40℃のガラス転移温度
(Tg)を有し得る。第1の(メタ)アクリル系ポリマー成分Aは、約20℃以下のガラ
ス転移温度(Tg)を有し得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態は、例として例解されており、添付の図面に限定されない。
【0008】
本明細書に記載の実施形態による、接着剤組成物形成方法を示す図を含む。
本明細書に記載の実施形態により形成された単層フォームテープの構成を示す例解図を含む。
本明細書に記載の実施形態により形成された単一の接着剤層を有するフォームテープの構成を示す例解図を含む。
本明細書に記載の実施形態により形成された2つの接着剤層を有するフォームテープの構成を示す例解図を含む。
【0009】
当業者は、図中の要素が単純化および明瞭化のために示されており、必ずしも縮尺どお
りに描かれていないことを理解している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の考察は、本教示の具体的な実装および実施形態に焦点を合わせるであろう。詳細
な説明は、ある特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示およ
び本教示の範囲または適用性に対する限定として解釈されるべきではない。他の実施形態
を、本明細書に提供された本開示および本教示に基づいて使用することができることが理
解されるであろう。
(【0011】以降は省略されています)

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