TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025059848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170194
出願日2023-09-29
発明の名称電動モータ及び作業機械
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H02K 9/19 20060101AFI20250403BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】冷却性能を向上させることができる電動モータ及び作業機械を提供すること。
【解決手段】電動モータは、ロータ及びステータを収容するハウジングを備え、前記ハウジングは、前記ハウジングと一体に形成され、第1流体が流れる第1冷却回路と、前記ハウジングに一体化され、前記第1流体、及び、前記第1流体とは異なる第2流体の少なくとも一方を冷却するための熱交換部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ロータ及びステータを収容するハウジングを備え、
前記ハウジングは、
前記ハウジングと一体に形成され、第1流体が流れる第1冷却回路と、
前記ハウジングに一体化され、前記第1流体、及び、前記第1流体とは異なる第2流体の少なくとも一方を冷却するための熱交換部と、を備える、
電動モータ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2流体が流れる第2冷却回路を更に備え、
前記第2冷却回路は、
前記ハウジングの内部に形成される空間に前記第2流体を流入させる第2流体供給路と、
前記空間から前記第2流体を排出させる第2流体排出路と、により構成される、
請求項1に記載の電動モータ。
【請求項3】
前記第1冷却回路には、前記第1流体として冷却水が流れる通路が形成され、
前記第2冷却回路には、前記第2流体として冷却油が流れる通路が形成され、
前記熱交換部は、前記冷却油を冷却するためのオイルクーラである、
請求項2に記載の電動モータ。
【請求項4】
前記ハウジングは、円筒状の円筒体を備え、
前記熱交換部は、前記円筒体と一体に形成されている、
請求項1に記載の電動モータ。
【請求項5】
前記第1冷却回路には、前記円筒体の内部を通って前記円筒体の中心軸線に平行な一方向及び他方向に蛇行しながら前記円筒体の周方向に連続した第1流体通路が形成され、
前記円筒体の一側方から見て、前記熱交換部は、前記第1流体通路の一部と重なる、
請求項4に記載の電動モータ。
【請求項6】
前記第1流体通路は、
前記中心軸線に平行な直線状に形成され、前記周方向にそれぞれ間隔をあけて配置された複数の直線通路と、
前記複数の直線通路のうち前記周方向に互いに隣り合う2つの一端側同士を通じさせるように形成された一端側通路と、
前記複数の直線通路のうち前記周方向に互いに隣り合う2つの他端側同士を通じさせるように形成され、前記一端側通路と前記周方向で交互に配置された他端側通路と、により構成され、
前記円筒体の一側方から見て、前記熱交換部は、前記複数の直線通路のうち1つと重なる、
請求項5に記載の電動モータ。
【請求項7】
前記円筒体の一側方から見て、前記熱交換部は、前記一端側通路と前記他端側通路との間に配置される、
請求項6に記載の電動モータ。
【請求項8】
前記複数の直線通路は、前記周方向にそれぞれ間隔をあけて順に配置された第1直線通路、第2直線通路及び第3直線通路を含み、
前記円筒体の一側方から見て、前記熱交換部は、前記第1直線通路と前記第3直線通路との間に配置されるとともに、前記第2直線通路と重なる、
請求項6に記載の電動モータ。
【請求項9】
前記円筒体の一側方から見て、前記熱交換部には、前記複数の直線通路のうちの1つと交差する一方向及び他方向に蛇行しながら前記中心軸線に平行な方向に連続した熱交換通路が形成される、
請求項6に記載の電動モータ。
【請求項10】
前記熱交換部は、
前記熱交換通路を前記円筒体の一側方に開口させる壁部と、
前記壁部に連結され、前記熱交換通路を前記円筒体の一側方から塞ぐ蓋部と、を備える、
請求項9に記載の電動モータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動モータ及び作業機械に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建設機械として、上部旋回体を旋回させるための電動モータを備える電動旋回ショベルが知られている。電動モータは、内部に設けられたロータ及びステータ等を冷却油により冷却するための冷却回路を備える。冷却回路の冷却油流出ポートから流出した冷却油は、冷却流体用ポンプに送られ、電動モータを冷却するために再度冷却回路を循環する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-005289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、電動モータを十分に冷却できないおそれがある。電動モータの冷却が不十分である場合、損失が大きくなり、電動モータの性能が低下するおそれがある。
【0005】
本開示の態様は、冷却性能を向上させることができる電動モータ及び作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る電動モータは、ロータ及びステータを収容するハウジングを備え、前記ハウジングは、前記ハウジングと一体に形成され、第1流体が流れる第1冷却回路と、前記ハウジングに一体化され、前記第1流体、及び、前記第1流体とは異なる第2流体の少なくとも一方を冷却するための熱交換部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の態様によれば、冷却性能を向上させることができる電動モータ及び作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る作業機械を示す概略図である。
実施形態に係る作業機械の駆動システムを示す図である。
実施形態に係る電動モータの斜視図である。
実施形態に係る電動モータの断面図である。
実施形態に係る冷却油及び冷却水の流れの説明図である。
実施形態に係る第1冷却回路に対する熱交換部の配置の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態においては、電動モータとして、電動旋回ショベル(作業機械の一例)に搭載されるものであり、電動旋回ショベルの上部旋回体を旋回させるための旋回モータとして構成される例を挙げて説明する。
【0010】
以下の説明において、例えば「平行」や「直交」、「中心」、「同軸」等の相対的又は絶対的な配置を示す表現は、厳密にそのような配置や状態を意味するのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している配置や状態をも含むものとする。以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更して示す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
高電荷低電位電荷搬送体
4日前
個人
ファスナー式コード束ね
5日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
4日前
未来工業株式会社
ゲージ
4日前
個人
回転電気装置及び発電装置
6日前
ニチコン株式会社
電力変換装置
10日前
株式会社ダイヘン
電気機器
11日前
株式会社コスメック
自立発電装置
6日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
10日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
5日前
矢崎総業株式会社
配電装置
10日前
鹿島建設株式会社
分電盤の配置構造
12日前
日産自動車株式会社
インバータ
10日前
株式会社ダイヘン
蓄電池システム
11日前
コーセル株式会社
スイッチング電源装置
4日前
高周波熱錬株式会社
電源装置
5日前
高周波熱錬株式会社
電源装置
5日前
日新イオン機器株式会社
駆動装置および真空装置
12日前
矢崎総業株式会社
グロメット
11日前
株式会社ミツバ
端子ユニット
4日前
ニデック株式会社
ステータ、モータ及びドローン
5日前
本田技研工業株式会社
回転電機
4日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
4日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
4日前
豊田合成株式会社
太陽光発電給電装置
6日前
株式会社村田製作所
電源装置及びプログラム
6日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
4日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
4日前
株式会社東芝
磁性楔及び回転電機
11日前
京セラ株式会社
電力変換装置
11日前
株式会社力電
励磁突入電流の抑制回路システム
5日前
TOTO株式会社
無線送電システム
10日前
株式会社アイシン
バッテリケース
6日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
5日前
株式会社明電舎
電力変換装置
4日前
シンフォニアテクノロジー株式会社
電力変換装置
6日前
続きを見る