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公開番号2025059728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170006
出願日2023-09-29
発明の名称噴出装置及び噴出装置本体
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類B05B 7/04 20060101AFI20250403BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】液体噴出後の液漏れを簡単な動作で防止することが可能な噴出装置及び噴出装置本体に関する。
【解決手段】液体を収容可能な液体収容容器と、前記液体収容容器を保持可能な噴出装置本体とを備え、前記噴出装置本体は、液体及び空気を噴出可能なノズルと、前記液体収容容器に収容された液体を前記ノズルに導入する液体流路と、圧縮空気を供給可能な空気供給源と、前記空気供給源から供給される圧縮空気を前記ノズルに導入する空気流路と、前記ノズルに対する液体の導入タイミングと圧縮空気の導入タイミングとに差を設ける時差作出機構とを有しており、前記時差作出機構は、圧縮空気の導入停止のタイミングを液体の導入停止のタイミングよりも遅らせるよう構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体を収容可能な液体収容容器と、
前記液体収容容器を保持可能な噴出装置本体と
を備え、
前記噴出装置本体は、
液体及び空気を噴出可能なノズルと、
前記液体収容容器に収容された液体を前記ノズルに導入する液体流路と、
圧縮空気を供給可能な空気供給源と、
前記空気供給源から供給される圧縮空気を前記ノズルに導入する空気流路と、
前記ノズルに対する液体の導入タイミングと圧縮空気の導入タイミングとに差を設ける時差作出機構と
を有しており、
前記時差作出機構は、圧縮空気の導入停止のタイミングを液体の導入停止のタイミングよりも遅らせるよう構成されている
噴出装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
液体の導入停止と、圧縮空気の導入停止との間の間隔が、0.1秒以上3秒以下である
請求項1に記載の噴出装置。
【請求項3】
前記時差作出機構は、圧縮空気の導入開始のタイミングを液体の導入開始のタイミングよりも早めるよう構成されている
請求項1又は2に記載の噴出装置。
【請求項4】
前記噴出装置本体は、
前記液体収容容器の内部空間と大気とを連通させる連通孔と、
前記空気供給源を作動させる操作部と
を更に有しており、
前記空気流路は、
前記空気供給源から供給される圧縮空気を前記ノズルに導入する第1空気流路と、
前記空気供給源から供給される圧縮空気を前記液体収容容器に導入する第2空気流路と
を有しており、
前記操作部は、
前記連通孔に対して接近又は離間可能に構成された可動部と、
前記可動部に押圧されたときに前記空気供給源を作動させるスイッチと
を有しており、
前記時差作出機構は、前記可動部を少なくとも含み、
前記可動部は、前記連通孔への接近中に前記スイッチを押圧することで前記空気供給源を作動させるよう構成されると共に、前記連通孔へ到達したときに前記連通孔を閉塞することで、前記第2空気流路から供給される圧縮空気により前記液体収容容器の内圧を上昇させるよう構成されており、
前記液体流路は、前記液体収容容器の内圧上昇に伴って、前記ノズルに液体を導入するように構成されている
請求項1又は2に記載の噴出装置。
【請求項5】
前記噴出装置本体は、前記可動部の前記連通孔に対する離間速度を減速させるダンパーを更に有している
請求項4に記載の噴出装置。
【請求項6】
前記空気供給源から供給される圧縮空気の流量が0.5L/min以上20L/min以下であり、
前記空気供給源から供給される圧縮空気の圧力が15kPa以上400kPa以下である
請求項4又は5に記載の噴出装置。
【請求項7】
液体を収容可能な液体収容容器を保持可能な噴出装置本体であって、
液体及び空気を噴出可能なノズルと、
前記液体収容容器に収容された液体を前記ノズルに導入する液体流路と、
圧縮空気を供給可能な空気供給源と、
前記空気供給源から供給される圧縮空気を前記ノズルに導入する空気流路と、
前記ノズルに対する液体の導入タイミングと圧縮空気の導入タイミングとに差を設ける時差作出機構と
を有しており、
前記時差作出機構は、圧縮空気の導入停止のタイミングを液体の導入停止のタイミングよりも遅らせるよう構成されている
噴出装置本体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、噴出装置及び噴出装置本体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、液体を噴出可能なノズルを備える噴出装置において、液体噴出後の液漏れを防止する構成を備える噴出装置が知られている。例えば、特許文献1には、液体噴出後において、ノズルの内部に設けられたニードルにより、ノズルの噴出孔を閉塞する噴出装置が記載されている。また、特許文献2には、液体噴出後に排液弁を開放して流路内の液体を排出する噴出装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-57839号公報
特開2017-039079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の噴出装置では、噴出装置の内部の圧力によってニードルが徐々に開かれるため、液体噴出後の液漏れを防止することができないという問題がある。一方、特許文献2に記載の噴出装置では、液体噴出後に排液弁を開放して流路内の液体を排出することにより、液体噴出後の液漏れを防止することはできるものの、液漏れの防止に要する動作が複雑であるという問題がある。
【0005】
本発明は、液体噴出後の液漏れを簡単な動作で防止することが可能な噴出装置及び噴出装置本体に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る噴出装置は、液体を収容可能な液体収容容器と、前記液体収容容器を保持可能な噴出装置本体とを備え、前記噴出装置本体は、液体及び空気を噴出可能なノズルと、前記液体収容容器に収容された液体を前記ノズルに導入する液体流路と、圧縮空気を供給可能な空気供給源と、前記空気供給源から供給される圧縮空気を前記ノズルに導入する空気流路と、前記ノズルに対する液体の導入タイミングと圧縮空気の導入タイミングとに差を設ける時差作出機構とを有しており、前記時差作出機構は、圧縮空気の導入停止のタイミングを液体の導入停止のタイミングよりも遅らせるよう構成されている。
【0007】
また、本発明に係る噴出装置本体は、液体を収容可能な液体収容容器を保持可能な噴出装置本体であって、液体及び空気を噴出可能なノズルと、前記液体収容容器に収容された液体を前記ノズルに導入する液体流路と、圧縮空気を供給可能な空気供給源と、前記空気供給源から供給される圧縮空気を前記ノズルに導入する空気流路と、前記ノズルに対する液体の導入タイミングと圧縮空気の導入タイミングとに差を設ける時差作出機構とを有しており、前記時差作出機構は、圧縮空気の導入停止のタイミングを液体の導入停止のタイミングよりも遅らせるよう構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の噴出装置及び噴出装置本体によれば、液体噴出後の液漏れを簡単な動作で防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る噴出装置を示す斜視図である。
第1実施形態に係る噴出装置を示す断面図である。
第1実施形態に係る操作部を示す図である。
第1実施形態に係る操作部を示す図である。
第1実施形態に係る操作部を示す断面図である。
第2実施形態に係る噴出装置を示す概略図である。
第2実施形態に係る噴出装置を示す概略図である。
第2実施形態に係るノズルを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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