TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025059490
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169596
出願日
2023-09-29
発明の名称
ゲルシート
出願人
積水化成品工業株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C08L
33/02 20060101AFI20250403BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】適度な弾力性及び粘着性を有し、かつ優れたハンドリング性及び冷却効果を有するゲルシートを提供する。
【解決手段】Courage+Khazaka社製のCutometerを用いた粘弾性測定方法におけるR0の値が0.80~1.6mmであって、R2の値が0.30~1.0であることを特徴とするゲルシート。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Courage+Khazaka社製のCutometerを用いた粘弾性測定方法におけるR0の値が0.80~1.6mmであって、R2の値が0.30~1.0であることを特徴とするゲルシート。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
網目構造を有する合成高分子、繊維、保湿剤及び水を含有する請求項1に記載のゲルシート。
【請求項3】
前記繊維が食物繊維を含む請求項2に記載のゲルシート。
【請求項4】
前記繊維がセルロースを含む請求項2に記載のゲルシート。
【請求項5】
前記ゲルシート100質量部に対する前記繊維の含有量が0.10~1.5質量部である請求項2に記載のゲルシート。
【請求項6】
前記網目構造を有する合成高分子が、
アニオン性官能基を有する重合性不飽和単量体の重合体及び該重合体の塩のうちの一方又は両方と、架橋剤との架橋体を含む請求項2に記載のゲルシート。
【請求項7】
前記アニオン性官能基を有する重合性不飽和単量体の重合体がポリアクリル酸及びアクリル酸メタクリル酸共重合体のうちの一方又は両方を含み、
前記アニオン性官能基を有する重合性不飽和単量体の重合体の塩がポリアクリル酸ナトリウム及びアクリル酸ナトリウムグラフトデンプンのうちの一方又は両方を含む
請求項6に記載のゲルシート。
【請求項8】
両主表面がゲル層である、請求項1~7のいずれか1項に記載のゲルシート
【請求項9】
さらに中間基材を含む請求項8に記載のゲルシート。
【請求項10】
請求項1に記載のゲルシートの製造方法であって、
アニオン性官能基を有する重合性不飽和単量体の重合体及び該重合体の塩のうちの一方又は両方、繊維、保湿剤、架橋剤及び水を混合し、網目構造を有するゲル状の組成物を形成する工程を含む、ゲルシートの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲルシートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ゲルシートは、水との親和性の高いポリマーが水系溶媒中で膨潤したハイドロゲルを板状に成形したものである。ゲルシートは、吸水性、膨潤性、保湿性、粘着性、導電性等の種々の特性を有しており、これらの特性を活かして医療、化粧品、電気、食品等の幅広い分野で利用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、支持体と支持体上に設けられた少なくとも一つの粘着剤層とを有し、少なくとも一つの粘着剤層は繊維どうしが互いに部分的に結合してなる網目状構造物を含有している、貼付材が記載されている。この貼付材は、粘着剤層中で繊維同士を熱融着させて、網目構造を有することで、粘着剤組成物の流動を効率よく阻害し、糊はみだしを抑制するという特性を持つ。
【0004】
また、特許文献2には、支持体層、粘着剤層及び前記粘着剤層を保護するためのライナー層を備える冷却シートであって、前記粘着剤層が、前記粘着剤層の全質量に対して65~85質量%の水と、前記粘着剤層の全質量に対して0.12~0.7質量%の界面活性剤としてのモノオレイン酸ポリアルキレングリコールと、前記粘着剤層の全質量に対して3~10質量%の第一の水溶性ポリマーとしてのポリビニルアルコールと、前記粘着剤層の全質量に対して0.5~5質量%の第二の水溶性ポリマーとしてのポリアクリル酸と、前記粘着剤層の全質量に対して0.01~1質量%の防腐剤としてのパラオキシ安息香酸エステルと、を含有しており、前記ポリビニルアルコールの含有量と前記ポリアクリル酸の含有量との質量比(ポリビニルアルコールの含有量:ポリアクリル酸の含有量)が、1.2:1~5:1の範囲内である冷却シートが記載されている。このシートは、水の含有量を増やし、さらに粘着剤層の質量を増やした場合であっても、ライナーのズレや染み出しの発生が十分に抑制され、また、粘着力が十分に高くなり、さらに、粘着剤層中における細菌やカビの発生が長期間にわたって十分に防止されるという特性を持つ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-204377
WO2020/170978
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ゲルシートは、皮膚に貼付される用途においては、皮膚に粘着し追従することが要求されるため、適度な弾力性及び粘着性を有することが望ましい。
【0007】
一方で、ゲルシートは製造時及び流通時はその両主表面がフィルムで保護され、使用時にフィルムを剥離して皮膚に貼付されるため、容易にフィルムを剥がすことができ、フィルム剥離後もゲル表面同士が粘着しすぎないこと、すなわちハンドリング性が優れていることが望ましい。
【0008】
また、冷却効果が要求される用途においては、ゲルシートが水を多く保持できることが望ましい。
【0009】
しかしながら、従来のゲルシートは、熱をかけて繊維を融着することで網目構造を形成しており、水を多く含めず水の気化熱による冷却効果が弱かった(引用文献1)。
【0010】
冷却シートなどのパップ剤については、粘着性はあるものの、ゲル同士がくっつきやすく、ハンドリングが難しいという問題があった(引用文献2)。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
射出成形体
2か月前
東ソー株式会社
押出成形体
2か月前
東レ株式会社
多孔質構造体
13日前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
AGC株式会社
組成物
1か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
2か月前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
19日前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
11日前
花王株式会社
樹脂組成物
2か月前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
24日前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
6日前
ヤマハ株式会社
重縮合体
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
13日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
AGC株式会社
液状組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
1か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
2か月前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
1か月前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
11日前
東ソー株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリ尿素およびその製造方法
12日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
2か月前
花王株式会社
複合粒子の製造方法
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
株式会社シマノ
屋外使用可能部品
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
続きを見る
他の特許を見る