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公開番号2025059144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023168961
出願日2023-09-29
発明の名称シート用振動伝達装置、シート用振動制御装置、振動伝達シート、及び振動伝達装置の制御方法
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類H04R 1/00 20060101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】着座者に効果的な感覚を与える。
【解決手段】シート用振動制御装置300と、振動発生部200と、を含むシート用振動伝達システムにおいて、信号変換手段312は、音源から原音信号(音声コンテンツAC)を取得し、原音信号のうち、第1の所定の帯域の音響信号301及び第2の所定の帯域の音響信号302の周波数をそれぞれ1又は2オクターブ低下させた第1の変換信号321及び第2の変換信号322を生成する。振動発生部200(第1振動発生部210~第5振動発生部250)は、シート本体100の着座者に、少なくとも前記変換信号を含む駆動信号360(361~365)に基づく触覚コンテンツを出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シート用振動伝達装置(400)であって、
音源から原音信号を取得し、当該原音信号のうち、所定の帯域の音響信号(以下では所定帯域音響信号とも呼ぶ。)(301,302)の周波数を低下させた変換信号(321,322)を生成する信号変換手段と、
少なくとも前記変換信号(321,322)を含む駆動信号(360)に基づく触覚コンテンツを出力する振動発生部(200)と、を備える、
シート用振動伝達装置(400)。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記信号変換手段は、前記所定帯域音響信号(301,302)を1又は2オクターブ下げることで前記変換信号(321,322)を生成する、
請求項1に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項3】
前記所定帯域音響信号(301,302)と前記変換信号(321,322)とを合成した第1の駆動信号を生成する合成手段(313)をさらに備え、
前記振動発生部(200)は、前記第1の駆動信号に基づき、前記触覚コンテンツを出力する、
請求項1に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項4】
前記原音信号と前記変換信号(321,322)とを合成した第2の駆動信号を生成する合成手段(313)をさらに備え、
前記振動発生部(200)は、前記第2の駆動信号に基づき、前記触覚コンテンツを出力する、
請求項1に記載のシート用振動伝達装置(400)。
【請求項5】
着座者に触覚コンテンツを出力する振動伝達装置を制御するシート用振動制御装置(300)であって、
音源から原音信号を取得し、当該原音信号のうち、所定の帯域の音響信号(以下では所定帯域音響信号とも呼ぶ。)(301,302)の周波数を低下させた変換信号(321,322)を生成する信号変換手段と、
少なくとも前記変換信号(321,322)を含む駆動信号(360)に基づく触覚コンテンツを出力する振動発生部(200)と、を備える、
シート用振動制御装置(300)。
【請求項6】
前記信号変換手段は、前記所定帯域音響信号(301,302)を1又は2オクターブ下げることで前記変換信号(321,322)を生成する、
請求項5に記載のシート用振動制御装置(300)。
【請求項7】
前記所定帯域音響信号(301,302)と前記変換信号(321,322)とを合成した第1の駆動信号を生成する合成手段(313)をさらに備え、
前記振動発生部(200)は、前記第1の駆動信号に基づき、前記触覚コンテンツを出力する、
請求項5に記載のシート用振動制御装置(300)。
【請求項8】
前記原音信号と前記変換信号(321,322)とを合成した第2の駆動信号を生成する合成手段(313)をさらに備え、
前記振動発生部(200)は、前記第2の駆動信号に基づき、前記触覚コンテンツを出力する、
請求項5に記載のシート用振動制御装置(300)。
【請求項9】
シート本体(100)と、
音源から原音信号を取得し、当該原音信号のうち、所定の帯域の音響信号(以下では所定帯域音響信号とも呼ぶ。)(301,302)の周波数を低下させた変換信号(321,322)を生成する信号変換手段(312)と、
前記シート本体の着座者に、少なくとも前記変換信号(321)を含む駆動信号(360)に基づく触覚コンテンツを出力する振動発生部(200)と、を備える、
ことを特徴とする振動伝達シート。
【請求項10】
着座者に触覚コンテンツを出力する振動伝達装置の制御方法であって、
音源から原音信号を取得し、当該原音信号のうち、所定の帯域の音響信号(以下では所定帯域音響信号とも呼ぶ。)(301,302)の周波数を低下させた変換信号(321,322)を生成することと、
前記シート本体の着座者に、少なくとも前記変換信号(321,322)を含む駆動信号(360)に基づく前記触覚コンテンツを出力することと、を含む、
ことを特徴とする振動伝達装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、着座者に対して、触覚的な感覚、及び聴覚的な感覚を提供するシート用振動伝達装置、シート用振動制御装置、振動伝達シート、及び振動伝達装置の制御方法等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
特許文献1には、音楽などの音響信号を入力し、その音響信号を振動発生手段に出力することで、音響信号に応じた触覚的な振動を与えることで、臨場感やエンターテインメント性を高めるシートオーディオ用音響装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-072165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、入力した音響信号(以下では、原音とも呼ぶ。)に、振動に適切な周波数の音が入っていなかったり、少なかったりすると、原音に合った十分な振動が得られず、臨場感やエンタメ性を高めることができない、ことが想定される。
【0005】
本開示の概要は、着座者に効果的な感覚を与えることに関する。より具体的には、注意喚起効果やリラックス効果を増加させる、ことにも関する。
【0006】
本明細書に開示される特定の実施形態の要約を以下に示す。これらの態様が、これらの特定の実施形態の概要を読者に提供するためだけに提示され、この開示の範囲を限定するものではないことを理解されたい。実際に、本開示は、以下に記載された実施態様と、以下に記載されない種々の態様との組み合わせを包含し得る。
【0007】
したがって、本明細書に記載されるシート用振動伝達装置、シート用振動制御装置、振動伝達シート、及び振動伝達装置の制御方法等は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。本実施形態は、音源から原音信号を取得し、当該原音信号のうち、所定の帯域の音響信号の周波数を低下させた変換信号を生成し、前記シート本体の着座者に、少なくとも前記変換信号を含む駆動信号に基づく前記触覚コンテンツを出力することと、を含むことをその要旨とする。
【0008】
本明細書に記載される第1実施態様におけるシート用振動伝達装置(シート用振動制御装置)は、
音源から原音信号を取得し、当該原音信号のうち、所定の帯域の音響信号(以下では所定帯域音響信号とも呼ぶ。)(301,302)の周波数を低下させた変換信号(321,322)を生成する信号変換手段と、
少なくとも前記変換信号(321,322)を含む駆動信号(360)に基づく触覚コンテンツを出力する振動発生部(200)と、を備える。これによれば、原音に合った振動を生成することができる。
【0009】
また、第1実施形態に従属し得る第2実施態様におけるシート用振動伝達装置(シート用振動制御装置)は、
前記信号変換手段は、前記所定帯域音響信号(301,302)を1又は2オクターブ下げることで前記変換信号(321,322)を生成する。これによれば、原音の音程に合った振動を生成することができる。
【0010】
また、第1又は第2実施形態に従属し得る第3実施態様におけるシート用振動伝達装置(シート用振動制御装置)は、
前記所定帯域音響信号(301,302)と前記変換信号(321,322)とを合成した第1の駆動信号を生成する合成手段(313)をさらに備え、
前記振動発生部(200)は、前記第1の駆動信号に基づき、前記触覚コンテンツを出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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